概要
『ウルトラマンネクサス』の本編が始まる5年前に発生したと言われる大規模災害。
新宿に巨大隕石が落下し、それにより670名もの行方不明者や多数の死者が出た。TLT-Jの管理官である松永の妻もその犠牲となり、その結果として娘とのすれ違いが起きていた。
真実
以下、ネタバレ注意
……だが、Episode.33『忘却-A.D.2004-』にて、TLT北米本部から派遣された査察官・水原沙羅の証言により真実が明かされた。
なんと、新宿大災害の実態は隕石の落下ではなく、最初に現れたスペースビースト・ザ・ワンと、ネクストと名付けられたウルトラマンによる最初の戦いだったのだ。沙羅から説明を受けた和倉隊長や、アンノウンハンドの正体を掴むために北米本部のサーバーをハッキングしてザ・ワンとネクストが戦闘してる映像を見ていた孤門、凪、石堀、詩織の4人は、自分達を含めた多くの人間がその記憶を奪われていたと気付く。
なぜ記憶を消す必要があったのか……それはかつての来訪者のように、“ビーストが倒されてもまた新たなスペースビーストが現れるかもしれない”という不安や恐怖を人間は抱いているはずであり、さらには当時ネクストは不完全なままでザ・ワンを倒したため、完全に消滅できなかったザ・ワンのビースト因子が関東全域に拡散してしまっていた。そこで、不安や恐怖を失くすことでビースト因子を抑え込んでスペースビーストの発生を抑止するためにレーテを利用することで記憶を奪ったのだ。これにより、スペースビーストだけでなくウルトラマンに関する記憶も失くなり、隕石の落下による災害として語られるようになった。
しかし、これも黒幕であるアンノウンハンドの正体である1人の人物が企てた計画の一部であることは、この時は誰も知らなかった……。