「ドクトルゲー、実験は成功だ、見ているか?」
「とうとう尻尾を現したな、スパイの正体を…」
「マイクロフィルムを奪われるくらいなら、俺が始末する‼」
概要
『仮面ライダーV3』第29話「ドクトル・ゲー最後の挑戦!」に登場。
前回の毒ガスギラードガンマーを使った『日本全滅作戦』の失敗及び、作戦の補佐役として再生復活させたゾル大佐、死神博士、地獄大使のショッカー三大幹部とゲルショッカーの大幹部・ブラック将軍を犬死させた責任を取るべくドクトルG自らが持てる技術を全て注ぎ込み、総力を上げて再作した蚊とカメラの能力を持つ機械合成怪人。鳴き声は「ブルルルルー!」
能力
飛行能力に長けており、左目に装備されたカメラで写し取った人間の顔を奪い、その人物に成り済ます能力を持っている。なお、顔を奪われた人間は顔が無くなって(おそらく) 半死半生の状態になってしまう。また、鏡には本来の姿が映ってしまうという(お約束の)欠点を持つ。
その他、カメラから映像(虚像)を投影して相手を惑わす能力も持つほか、超小型の盗聴機を備えた本物の蚊にそっくりなスパイ機「ミニモスキートで諜報活動を行う。
活動歴
自身の能力テスト直後にインターポールの特別組織員・デストロンハンターに奪われた日本における改造人間製造工場の場所を記した機密書類が納められたマイクロフィルムを取り返す事を命じられるが、たまたまライダー隊本部がデストロンハンターの電波を傍受していた為、V3たちの介入を許してしまう。
その後、何とかマイクロフィルムを奪い返すことに成功するもそうはさせじと駆けつけた風見志郎=V3との激しい攻防戦の末にV3キックを受け瀕死の重傷を負った為、最早これまでと相手に渡すぐらいならマイクロフィルム諸共自爆を試みるが、最後はV3ボディアタックを受け爆死した。
なお……
前回の大作戦失敗を償うべくドクトルGが総力を挙げて製作した改造人間にしては戦闘能力は低く、どう見ても対V3戦用の怪人とは思えない。戦闘用というよりは諜報活動向きの能力を備えた改造人間であるため、ドクトルGはこの怪人の特殊能力を生かした相応の大作戦を計画していた可能性がある。しかし誕生直後に秘密書類が盗まれるという不測の緊急事態が発生したためその奪回に投入せざるを得なくなり(能力的には確かに向いていたが)、本来の使命は謎のままに終わってしまった。
この後奪還できなかった秘密書類をもとに改造人間製造工場の所在を探知され、破壊を許してしまったためドクトルGはいよいよ後がなくなり、自らV3と直接対決する以外に道はなくなってしまう。
関連項目
機械合成怪人 デストロン怪人 デストロン 蚊 カメラ 仮面ライダーV3
スクーパーロイミュード…同じくカメラモチーフのライダー怪人