概要
仮面ライダーのニセモノのこと。分類としては以下のようなものなどがある。
ただし元祖のショッカーライダー自体が本家本元の製造であり(厳密に言うと本郷猛の詐称を行ったための「にせ」)、近年では悪役が変身する「ダークライダー」や主人公の影と言える「ネガライダー」が多数登場。さらに変身機構が改造人間型からアタッチメント型に変わったことで設定が多様化、使い手次第でライダーが善にも悪にもなったり主人公のニセモノがプロトタイプのライダーに変身したりニセモノではなくドッペルゲンガーだったりといったややこしいパターンも増えたため、純粋なニセモノである偽ライダーはやや肩身が狭い。
また怪人に相当するキャラクターが正当な装備を用いて変身するパターン、そのような事をしているにもかかわらずライダーには分類されない「擬似ライダー」というパターンもあるため、単なるニセモノなのか否か、そもそもライダーなのか怪人なのかといった分類に困るケースも多い。また、この男の存在が余計に事態をややこしくしている。
よって以下に列挙するのはライダー扱いされるものもあれば怪人扱いされるものもある。
分類
怪人が化けたもの
恐らくニセモノとして一番わかりやすいもの。このタイプの場合は、本物の信頼を砕くことに重点が置かれていることが多く、仲たがいや悪行を働くことで本物を社会的に抹殺したり、だまし討ちを行ったりすることを目的としているケースが大多数を占める。
- シーラカンスキッドの化けたデストロンライダーマン(仮面ライダーV3)
- カメレオンファントマの化けたにせXライダー(仮面ライダーX)
- サンショウウオ獣人の化けたにせアマゾンライダー(仮面ライダーアマゾン)
- ドロリンゴの化けたにせスカイライダー(仮面ライダー(新))
- ガイナニンポーの化けたにせ仮面ライダー1号(仮面ライダーBLACKRX)
- トライアルの化けた偽仮面ライダーブレイド(仮面ライダー剣 ハイパーバトルビデオ)
- カメレオンアンデッドの化けたにせ仮面ライダーブレイド(HEROSAGA BLADE EDITION)
- ダミー・ドーパントの化けたにせ仮面ライダースカル(MOVIE大戦2010)
- リブラ・ゾディアーツの化けた幻フォーゼ(仮面ライダーフォーゼ)
- ロイミュードNo.27の化けたにせ仮面ライダードライブ(仮面ライダードライブ ハイパーバトルビデオ)
ライダー自体は本物だが中身がニセモノ
上記の亜種で、怪人が本来の変身者に化けて変身システムを悪用していたケース。変身機構が改造人間型からアタッチメント型に変わった平成ライダーならではの存在と言える。
- アキャリナワームが変身した仮面ライダードレイク(仮面ライダーカブト)
- 何者かが変身した仮面ライダーダークドライブ(劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー)
- 何者かが変身した仮面ライダールパン(仮面ライダードライブ ハイパーバトルビデオ)
悪のライダーとして生まれたもの
このタイプは目には目をの精神で作られ、本物にぶつけて潰す「対抗馬」、要するに純粋な戦闘型であることが多い。もともと多くの仮面ライダーは「善い怪人」であるため、言うなればこちらの方がより本来の仮面ライダーの姿である「悪くて強い怪人」に近いと言えなくもない。元祖たるショッカーライダー自体が元来のコンセプトたる「怪人バッタ男」としてのあるべき姿であり、コマンダームラサメとか創世王とか究極の闇とか映司グリードとかオーマジオウになり果てるようなもの。
- ショッカーライダー(仮面ライダー、仮面ライダーTHENEXT)
- 鬼塚=改造兵士レベル3(真・仮面ライダー)
- 鏡像の城戸真司=仮面ライダーリュウガ(劇場版仮面ライダー龍騎 EPISODE_FINAL)
- 仮面ライダーデス(小説仮面ライダーオーズ)※厳密に言えばライダーを倒すためではなく欲望により偶然出現した
- ショッカーエグゼイド(仮面ライダーエグゼイドvs仮面戦隊ゴライダー)※外見・演者共にダークライダー兼ネガライダーである仮面ライダーゲンムと同一。
- デビルライダー軍団(仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ)
- 闇のライダー(ぱちんこ仮面ライダーフルスロットル)
- シャドウフィルムライダー(バトライド・ウォー2)
実験テスト用のもの
このタイプは悲惨である。言うなれば殺し屋・幹部候補生といった強敵の力量を試すためだけに作られるわけであり、絶対に殺されるかませ犬として作られることが確定しているからだ。そして、大概この戦闘テストで成功した怪人は序盤こそデータから判断した戦法で優位に進めるものの、偽者にはない知能や精神力で新戦力を編み出され、撃破されてしまうのである。なぜ、その偽者を大量生産して本物にぶつけないのか、それは永遠の謎である。
- ロボットスーパー1(仮面ライダースーパー1)
- ブラック・ダミー(仮面ライダーBLACK Part.x イミテーション7)
- シミュレーションロボライダー(仮面ライダーBLACKRX)
変身システムの模造
変身システムをコピーしてオリジナルと類似した姿になったもの。このタイプも、変身機構が改造人間型からアタッチメント型に変わった平成ライダーならではの存在。
- ゴルドドライブ(仮面ライダードライブ)
- ブロンズドライブ(仮面ライダーアウトサイダーズ)※上記のゴルドドライブの復元体、変身者自体は同一だが実質的に「偽ライダーの偽物」といえる存在。
- ビーストライダー・スクワッド(仮面ライダーブレイブ)
- ハンドレッド四人衆(仮面ライダーガッチャード)
- ゲンゲツの変身した偽仮面ライダーバールクス
- サイゲツの変身した偽仮面ライダーダークキバ/偽仮面ライダーアークゼロ /偽仮面ライダーアークワン
- タソガレの変身した偽仮面ライダーエターナル
- ミメイの変身した偽仮面ライダーグレア