おいきなさい
概要
2001年から、集英社発行の雑誌『週刊ヤングジャンプ』及び『週刊ヤングジャンプ増刊 漫革』にて連載開始。2010年からは『スーパージャンプ』、2013年からは『グランドジャンプ』に移籍連載している。
釈由美子主演でテレビドラマ化されており、2003年と2004年の、いずれも1月から3月にかけて、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠で放送された。また、2003年10月には映画版が公開されている。
あらすじ
不慮の事故や殺人によって命を落とした者がたどり着く「怨みの門」。
そこに現れる謎の門番・イズコが死者の現世の記憶や残された者達の様子を見せ、3つの選択を出す。
- 「死を受け入れ、天国で再生を待つか。」(生)
- 「死を受け入れず、霊として現世で彷徨い続けるか。」(行)
- 「現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝くか。」(逝)
登場人物
※テレビドラマ版基準
全シリーズにて登場
イズコ
演:釈由美子
怨みの門の門番。
門にやってきた死者に選択肢を出したあと、記事冒頭の決め台詞(天国を選べば「お生きなさい」、現世に戻るなら「お行きなさい」、地獄を選べば「お逝きなさい」)と共に死者を送り出す。
PART1、PART2のイズコが同一人物かは不明。
門の主
CV:中村育二
PART1の主要人物
四方山大吉
演:小倉久寛
リサイクルショップ「ラッキーサービス」社長。
四方山小吉
演:宮谷恵多
四方山大吉の息子で、死者が見える。
PART2の主要人物
天野照男
演:森本レオ
天野そら
演:高橋真唯
にじのまち幼稚園の先生で、天野照男の姪。
広田大地
演:小林翼
にじのまち幼稚園の園児で、死者が見える。
映画版
斉木美奈
演:釈由美子
耕平の婚約者。
物語序盤の結婚式で何者かに殺された後、怨みの門でイズコの後継者として任命された。
PART1のイズコの転生体と思われる。
神崎耕平
演:谷原章介
美奈の婚約者の刑事。
青山響子
演:戸田菜穂
検死医の女性。
岸一雄
演:田口浩正
雑誌「Cosmic Economy」カメラマンの男性。
工藤達也
演:大沢たかお
科学者の男性。
三輪レイ
演:魚谷佳苗
工藤の秘書で、エリの妹。
工藤エリ
演:優恵
工藤の妻で、レイの姉。
イズコ
演:椎名英姫
怨みの門の門番。
物語中盤で美奈を自身の後継者に選んだ。
上伊那秀芳
演:菊池由美
霊能力者の女性。
関連タグ
地獄少女…憎い相手を地獄へ堕とす代わりに自分自身も死後地獄に堕ちることになる等、行為者が殺人を選んだ場合の代償が類似。但しスカイハイが死者の選択を描いた物語であるのに対し、こちらは存命の人間が行う呪詛の物語である。
アナザーキバ…後年釈由美子が演じた「お前に判決を言い渡す…有罪!」と言う決め台詞を持ち、そのポーズが「おいきなさい」とほぼ同じ、というかまんま。それだけならまだしも、コイツを倒したキャラに「お逝きなさい」と言われてしまうというこの作品を意識したとしか思えない末路を辿った