概要
正式名称は『ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大変 〜犯人はダレだ?!〜』
本作は2012年4月1日より東映特撮BBやテレ朝動画などで有料配信が開始されたスピンオフネットムービーであるが、「東映特撮 YouTube Official」で無料配信された事もある。
全編を通してギャグテイストな作風となっており、登場人物の出身作や映画本編との繋がりもない独立した作品となっている。
名探偵は君だ!シリーズ(仮面ライダー殺人事件)
推理編と解決編の2話構成(配信順ではそれぞれ第1話、第7話となっている)。
仮面ライダーフォーゼ(SA:高岩成二/CV:福士蒼汰)が探偵役となり、ラビットハッチで仮面ライダーディケイド(SA:渡辺淳/CV:川野剛稔)、仮面ライダーW(SA:岡元次郎(劇中テロップより)/CV:河本邦弘)、モモタロス(SA:横田遼(劇中テロップでは藤井祐伍))が殺された事件を推理して行く。
容疑者はハリケンレッド(SA:中村博亮)、ニンジャレッド(SA:藤榮史哉)、ゴーカイレッド(SA:岡田和也/CV:小澤亮太)の3人。
ゲストとして仮面ライダーメテオ(SA:永徳(顔出し出演も行っている)/CV:吉沢亮)、画像のみで仮面ライダーキバ(ドッガフォーム/ドガバキフォーム)が登場。
なお、名探偵は君だ!シリーズに共通して仮面ライダーファイズ(SA:的場耕二/CV:遊佐浩二)が登場し、ヒーロー達に飯を奢るというオチを担当しており、「ファイズさんの奢り」の元ネタはこれ。
名探偵は君だ!シリーズ(スーパー戦隊殺人事件)
推理編と解決編の2話構成(配信順ではそれぞれ第2話、第8話となっている)。
レッドバスター(SA:押川善文/CV:鈴木勝大)が探偵役となり、特命部司令室にてゴーカイピンク(SA:野川瑞穂)、ゴセイピンク(SA:神尾直子)、シンケンピンク(SA:人見早苗)が殺された事件を推理して行く。
容疑者は仮面ライダーオーズ(SA:金田進一/CV:鈴木達央)、仮面ライダーW(SA:藤井祐伍/CV:河本邦弘)、仮面ライダー1号(SA:岡元次郎/CV:稲田徹)、仮面ライダー2号(CV:高田将司)、スカイライダー(SA:岡田和也)、仮面ライダーシン(SA:藤榮史哉)。
ゲストとして仲村ミホ、ゴーオンレッド、シンケンレッド、ゴセイレッド、加藤弘之監督(演:神尾佑)が登場。
なお、予算の都合上からか、ゴーバスターズの変身シーンのゴーグル装着時には手で目を覆っている。
特命探偵バディゴー!
特命戦隊ゴーバスターズが探偵役となって速水公平の謎を解くシリーズで「財団Xからの挑戦状」、「鴻上さんからの挑戦状」、「ホロスコープスからの挑戦状」の3話構成(配信順ではそれぞれ第3話、第4話、第9話となっている)。
探偵役は第1話がレッドバスター、第2話がブルーバスター、第3話はイエローバスターと入れ替わり、助手役は各ヒーローのバディロイドが務める(CVとSA共にオリジナルキャスト)。
第1話のゲストは仮面ライダーWルナトリガー、第2話のゲストはティラノレンジャー、プテラレンジャー、トリケラレンジャー、仮面ライダーオーズプトティラコンボ、仮面ライダーオーズサゴーゾコンボ、第3話のゲストはオーレッド、オーグリーン、オーブルー、オーイエロー、オーピンク、キングレンジャー、歌星賢吾。
オトナの鳴海探偵事務所
ゴーカイシルバー(SA:佐藤太輔/池田純矢)が様々な相談事を鳴海探偵事務所(内装はどう見ても天ノ川学園高校の教室)に持ち込み、鳴滝とウラタロス(SA:永徳/CV:遊佐浩二)コンビが解決して行くという内容。
議題は東映特撮に関する様々な「大人の事情」を扱っており、ゴーカイジャーとディケイドの類似点を比較しつつ、「シリーズ生誕〇〇周年」の矛盾(※1)を解説した第1話「ゴーカイはディケイドのパクリ?」、スーパー戦隊のタイトルの法則性に着目した第2話「「カイジャー」って何だ?」(※2)、ニチアサの放送枠が確立する過程を解説している「「アマゾン」の後番組は?」の3話で構成されている(配信順ではそれぞれ第5話、第6話、第10話となっている)。
タイトルにオトナを冠するだけあって、コンプリートフォームのデザインを鳴滝が「たまらないダサさ」と表したり、『忍風戦隊ハリケンジャー』のタイトルの由来が某映画であると発言したりと本作の中でもデンジャラスなネタを扱った枠となっている。
第1話にはゲストとして仮面ライダーディケイドコンプリートフォームとゴーカイシルバーゴールドモード、第2話ではゴーオンレッド(SA:的場耕二)とシンケンレッド(SA:大藤直樹)が登場する。
(※1)『真・仮面ライダー序章』と『仮面ライダーZO』は2作続けて20周年を名乗っているが、実際は異なる…など。なお、本作では海賊戦隊ゴーカイジャーは「スーパー戦隊シリーズ"35作記念"作品」(つまり「生誕〇〇周年作品」ではない)なので矛盾はないとしている。
(※2)本作で『五星戦隊ダイレンジャー』の企画段階でのタイトルは「中華戦隊チャイナマン」だったという話をネットの噂と断定し、「ダイケンジャー」だったとしている。しかし、非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛公式HPの「制作こぼれ痛話【3話予習編】」(参考)では異なる見解が紹介されている。
ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦乙!〜Heroo!知恵袋〜あなたのお悩み解決します!
