葦原涼

あしはらりょう

葦原涼とは、特撮TVドラマ『仮面ライダーアギト』の登場人物であり、主人公の1人。

pixivで「葦原涼」のイラストを見る

pixivで「葦原涼」の小説を読む

pixivで「葦原涼」のイラストを投稿する

pixivで「葦原涼」の小説を投稿する

目次 [非表示]

1 概要

2 小説作品

2.1 『小説仮面ライダーアギト』

2.2 『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER GILLS -仮面ライダーになってしまった男-』

3 余談

4 関連タグ

5 外部リンク

「現実に耐えきれない人間もいる。世界は美しいだけじゃない」

「夢がなくても人は生きていける。普通に生きるのが俺の夢だ」

演：友井雄亮

変身する仮面ライダー

・仮面ライダーギルス

概要

「仮面ライダーになってしまった未来を失った男」

『仮面ライダーアギト』に登場する、仮面ライダーギルスに変身する青年。20歳。1981年 1月21日生まれ（第49話より。ただし、『超全集』には7月16日と記載されている)。

アンノウンとの戦いを通して津上翔一や氷川誠や出会い、彼らと理解を深めていった。

翔一同様、アンノウンを察知する能力を持つ。

愛車はホンダXR250で、買い替えを提案された際、断っているほどのお気に入り。

チョコケーキとチーズケーキは苦手らしい。

父親には葦原和雄、叔父(義理)には松井がいる。

物語当初は、城北大学に通う大学生で水泳部のエースだった(後に自主中退・退部)。しかし、本編開始前のバイク事故の影響により、アギトではない不完全なアギトであるギルスに変身するようになってしまう。変身ベルト・メタファクターによって不完全なアギト＝ギルスに変身する。だが、その能力と変身後の異形の姿ゆえに水泳のコーチ・両野耕一や恋人の片平真由美に拒絶され、長らく孤独な日々を過ごす。

父・和雄が遺体で発見された報せを受ける。それを機に、父の遺品である手帳を頼りにあかつき号事件の謎を追っていく。

覚醒後は翔一や氷川と何度か戦っている。特に翔一＝仮面ライダーアギトに関しては、あかつき号事件の関係者にして互いの境遇から惹かれ合った女性・榊亜紀を殺した犯人と誤解していたため、その正体を知るまで彼を激しく憎んでいた。また、怒りによって完全に頭に血が上っていた事により、装備状態とは言え仮面ライダーG3の頭部が外れた状態の氷川を本気でボコボコにするなど明らかにやり過ぎな面も見られた。

氷川にも戦いから身を引くよう進言していたが、後に互いの境遇を理解し、ともに3人でアンノウンと戦うようになる。

物語中盤、度重なる変身に伴う体の老化、および(木野薫の指示によって)相良克彦に殺されてしまった。

しかし、沢木哲也が彼の遺体を回収・保存し、手引きによって会わされた風谷真魚が能力を行使したことで蘇生(以降真魚には恩義を感じており、彼女からの頼みは基本的に聞き入れている)。

その後、アナザーアギトの攻撃を喰らって瀕死の重傷を負うが、真島浩二の中で覚醒しつつあったアギトの力を授けられて復活、ギルスでありながらアギトに匹敵する仮面ライダーエクシードギルスとしてさらなる進化を遂げた。

ぶっきらぼうで粗野な態度が目立ち、いざとなれば実力行使も厭わない。しかし、関わりを持った相手が襲われていればリスクを承知で変身してまで相手を守り、自分が不幸な目に遭おうと異形の姿を恐れられようと周囲や世間を逆恨みせず、現実を受け入れられない者に一定の理解を示すなど心根の優しさが窺える。

劇場版に登場した本木レイに対しては盗品を贈られた際には受け取るのを拒否し、自分で稼いだ金で購入した菓子を贈られた際には笑みを見せており、シーアーチンロードに狙われた少年・浅野一輝が両親の葬式から逃げ出した際には一時の避難場所になりつつも、現実と向き合って生きるよう諭している。

終盤では、陸上の道を断たれたことから自棄になって暴走を続けるバイカー「スコーピオン」(バイクに蠍座のステッカーが張られ、11月13日の蠍座生まれであることからついた異名)こと水原リサに自分と似た生い立ちからシンパシーも感じ、彼女からも愛情を向けられるようになるが、闇の力によって自害に追い込まれ、涼のバースデーケーキが遺品となってしまうこれまで以上に辛い別れとなった。

幾度も関わった人物と悲しい別れを経験し、蘇生後も死線を彷徨う目に遭い続けたが、涼は苦境から決して逃げなかった(すべてが悲しい別れに終わっているわけではなく、後述のバイク屋の店主などの理解者もいた)。

最終決戦後は子犬を抱きかかえてバイクに跨り、どこかへと走り去っていった。