「お前の攻撃は……予測しやすい」
CV:天野浩成
データ
身長 | 226cm |
---|---|
体重 | 121kg |
特色/力 | 右腕のアームガン、左腕の電撃棒 |
初登場話 | 第35話「危険な変身!?」 |
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.52、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』第35話「危険な変身!?」、第36話「最強フォーム」に登場。
トライアルDが倒された後、広瀬義人によって新たに制作されたトライアル。
アンデッドの細胞と、剣崎一真に心の底で憎悪を抱く者として無断で採取した橘朔也のデータを元に作られている。橘の行動パターンを学習し、その通りの戦闘行動を行うという特徴を持つ。作中では攻撃を回避しつつ隙を狙い銃撃するという、橘らしい戦法も見せた。橘曰く「俺のクローン」。
右手に装備したアームガンは『単発(シングル)モード』と『連射(バースト)モード』に切り替えが可能で、その命中精度は百発百中を誇る。
左手には電撃棒『トライアルグリラー』が装備されており、そこから75万ボルトの電撃を放って攻撃対象の動きを封じることか可能とされる。
アンデッドとの融合計数が極めて高い剣崎一真の生け捕りを使命としており、彼をつけ狙い暗躍。一度はその高い戦闘能力で仮面ライダーブレイドジャックフォームを敗北に追い込むが、偶々近くにあった消火器を吹き掛けられて失敗してしまったため、剣崎に同行していた少女・生原羽美を人質に彼の打倒を目論んだ。
しかし威嚇射撃で倒れた剣崎を回収しようとして、うっかり羽美を解放してしまった挙句、剣崎への発砲も邪魔され、剣崎がブレイドに変身する隙を作ってしまう。(詰めの甘さも親譲りのようである。)
キングフォームへとフォームチェンジしたブレイドの装甲に自慢の射撃は全く通用せず、最期は『ロイヤルストレートフラッシュ』を受け消滅してしまった。
思考も橘に基づくものであり、「剣崎、俺は…」と断末魔を残した。
トライアル
『仮面ライダー剣 超バトルビデオ ブレイドVSブレイド』に登場したトライアルシリーズの1体。外見はトライアルEそのままなのだが、『仮面ライダー剣 超全集』p.113などの書籍ではトライアルEとは別個体として、単にトライアルの名称で紹介されている。
カメレオンアンデッドの細胞を元に製作されているのか、剣崎の姿に擬態して白井邸に侵入。虎太郎が執筆資料用に無断で持ち出したブレイバックルのデータをコピーすることで偽仮面ライダーブレイドに変身して本物の剣崎に襲いかかり、「メタル」や「タックル」といったコピーしたラウズカードを駆使して戦いを優位に進める。途中で橘と睦月が剣崎を援護しようと生身でラウザーを使って攻撃するも、二人とも間違えて本物のブレイドを攻撃してしまい状況は悪化。そこに始が現れ本物のブレイドを見破って二人に教えたことで、投げ渡された「リモート」のカードでローカストアンデッドとディアーアンデッドを解放されてしまい、2体の相手をしている間に「ジェミニ」のカードで分身したブレイドがキングフォームとジャックフォームに強化変身したことで形勢が逆転。「ライトニングスラッシュ」と「ロイヤルストレートフラッシュ」の連続攻撃を受けて爆散、消滅した。
偽仮面ライダーブレイドの項も参照されたし。
余談
カラーリングの元ネタはシャドームーン。デザイン担当の韮沢靖曰く、Dにヨロイを着せて更に進化したという意味でE=EVOUTIONと解釈している。左腕の武器は宇都宮孝明Pのオーダーで付けられた(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.66-67)。
なお、トライアルEの威嚇射撃を浴びた剣崎の血液の色はこの時点では赤色であったが、物語の終盤では橘が危惧した通りの結果になってしまった。