演:福澄美緒
概要
『仮面ライダーアギト』第5話・第6話のゲストキャラクター
城北大学の学生。20歳。鹿児島県出身。
水泳部のホープである葦原涼の恋人だったが、水泳に打ち込むためという理由で涼のほうから別れた。
美杉義彦教授のゼミ生であり、ゼミの中でも特に優秀な学生として教授の姪である風谷真魚の家庭教師を任せられる。美杉家の居候である津上翔一にはやや好意を寄せられており、翔一は無理やり話を合わせて気を引こうとしている。
そんななか、水泳部も大学も辞めた涼が彼女のもとを訪れよりを戻しかける。だが、同じころに父の久雄がスネークロード アングィス・マスクルスに殺害され、彼女も襲われるが、その際は氷川誠や仮面ライダーアギトに助けられる。再び襲われたときは涼が身を挺して守ろうとするが、彼が仮面ライダーギルスに変身するところを目撃してしまう。
「同じじゃないあなたも、私を襲った奴と。私を巻き込まないで! 全部あなたのせいじゃないの? 全部あなたが私のところに戻ってきたからじゃない。お父さんが死んだのも、私が襲われたのも…。私は普通に生きていきたいの。お願いだから私を巻き込まないで! 涼ごめんなさい。でも私には無理だから…」
涼を受け入れたいと思いながらも、怪人に襲われた直後だったため異形の存在に変貌した彼を受け入れることができず、上記の台詞を電話越しに涙ながらに涼に伝えた。残された母親を放っておけなかったために、故郷へ帰ることを決意。
マスクルスは真由美を狙い続けるが、そこに彼女を守るために涼が現れギルスに変身し、人知れずマスクルスを撃破する。そして都電に乗って去り故郷へ帰る真由美に、涼は陰から静かに別れを告げた。
余談
前述のように、真由美は自分が襲われたのも父親が殺されたのも、涼に原因があると主張して自らを納得させようとしていたが、父親は超能力者だったために涼が真由美と再会しなくてもマスクルス及びアンノウンに襲われたはずであり、涼に非はない。
「同じじゃないあなたも、私を襲った奴と。」と八つ当たり気味に言い放った言葉であるが後にAGITΩの力を持つ者が一般人に殺されかける事態が発生し、終盤では「アギトたちと人類の対立」が示唆され17年後にその権化ともいえる形で実現されることとなった。
演じた福澄美緒は後に『忍風戦隊ハリケンジャー』でウェンディーヌを演じ、『仮面ライダー剣』であずみ/サーペントアンデッドを演じている。
関連タグ
両野耕一…涼が所属していた水泳部のコーチだったが、涼の秘密を知った途端に涼を拒絶。ただ、両野は味方面をしてあっさり涼を裏切ったため、涼を受け入れたいと思っていた真由美とは異なる。