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「新人類帝国の野望から世界を守る、サナギマン!!」

概要

「剛力招来」の掛け声で変身。変身の際には糸のようなエネルギー体が全身を包み、繭を破るようにして登場する。

イナズマン変身するためのパワーを蓄えるための第一形態。

二段変身するキャラクターの第一形態(特にそれが弱い場合)の愛称としても使われる。

パワーと防御力はそれなりにあり、ファントム兵士程度ならば圧倒する事が可能。しかし動きは鈍重でイナズマンのように突出した特殊能力も持たない為、ミュータンロボには太刀打ち出来ない(コブバンバラなど一時的に撤退に追い込んだ敵がいない事もないが)。

おまけに筋繊維の塊のような醜悪な姿なため、イナズマンのかっこよさを引き立てる土台になっていた。

とは言え、怪力を活かして金庫を開けたり、全神経を集中させての遠視を使うなど活躍の場が無いわけではない。

後年「MOVIE大戦アルティメイタム」でも登場したが、こちらのサナギマンは本編での鬱憤を晴らすかのごとく凄まじいパワーと防御力で仮面ライダーフォーゼと戦った。

スーパーヒーロー大戦Z」では原作通りの弱さを見せており、スペース蜘蛛男に痛めつけられていたが、関智一の特撮版を思わせるナレーションと共にイナズマンに変化し、今度はスペース蜘蛛男を超能力で一方的に追い詰めた。

ちなみにこちらのデザインでは、覆っている外骨格が木の様にも見え、オリジナル要素を残しつつも、赤い血管を思わせる筋やゾディアーツのコアを彷彿とさせる部位があるなどの差異がある。

アニメ版では単純に体が変化するだけなので服は破れない。加えてジローの機関銃で体を穴だらけにされても命に別状はなく、イナズマンに変化した時には傷ひとつついていなかった。

なお、蝶がモチーフであるにもかかわらず、いきなりサナギの姿になっているが、人間の姿を幼虫と考えるならば、矛盾はない。

萬画版においては、リオンによる精神感応の中の「タマゴからサナギ、サナギからチョウになるように超能力を目覚めさせよ」というたとえ話を、サブロウが言葉通りの意味に受け取ってしまったのがこの姿になる理由である。

受けたダメージをサナギマンの姿になることで回復を待つ場面もあった。

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