演:伴大介
概要
特撮版『イナズマン』における主人公。大学三年で、サッカー部に所属している。
新人類帝国のイツツバンバラに襲われていた大木サトコとカツミを助けたことから自分が超能力者である事実を知り、少年同盟に加盟。人類の自由のために新人類帝国と戦うことを決意する。性格は明るく、正義感が強く、同じミュータントや子供達には親身に接する。
感情的になり易い一面もあり、第12話では復讐心に駆られる余りに奴隷達を思いやる心を失った結果、非暴力を訴えていたシスターは命と引き換えに爆弾を解除、残る奴隷達も新人類帝国に殺されてしまい、自責の念に駆られた。
また、バンバに母を殺されてしまった為か、母親に対して暴言を吐く人物に対しては厳しい態度を見せることもある(第15話)。
番組の初期は少年同盟の制服を着用して行動していたが、11話以降は「流行の服を着た大学生」
といった姿になった。それと同時に他少年同盟員達の出番や、組織としての活動描写も激減している。
第24話では警察の捜査に顔パスで協力しているが、少年同盟員の設定が生きていたかは不明。
『F』では大学寮を去り、新たに相棒となった荒井誠と共に地下50mの基地で暮らすようになった。
「剛力招来」と叫ぶことで、最初はサナギマンといういまいちカッコ悪い外見のヒーローに変身するが、その後「超力将来」と叫ぶことで甲殻を引き裂き、イナズマンに変身する。変身前でも超聴覚やテレパシーといった超能力を行使出来るが、毒などで重傷を負うとサナギマンに変転できなくなる。
石ノ森章太郎本人が「アイツは最強だよ」と語るだけあって実力は石ノ森ヒーロー内でもかなりのレベルであり、テレポーテーション、分身、雷撃(イナズマンだけに)などと言った多種多彩な超能力を使用できる。また、ビルを軽々と支えたり、真空空間を疑似的に作り出して島ほどの巨大要塞を爆破し、なおかつその爆心地にいても傷一つ負わないといった単純な攻防も恐ろしくハイスペックである。
専用車はライジンゴー。