データ
別名 | 液体大怪獣 |
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身長 | 58m |
体重 | 6万t |
出身地 | 多摩川 |
概要
第2話「その時ウルトラの母は」、第3話「ウルトラの母はいつまでも」に登場。
多摩川上流に出現した怪獣(名前からして元々は宇宙怪獣だった可能性がある)。
武器は口から伸びる長い舌で、これを使って人間を捕食する。
最大の特徴は自分の肉体を液化させる能力である。実体化している間はミサイルや火炎放射、更にはコショウ等の刺激物の攻撃でもダメージを与えられるが、液化している間は物理攻撃が一切通用せず、喰らったダメージも回復されてしまう。川の流れに乗って移動したり、非常時には逃げ出したり等非常に便利な能力である。
液体故に弱点は電撃や冷凍攻撃。高圧電流を流されると液化を維持できなくなり、冷凍されると完全に動けなくなる。
何でも食べるライブキングの胃袋をもってしても消化しにくいらしい。尚ZATが倒した怪獣第一号である。
因みに名前はコスモ(小宇宙)・リキッド(液体)なので、読み方のアクセントはコスモ・リキッドが正しいはずなのだが、昔のテレビのウルトラマン特集やウルトラ怪獣の紹介ビデオ等では、コスモリ・キッドと、コスモリの部分が強調されて読まれている事が多い。現在でもコスモリキッドだと思ってる人も結構いるとか。同時期に登場した名前が似ているライダー怪人はその区切り方で正しいのだが。
活躍
多摩川上流を縄張りとし、工事現場で作業員を襲い捕食していたが、ZATの東光太郎隊員に目撃されてミサイルを撃ちこまれた為、液化して下流に移動した。釣り人等を襲って生活していたが、偶然健一少年に現場を目撃されZATに存在が露見し、西田隊員の提案により放電作戦が実行されてあぶり出された。
ZATを危機に陥れるが、変身したウルトラマンタロウと交戦することになり、ブレスレットランサーを首に受け敗退。刺されたダメージそのものは液化して無効化し、そのまま逃走するはずだったのだが、偶然にも河川敷で獲物を待ち構えていたライブキングの鼻の穴に飲み込まれてしまう。
消化しにくい体が幸いしてライブキングの腹の中でも生存しており、ZATがライブキングに飲み込まてしまった光太郎とポチの救出の為に、ライブキングの腹にパイプで穴を開けたのでそこから脱出し再度実体化した。
激怒してライブキングと戦うが、ライブキングには一切の攻撃が通じず地団太を踏む事になった。割り込んできたタロウやZATとも戦うが、タロウのウルトラフリーザーで原子レベルで凍結され、ZATのスカイホエールのパンチ弾攻撃で粉々に粉砕されて再生不能となり倒された。
一部の再編集ビデオなどでは、氷漬けにされた後タロウの発射したストリウム光線で倒されるケースもある。捏造とか言っちゃダメだぞ。
コミカライズ
内山まもるによる『小学二年生』連載版ではライブキングが倒された次の回で登場。
全身を液化している際には、触れたすべての生物を溶かし飲み込むという恐るべき設定で、この能力で谷川を下り家畜や村人を食いまくっていた。ちょくちょく実体化してスナック感覚で動物や人を貪り食っては、ZATに迎撃されてすぐさま液化して逃走…を繰り返して最終的に海で実体化して家畜輸送船を襲う。最後はタロウに氷漬けにされ、ストリウム光線で粉砕された(家畜輸送船の船員も食べられたが、消化される前にタロウがコスモリキッドを爆砕したため凍えただけで済んだ)。
その後の作品での登場
ウルトラマンブレーザー
2022年9月に殻三津町に出現した個体がGGFと交戦した記録があり、OPでヒルマ・ゲントが討伐作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。
余談
「ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE」(DeAGOSTINI刊)によれば破片が多摩川に溶け出して再び融合し、復活する可能性がある事を示唆している。ここまでくればコスモリキッドを一気に蒸発させるだけの攻撃が必要となるだろう。幸いにもタロウはドライヤー光線やタロウファイヤー、ウルトラダイナマイトを持っている為、再生したとしてもなんとかなるのかもしれない。この他、尻尾の一振りは原子爆弾一個分の威力があり、背中で生成した猛毒を爪から出してクジラを5秒で殺すと解説されている。
関連タグ
マーゴドン:後に『ウルトラマン80』の最終回に登場し、ほぼ同じ作戦・攻撃方法で撃破された怪獣。それもウルトラマンの力を借りずに。