概要
『仮面ライダーカブト』第7話「2号新登場」、第8話「怒れる豆腐」に登場。
巨大な鍵爪の付いた前腕は五千メートルの垂直の壁面を容易に登り切る能力を有しており、相手の頭部を殴打して粉々に粉砕する攻撃を得意としている。
また、口腔から緑色のアコニチンを含む毒液を吐き、獲物に呼吸困難や心臓発作を引き起こさせて死に至らしめる能力をもつ。
当初は結婚式場で次々と花嫁を襲撃していた為、ZECTからは当初“花嫁だけを標的にする”と思われていたが、正確には“白い服を着た人間のみを襲う”という習性であった。(天道総司は「変わった趣味だ」と評していた)
同種の頭部と腕のみの形状が違うロタと共に行動していたが、カブトと交戦していたロタと合流した直後、ザビーに斃された隙を見て逃亡。
そのままロタはザビーに始末され、姿がよく似ていた事もあり、ザビー=矢車想が最初交戦していたワームと倒したワームが別個体と全く気付かないという判断ミスを犯したことも手伝って(天道の「一匹取り逃がした」という言葉も、ZECTへの協力を拒み逃げるための方便と思い込んでいた)、医者を襲うなどして着々と被害者を増やしていた。
その後、結婚式場の聖歌隊の1人にすり替わって潜伏していたが、神父に扮していた天道に見破られたために正体を現す。
クロックアップで再び逃亡を図るが、最後はカブトに『ライダーキック』を叩き込まれ爆死した。
ベルバーワーム ロタ
『仮面ライダーカブト』第7話「2号新登場」に登場したベルバーワームの同族。
ベルバーワームと違って頭部に角のような突起が生えており、腕の形も若干異なっているが能力や習性は全く同じ。ベルバーワームと共に腔からのアコニチンを含む毒液などを使って、次々に“白い服を着た人間”を襲撃していた。
その習性に気づいた天道が全身白い服装で固めたことで見事誘き寄せられ、正体を曝け出し戦闘に突入。
クロックアップを駆使して街中で激しい戦闘を繰り広げ、その途中でザビーと交戦中のベルバーワームやサナギ体と合流するも、ザビーの『ライダースティング』を受け爆散した。
余談
名前の由来はラテン語でムチの事。腕虫を英訳すると「whip_spider」(ムチのような腕の蜘蛛)となるため。
個体名であるロタはラテン語で「輪」の意味。