2013年4月12日から有料配信されていた『スーパーヒーロー大戦Z』と連動したネットムービー(配信形態は前作と同様)であり、メタルヒーローシリーズのキャラクターも登場する。
前作とは異なり、特撮トリビアの解説回が存在せず、ギャグストーリーに全振りしている。
スーパーヒーローのお悩み
『仮面ライダーウィザード』を中心に据えたシリーズ…なのだが、晴人や仁藤は一切登場しない。
面影堂に警察ヒーローや探偵ヒーローが集まり、持ち込まれる様々な疑問や事件を解決して行くというストーリー。こちらでもスペースショッカーは健在らしい。
レギュラーキャラは仮面ライダーW(CV:桐山漣)、デカレッド(CV:載寧龍二)、ギャバンtypeG(CV:石垣佑磨)、奈良瞬平、大門凛子。
本作のタイトルがyahoo!知恵袋のパロディだからか、映像ソフトでは「スーパーヒーローのお悩み」に対してアカレンジャーと仮面ライダー1号がベストアンサーを出すという映像特典が収録されている。
エピソードリスト
- 第1話『スーパーヒーローのお悩み その1 ~仮面ライダーアクセル編~ 出しっぱなし布団の謎』
- 相談者は仮面ライダーアクセル(CV:三宅淳一)。
- 電波人間タックル(演:小宮有紗)、仮面ライダーストロンガー(CV:関智一)、(自主規制)、ジェネラルシャドウ(CV:酒井敬幸)、ショッカー戦闘員、機動刑事ジバンが登場。
- 第2話『スーパーヒーローのお悩み その2 ~仮面ライダーバース編~ 客のいない屋台の謎』
- 相談者は仮面ライダーバース(CV:三宅淳一)。屋台繋がりでの人選と思われるが、劇中のタスキを見てわかる通り、後藤慎太郎が変身しているという設定。
- 仮面ライダーカブト、風麺のマスター(演:どうきひろし)/仮面ライダーディエンド(※1)、佛田洋監督が登場。
- なお、本作での風麺のマスターは演じたどうき氏と同様に『獣電戦隊キョウリュウジャー』のラインプロデューサーをやっているという設定になっている。
- 第3話「スーパーヒーローのお悩み その3 ~デカイエロー編~ 開いたチャックは指摘する?
- 相談者はデカイエロー(CV:木下あゆ美)。
- 先輩スーツアクター(演:今井靖彦)、仮面ライダーアマゾン(CV:関智一)、地球戦隊ファイブマン(CV:石川英郎(ファイブレッド))が登場。アマゾンが小学生の格好でファイブレッドに叱られるという奇妙な絵面が描写された。
- 第4話「スーパーヒーローのお悩み その4 ~大門凛子編~ マンションの頭金 払う?払わない?」
- 第5話「スーパーヒーローのお悩み その5 ~G3編~ なぜ、さおだけ屋は潰れないのか?」
- 第6話「スーパーヒーローのお悩み その6 ~宇宙刑事シャリバン編~ "ノストラダムスの大予言"ってホントなの?」
なお、配信順では第1~第2話、第7~第10話と扱われている。
(※1)変身ポーズとエフェクトは獣電戦隊キョウリュウジャーのキョウリュウレッドのものである(ただし、ガブティラのカラーリングがディエンドのカラーリングに準拠している)。
聞いて驚け!
『獣電戦隊キョウリュウジャー』を中心としたスピンオフシリーズ。
初期メンバー5人に加えて、ジェントルがレギュラーメンバーとして登場、アミィのベッドにライダー達がいつの間にか潜り込んでいるという所から物語が始まる。
なお、ゲストライダーにはセリフが一切なく、代わりに各回の推理パートで探偵役となる男性メンバーが声を当てており、なぜだか仮面ライダーに詳しい設定である。
- 第1話「聞いて驚け! その1 なぜアミィとXライダーがベッドイン」
- 第2話「聞いて驚け! その2 なぜアミィとウィザードがベッドイン!?」
- 探偵役はイアン・ヨークランド。
- 第3話「聞いて驚け! その3 なぜアミィとビーストがベッドイン!?」
- 探偵役は立風館ソウジ。
- 第4話「聞いて驚け! その4 なぜアミィとフォーゼがベッドイン!?」
なお、配信順では第3話から第6話にカウントされている。