予告
仮面ライダーアギト、最終回。
「彼を誰だと思ってるの?彼は氷川誠よ。」
「俺は、不死身だ!」
「津上!」
「津上さん!」
「翔一君!」
「津上ー!」
「津上さん!」
目覚めろ、その魂。
前後のストーリー
概要
『仮面ライダーアギト』に登場する、「アギトの力」に覚醒した人間。
作中では長い間「アギト=津上翔一」であったが、後半では木野薫の登場によりそれが揺らぎ、アギトとは何であるかが明かされることとなった。
覚醒者
いずれも作中での呼称は「アギト」である。
一部は公式の仮面ライダー図鑑で「仮面ライダーじゃない」扱いとなっている。自らの意思とは無関係に変貌し、アンノウンと戦うことも無かったためだと思われる。
『アギト』本編に登場するアギト
時系列順に掲載する。
沢木雪菜/アギト
闇の力曰く、「この世に生まれた最初のアギト」。このアギトを「殺した」沢木哲也は後に闇の力の使徒となっている。
「仮面ライダーじゃない」扱い。
津上翔一/仮面ライダーアギト
本作の主人公。主に劇中で人間が「アギト」と呼称する存在。氷川誠は後述の木野薫と比較して「僕の知っているアギト」と称する。
「あかつき号事件」で光の力により謎の光を浴びせられて覚醒の時を早められ、アギトに覚醒した。
明言されていないが、雪菜や木野が覚醒した順番を考慮すると「第二のアギト」と言える存在である。
作中に登場するアギトの中で「仮面ライダーアギト」の名称が用いられるのは基本的に翔一アギトだけである。
木野薫/アナザーアギト
翔一が浴びた光の余波により覚醒した。闇の力曰く、「第三のアギト」。
劇中で「アナザーアギト」とは呼称されず、制作陣は「木野アギト」と呼称していた。
岡村可奈/アギト
「仮面ライダーじゃない」扱い。可奈が覚醒した頃に警察では北條透を先頭に、目覚めうるアギトを脅威とする動きが中心になっている。
TVSP『新たなる変身』に登場するアギト
国枝広樹/アギト
「仮面ライダーじゃない」扱い。なお、同作では翔一が変身するバーニングフォームが暴走している。
表記に関して
AGITΩはアギトの特殊表記であり、仮面ライダーとしての標準的な表記はあくまでアギトである。
英表記も通常はAGITOであり、オープニングテーマのタイトルや歌詞でもそうなっている。
Ωを用いているのは、聖書に記してある「Alpha(アルファ)に始まり、Omega(オメガ)に終わる」の文面に由来する。そのため、これに基けばこの記事のタイトルの「A」はラテン文字の「エー」となっているが、これをギリシア文字の「Α」(アルファ)とした「ΑGITΩ」が正式表記となる。
しかしら「A」と「Α」はまるで判別が付かないため、実際どちらが正確な表記なのか言い切れないところがある。特にロゴに表記されているものはMASKEDのAと字体が一致しており、Ωだけが強調されている。最終回(第51話)のサブタイトルの表記についても諸説ある(この作品は特にサブタイトルが劇中で表示されておらず、公式サイトのアーカイブ閲覧でも確認不可能)。
『仮面ライダージオウ』では津上翔一の経営するレストランAGITΩの表記やURLから「O」ではなく「Ω」を使う表記を採用している様子(なお、東映公式サイトのあらすじでは「AGITO」と表記されていた)。上述した「Α(アルファ)」に関しては同じく表記から「A(エー)」が使用されていることが分かる。一方、アナザーアギトの英字表記にはきちんと「Ω」が使用されており、常磐ソウゴが「アギオメガ」と誤読するというシーンがあった。(Tを発音しない英単語は多々あるものの)ソウゴ的にTは無視されたっぽい。
このため、「Α(アルファ)」と「A(エー)」、「O」と「Ω」のそれぞれどちらを使って表記するかは、公式でもそこまで厳密に決められているわけではないらしいことが窺える。
『仮面ライダークウガ(HEROES)』版アギト
「グロンギを倒せるのは___アギトだけだ」
『アギト』の脚本を担当した井上敏樹による、『クウガ』のリメイク漫画にも設定をアレンジして登場。
立ち位置だけなら原作のクウガに近いが、詳細は守護神アギトの項を参照。
『S.I.C. HERO SAGA』に登場するアギト
非公式のジオラマ小説。他作品の要素があったり設定が本編と異なったり、と二次創作であることに注意。