概要
仮面ライダーのニセモノのこと。分類としては以下のようなものなどがある。
- 怪人が化けた仮面ライダー
- 仮面ライダーの同型として、あるいはライダーを倒すために黒幕が作った「悪のライダー」
- 実験テスト用の仮面ライダーもどき
- 変身システムを模造して大元のライダーに似た姿になった存在
また怪人に相当するキャラクターが正当な装備を用いて変身するパターン、そのような事をしているにもかかわらずライダーには分類されない「擬似ライダー」というパターンもあるため、単なるニセモノなのか否か、そもそもライダーなのか怪人なのかといった分類に困るケースも多い。また、この男の存在が余計に事態をややこしくしている。
よって以下に列挙するのはライダー扱いされるものもあれば怪人扱いされるものもある。
分類
怪人が化けたもの
恐らくニセモノとして一番わかりやすいもの。このタイプの場合は、本物の信頼を砕くことに重点が置かれていることが多く、仲たがいや悪行を働くことで本物を社会的に抹殺したり、だまし討ちを行ったりすることを目的としているケースが大多数を占める。
- シーラカンスキッドの化けたデストロンライダーマン(仮面ライダーV3)
- カメレオンファントマの化けたにせXライダー(仮面ライダーX)
- サンショウウオ獣人の化けたにせアマゾンライダー(仮面ライダーアマゾン)
- ドロリンゴの化けたにせスカイライダー(仮面ライダー(新))
- ガイナニンポーの化けたにせ仮面ライダー1号(仮面ライダーBLACKRX)
- トライアルEの化けたにせ仮面ライダーブレイド(仮面ライダー剣 ハイパーバトルビデオ)
- カメレオンアンデッドの化けたにせ仮面ライダーブレイド(HEROSAGA BLADE EDITION)
- ダミー・ドーパントの化けたにせ仮面ライダースカル(劇場版仮面ライダーW ビギンズナイト)
- リブラ・ゾディアーツの化けたにせ仮面ライダーフォーゼ(仮面ライダーフォーゼ)
- ロイミュードNo.27の化けたにせ仮面ライダードライブ(仮面ライダードライブ ハイパーバトルビデオ)
ライダー自体は本物だが中身がニセモノ
上記の亜種で、怪人が本来の変身者に化けて変身システムを悪用していたケース。変身機構が改造人間型からアタッチメント型に変わった平成ライダーならではの存在と言える。
- アキャリナワームが変身した仮面ライダードレイク(仮面ライダーカブト)
- 何者かが変身した仮面ライダーダークドライブ(劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー)
- 何者かが変身した仮面ライダールパン(仮面ライダードライブ ハイパーバトルビデオ)
悪のライダーとして生まれたもの
このタイプは目には目をの精神で作られ、本物にぶつけて潰す「対抗馬」、要するに純粋な戦闘型であることが多い。もともと多くの仮面ライダーは「善い怪人」であることが多いため、言うなればこちらの方がより本来の仮面ライダーの姿である「悪くて強い怪人」に近いと言えなくもない。元来のコンセプトたる「怪人バッタ男」としてのあるべき姿であり、コマンダームラサメとか創世王とか究極の闇とか映司グリードとかオーマジオウになり果てるようなもの。
- ショッカーライダー(仮面ライダー、仮面ライダーTHENEXT)
- 鬼塚=改造兵士レベル3(真・仮面ライダー)
- 鏡像の城戸真司=仮面ライダーリュウガ(劇場版仮面ライダー龍騎 EPISODE_FINAL)
- 仮面ライダーデス(小説仮面ライダーオーズ)※厳密に言えばライダーを倒すためではなく欲望により偶然出現した
- ショッカーエグゼイド(仮面ライダーエグゼイドvs仮面戦隊ゴライダー)※外見・演者共にダークライダー兼ネガライダーである仮面ライダーゲンムと同一。
- デビルライダー軍団(仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ)
- 闇のライダー(ぱちんこ仮面ライダーフルスロットル)
- シャドウフィルムライダー(バトライド・ウォー2)
実験テスト用のもの
このタイプは悲惨である。言うなれば殺し屋・幹部候補生といった強敵の力量を試すためだけに作られるわけであり、絶対に殺されるかませ犬として作られることが確定しているからだ。そして、大概この戦闘テストで成功した怪人は序盤こそデータから判断した戦法で優位に進めるものの、偽者にはない知能や精神力で新戦力を編み出され、撃破されてしまうのである。なぜ、その偽者を大量生産して本物にぶつけないのか、それは永遠の謎である。
- ロボットスーパー1(仮面ライダースーパー1)
- ブラック・ダミー(仮面ライダーBLACK Part.x イミテーション7)
- シミュレーションロボライダー(仮面ライダーBLACKRX)
変身システムの模造
変身システムをコピーしてオリジナルと類似した姿になったもの。このタイプも、変身機構が改造人間型からアタッチメント型に変わった平成ライダーならではの存在。
- ゴルドドライブ(仮面ライダードライブ)
- ビーストライダー・スクワッド(仮面ライダーブレイブ)
- ある人物の化けた偽剣崎一真/偽ブレイド(仮面戦隊ゴライダー)
- 仮面ライダーアークゼロワン(仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ)※変身者はヒロインのニセモノ。
アナザーライダー
アナザーライダーは、『仮面ライダージオウ』及びその派生作品に登場する偽ライダー。歴史を変えライダーに成り代わった存在であるため、本人と対戦した者は少ない。
詳しくはアナザーライダーを参照。
その他
類似
他の人物による変身
上述のように、平成ライダー以降は改造人間型からアタッチメント型に変化したため、メインの使用者とは別の人物がドライバーを使用して変身する事がある。別の人物による変身の理由は、メイン使用者の代理、敵が奪い自身の戦力の上昇・相手側の戦力の低下等であるが、このタイプは上記の中身がニセモノパターンの亜種といえ変身前の姿を明かさないまま本来の使用者を演じ、その信頼を砕くことを目的としている。
化けるのではなく演じているだけなのでニセモノと呼べるかは微妙なところだが、複雑な人間ドラマが書かれるようになった平成ライダー以降ならではの存在である。
- 草加雅人が変身した仮面ライダーファイズ(仮面ライダー555)→乾巧って奴の仕業なんだ
- 呉島光実が変身した仮面ライダー斬月・真(仮面ライダー鎧武)→仮面ライダー斬月・偽