概要
原作漫画版イナズマンの主人公であり、TV版の主人公・渡五郎とはパラレルな存在と言って良いだろう。
変身能力を持つリオンと出会ったことによりイナズマンとしての力を覚醒させた。
覚醒する前から超能力を使い相手の思考を読む事ができた(腕っ節が強く、成績がいいのもそのため)。
サナギマンになることなくイナズマンに変身することもできる。ただし、戦う相手は特撮版のようなミュータンロボットやデスパー怪人と言ったサイボーグの類ではなく、怪人体を持たない悪の超能力者(変身能力を持ったヤツもいるにはいる)となっている。
魚屋の息子であるが、無能力者である両親とは血が繋がっておらず、生き別れの母親がいる。しかし、その誰もが戦いの中で死亡してしまう。
『キカイダーTheAnimation』の特別編「ギターを持った少年」(これが唯一の萬画版イナズマンのアニメ化である)では山口勝平が声を当てており、そちらではジローとの対峙後に彼を捜索していたハンペンの記憶を消している。こちらでは特撮版と同様にミュータンロボットと戦っている模様。
余談
ちなみに風田サブロウないしは風田三郎は元々、『少年同盟』や『ミュータントサブ』といった石ノ森章太郎先生の超能力モノにおける主人公によく使用されていた名前である。(また、それらの漫画に登場する『少年同盟』や『ミュータント』といった単語もイナズマン関連作品によく登場する。)
各作品での差異は以下の通り。
少年同盟
- 本作の風田三郎は超能力者ではない。
- 本作の少年同盟は悪の超能力者と戦う組織ではなく、社会悪と戦う少年たちの組織。
- よって超能力ではなく、光線銃などSF的なアイテムで戦う。
- ミヨッペにあたる人物の名前はミヨ子。
ミュータントサブ
- 鈴賀マリからの輸血で超能力を得るなど基本的に超能力者として登場する。
- しかしながら、秘密調査員や孤児など上述の設定以外はエピソードごとに一貫しているとは言い難い。
また、幻魔大戦シリーズの少年マガジン版とrebirthにも登場。なお、後者にはイナズマンも一瞬であるが登場している。