概要
本来は、京都大学構内にかつて設置されていた、同大学の前身の一つである第三高等学校の初代校長・折田彦市(1849年-1920年)の胸像のこと。
しかし、いつの頃からか、毎年受験シーズンになるとその像に対して、学生またはOBと思われる者によりペインティングなどのイタズラが施されるようになった。1997年、ついに堪忍袋の緒が切れた大学当局側により折田先生像は同大学の倉庫に移されたのだが、その後、折田先生像をモチーフとした像が毎年入試前期試験の頃に「建立」されるようになった。撤去の前段階として設置されていた看板の「折田彦市先生は、(中略)京大に自由の学風を築くために多大な功績を残した人です。どうかこの像を汚さないで下さい。」という注意書の(像の題材にちなんだ)パロディとセットになるのが定番。
実物やその写真を見れば分かるが、作品やネタのクオリティは高く、現在ではネット上で話題となったり地元紙でも紹介されたりと一種の風物詩になっており、大学当局側も一定の範囲内でその存在を認めるに至っているらしい。更には折田の曾孫に至っては朝日新聞の2012年の取材に対して「折田一族全員、落書きや現状を知っています。誰も怒っていません」とコメントしていた。
…のだが、京都市長に大学自治を憎悪する門川大作が就任した2010年代後半頃からは大学の態度が硬化し、像の撤去に及んだり設置した学生の処分に乗り出している。理由は不明だが時を同じくして吉田寮退寮拒否・タテカン規制などの学生と大学の対立が発生しており、その影響が考えられている。
ちなみにメインイラストは2021年のネタになった「かいけつゾロリ」のイシシのパロディだが、その年には他に2体のパロディ像(ちなみにセフィロスと湊あくあ)と、折田先生像をモチーフにした顔ハメ看板まで登場している。
なお、本来のきれいな折田先生像も2010年10月より大学構内の三高記念館設置準備室内にて公開が再開されている。
関連イラスト
関連リンク
関連タグ
ライダーマン(関連イラスト左):かつて像のモチーフになったが、同大学卒業者の設定がある。
ジャイアント芹沢博士:こちらは開発スタッフが演者遺族の元を尋ね、制作中の映像を見せたところ、大爆笑で快諾されたそうな。