津上翔一「………」
概要
『仮面ライダーアギト』の主役ライダーである仮面ライダーアギトの基本形態。メインカラーは金であり、大地の力を宿している。
『小説 仮面ライダーアギト』に登場するアギトはフォームチェンジを行う描写がなく、終始金色の戦士とされている。
放送終了後に発売された書籍では「超越肉体の金」という異名で呼ばれている。
ポーズを取ると腰にオルタリングが出現。ポーズを取り、「変身!!」と叫んでオルタリングの両横のスイッチを押すことでエネルギーが出、変身が完了する。
『仮面ライダージオウ』客演ではジオウがアギトと化したアナザーアギトからライドウォッチを奪還した後、ジオウから渡されたウォッチを起動して力を取り戻す描写があるがこの際ウォッチを起動したことでオルタリングが出現→ポーズを取るという変則的な変身を披露している。
外見
ダイヤモンド並みの硬度がありながらしなやかなアンダースーツ「アーマースキン」は黒で、アーマースキンの5倍の硬度を持つ胸部アーマー「パワーシェルアーマー」とアーマースキンの10倍の硬度を持つ腕アーマー「アームブロックシールド」は金色。複眼「コンパウンドアイズ」の色は赤く、クラッシャーが銀色で、五感をコントロールする角「クロスホーン」は普段は2本。
胸部に力を制御する「ワイズマン・モノリス」が存在する。
変身ベルトのオルタリングはバックルの中央が金、右が赤、左が青。
必殺技を放つ時のみクロスホーンが展開され、6本になる。
なお氷川誠はこの形態を「(未確認生命体)第4号に似ている」と表現した。
スペック
身長 | 195cm |
---|---|
体重 | 95kg |
パンチ力 | 7t(通常時)/15t(クロスホーン開放時) |
キック力 | 15t(通常時)/30t(クロスホーン開放時) |
ジャンプ力 | 30m(一跳び) |
走力 | 5秒(100m) |
聴力 | 人間の数十倍(調整も可能) |
視野 | 200度(上下)、225度(左右) |
(※)視力は10km先の人間の顔がわかるほどで、アギトの覚醒前が超能力者とされる事もあってか、厚さ5mの鋼鉄の壁も見通せる。夜間ではコンパウンドアイズが「スターライトモード」に移行する為、視力に困ることはない。
武器は使用せず徒手空拳で戦う、パワーとスピードのバランスがとれたフォーム。
津上翔一の戦闘スタイルからカウンターを主体としたインファイターで、相手の攻撃を捌きつつ的確に打撃を叩き込む「静」のスタイル。
その戦法の特性上武器を持ったり、防御力の高い相手、飛行能力を持つ相手には弱い・・のだが、
- ライダーキックを一度は甲羅で耐えられたトータスロード相手にも再戦時の2度目のライダーキックで撃破
- セイバースラッシュを跳ね返す盾持つスコーピオンロード相手に突如追加されたスライダーモードに適応しライダーブレイクでごと打ち破る
- ライダーキックの際のパンテラス・マギストラの槍による妨害にキック中の姿勢で手で跳ね除けキックを当て撃破したり、シーアーチンロードにストームハルバートを叩き落された際に跳び上がりフォームチェンジし空中からのライダーキックを行う対応力
- 空に跳び上がったピスキス・アラパイマにカウンターライダーキックを決める
など、フォームチェンジしないと苦手な能力持ちには対処できなかった前作のマイティフォームとは異なり、そのバランスの高さ故に苦手な能力を持つ相手や咄嗟の事態にもすぐに対応できてしまう事が多い。
流石に一部の強敵アンノウンやエルロードクラスには苦戦するものの、通常アンノウン相手にはこの形態で充分というケースも多く劇中内では終始活躍したフォームだった。
第41話では水のエル(強化体)が逸らしたアナザーアギトのアサルトキック(威力40t)の直撃を受けてなお、変身解除に追い込まれただけで死ぬことは無かったなど防御力も高い(ちなみにこの回ではギルスもGXランチャー(威力30t)の直撃を受けて致命傷を負うことは無かった)。
必殺技
ライダーキック
クロスホーンが展開した後、足元にアギトの紋章が出現する。それが右足に収束され、跳び蹴りを放つ。書籍では「大地のエネルギーを吸収して放つ」とある。
フィッシュロード ピスキス・アラパイマとの戦いではサマーソルトキックバージョンを使用して仮面ライダーG3-XのGXランチャーによるGX弾の発射に繋げた。
闇の力に対して放とうとした際には紋章から発火させられ、全身を焼き尽くされそうになるが、葦原涼によって全焼する前に救出された。
なお、アギトの初変身時にも同様のエフェクトが浮かび上がる形でグランドフォームの姿を得ている。
ダブルライダーキック
『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』で使用。
アギトのライダーキックと、それを見よう見まねした仮面ライダー龍騎のキックによる同時攻撃。
ライダーアタック
『正義の系譜』で初登場。
クロスホーンを展開せずに放つ技で、やっていることはまんまV3反転キックである。
ライダーシュート
本来はトリニティフォームの技だが、『正義の系譜』ではこの姿で使用。
クロスホーンを展開し、両足でライダーキックを放つ。
ライダーブレイク
マシントルネイダースライダーモードから繰り出されるライダーキック。スライダーによる加速で威力が増大、防御力の高い敵をも粉砕する。
ライダーパンチ
本来はライダーキック同様にクロスホーンを展開して放つが、オウルロード戦では展開しないままだった。『正義の系譜』ではクロスホーンを展開して放っている。
ライダーチョップ
設定のみの必殺技で、『正義の系譜』で初使用。クロスホーンを展開させ、黄金に輝く手刀で敵を切り裂く。『シティウォーズ』でも通常技として採用されている。
ショルダータックル
肩の「ショルダーアームズシールド」の鋭さを生かした体当たり。
造形物を痛めるというメタ的な事情で使用されず(肩の鋭い他のライダーでもよくある事である)。
クラッシャー
顔に備わった牙。怪音波を放つとされる他、アマゾンライダーのように噛みつきも可能…なのだが、イメージ的に合わないためか未使用に終わる。
手刀(正式名称不明)
『平成ジェネレーションズFOREVER』ではクロスホーンを展開せずに使用。腕から伸びた光の刃で切り裂く技。
一説ではライダーチョップではないかとも言われている。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
タトバコンボ:平成二期第2作目の主役ライダーの基本形態。バランス重視、必殺技で亀がモチーフの怪人を撃破したといった共通点がある。
マイティフォーム → グランドフォーム → ライダーフォーム
※フォーム名ではないが、タグとして用いられる通称としてはノーマルファイズがある。
外部リンク
仮面ライダーアギト グランドフォーム | 仮面ライダー図鑑 | 東映