概要
『イナズマン』に登場する悪の組織。帝王バンバを中心として結成された。
新人類とは構成員を差す尊称であり、超能力を持たない一般人を「旧人類」と見下し、旧人類を一掃して住みよい社会を作ろうと考えていた選民思想の集まり。旧人類は虫けらか家畜としか見做しておらず、遊び半分で殺しまわるなど極悪非道な連中で、戦闘機などの私設軍隊まで保有していた。
武装部隊はファントム軍団と呼ばれており、超能力者を改造しミュータンロボットと呼ばれるサイボーグに変え、テロ行為を行った。
大規模な活動をしているため世間一般に存在は知られており、新人類帝国が起こした事件に渡五郎が警察の捜査に協力者として顔パスで参加している。
反新人類組織「少年同盟」に所属する正義の超能力者・イナズマンにミュータンロボットが次々破壊された挙句、デスパー軍団の陰謀により内部抗争が勃発。帝王バンバがイナズマンに倒されると残る戦闘員たちはデスパー軍団に恭順し、新人類帝国は消滅した。
原作ではミュータンロボットもファントム兵士も登場せず、バンバが登場したのも最終回のみである。
『KIKAIDER00』では犯罪組織XASHに技術提供した組織として存在が仄めかされている(漫画版キカイダーは漫画版イナズマンの前日譚である事から来た設定)。
ただし、00は本家キカイダーシリーズから30年後という設定のため、本来なら既にイナズマンに壊滅させられているはずであるし、壊滅を手引きしたデスパー軍団もイナズマンに壊滅させられている。
またその影響なのか『スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望』ではハカイダー部隊と結託している。
『イナズマンvsキカイダー』ではイナズマンと彼ら新人類はプロフェッサー・ギル率いるダークがロボット開発とは別の計画で生み出したもので素質のある者達を拉致・調整する事で新人類にして征服後の世界統治を任せようとしたが、この新人類は超能力得たのと引き換えに重要な遺伝子の欠陥で子孫が残せない上に寿命も極めて短いと言うとんでもない欠点があり、種として定義が成り立てない生命体となってしまった。
構成員
支配者。
超能力者を改造したサイボーグ怪人。
ガスマスクをつけた戦闘員。このマスクから毒ガスを放ち、かぎ爪を装着する。
血の色は緑色で、死ぬと溶けてしまう。
「ヤーッ」という奇声を放つ。
当初はヘルメットは白で、かぎ爪は大型サイズだったが、後半からは茶色のヘルメットと小さめのかぎ爪になった。
ミュータンロボット制作に携わる者はヘルメットのマークが緑十字になっている
第24話でウデスパーにバンバをかたどった踏み絵を踏まされ、バンバへの反抗心から従った者はデスパー兵士になり、バンバへの忠誠を捨てなかった者は殺された(劇場版ではミサイルデスパーがウデスパーの役割を担った)。
一部残党は『イナズマンF』でも残っていたらしく、その死体を作戦に利用された。
ブラックブラザーズ
バンバの側近である3人衆。最終回のみに登場した。
関連タグ
宇宙犯罪組織マドー:超能力者による悪の組織繋がり。