こちらは通常形態。変形して飛行形態になるとボンネットや尾翼などの形状がかなり変化する。
概要
少年同盟の指導者キャプテンサラーが渡五郎ことイナズマンにプレゼントした万能戦闘車。設定では犬の脳がコンピューターに組み込まれている。
通常は五郎の日常の足として使用されているが、イナズマンが「ゴー! ライジンゴー!!」とコールするとどこからでも飛来して、新人類帝国の戦闘機と空中戦を繰り広げる(ただし、第16話では変身前の状態で召喚しようとしたが、駆けつける気配はなかった)。
口の様なボンネットは開閉して噛み付き攻撃が可能で、12話や14話ではこれで敵ミュータンロボットを戦闘機ごと葬っている。他にも内部から四連装ミサイルやネットを発射、地中潜行事にはドリルも出す。ボンネット開閉時に女性の声に似た鳴き声を上げるのが特徴で番組開始時に響く謎の声の正体もこれ。
下顎からライジンフィンガーというはさみ状の武器による挟み込み攻撃も可能。後部からは煙幕を発射する。
地中や水中を潜行することも可能で、その際は天井にカバーがかかる。
挿入歌に「怒れライジンゴー」という曲があるが、路線変更決定時に作られたために第20、24話での新人類帝国との戦いのさなかで「ガイゼル デスパー」と歌詞に入っている。
玩具の売り上げは好調だったようで、視聴率では苦戦した本番組の放送延長の原動力となった。書籍などではイナズマンFでは「ライジンゴーの活躍は初期のみに限られ~」と書かれているが、厳密には日常の足として使われる割合が減ったもののデスパー軍団の作戦が新人類帝国より大掛かりなメカを出撃させる割合が多いため、中盤までかなりの割合で空中戦を行っている上に、前半では見られなかった前述の水中潜行や地中潜行も披露している。出番が減った後半では、2話などの戦闘シーンの編集で構成された「イナズマンF アクションタイム」というミニコーナーが設けられた。最後に活躍したのが21話、最終回では回想シーンのみだが改訂稿シナリオでは本編での活躍も予定されていた。
当時発売されていたポピニカでは「ライジン号」と表記されていた。