概要
CV:岩名雅記
『イナズマン』及び『イナズマンF』に登場する軍事組織デスパー軍団に所属する戦闘用ロボットにして大幹部。
軍団の参謀でありガイゼル総統の右腕といえる存在。滅多に言葉を発しないガイゼルの僅かな身振りからその真意を察することができ、ガイゼルも「ウデスパーはデスパーの誇り」とまで信頼を寄せている。
時には総統が作戦に失敗したデスパー怪人の処刑を命じても、「No!殺すには惜しい!」と助命を嘆願して聞き入れられることもあった。
策謀を巡らす面と、高い戦闘力で武人的な戦いを望む面と両方を兼ね備えている。
武装はアタッチメントで交換するクローアーム・ムチ・ガトリングガン、爆薬、マシンガンなど。
『イナズマン』においては、帝王バンバ率いる新人類帝国ファントム軍団兵士たちを次々とデスパーに吸収し、帰順しない者は処刑することによって帝国の戦力を掌握、新人類帝国を滅亡に追い込んだ。
その後、デスパー軍団が台頭してからはイナズマンとインターポールの荒井誠を散々苦しめる。
しかし、デスパーロボットが次々と撃破されたことで自ら出撃する。
第7話にてサイボーグであるミスワンを伴い、渡五郎を抹殺せんとするが、五郎の優しさに触れたミスワンが任務を放棄したことで彼女を抹殺、イナズマンとの一対一の戦いに赴く。
戦いは互角だったが、イナズマンがミスワンの持っていたレーザー兵器を用いることによって止めを刺された(このペンダントはウデスパー自身が与えたもので、皮肉な結末を迎える)。
ウデスパー兄弟
ウデスパーの残骸が回収され、デスパーの技術陣によって、先に述べた二面をそれぞれ分け与えられて誕生した2体のロボット兄弟。
第8~13話登場
ウデスパーα
CV:渡部猛
ウデスパーの武人の面を受け継いだ兄。頭部の両脇に非対称な角がある。短気かつ好戦的なマイナス面が取り沙汰されるが、真っ向勝負を望んでいる節もある。万力状のアタッチメントで戦う。
ウデスパーβ
CV:岩名雅記
沈着冷静で、ウデスパーの策謀を受け継いだ弟。顔の中央の溝から刃が出ており飛び出しナイフを思わすが、ギミックは特にない。装着するアタッチメントはムチ。
二人の力を合わせれば強力なクロスハリケーンを起こすが、正反対の性格故いがみ合ってばかりいた。さしものガイゼル総統も手を焼き、合体ウデスパーとすることを決意する。
総統に合体改造を強要されて抵抗する兄と違い、おとなしく帰順した。
合体ウデスパー
CV:和田周
第10、11、13、14話登場。
ウデスパー兄弟が再度一体となった姿。右手に三又の刃を、左手にムチを装備している。ムチの先を飛ばして手繰り寄せ、刃で刺す合体ウデスパー落としが得意技。
初出撃の第11話にて合体機能に欠陥が見られたため、再改造を余儀なくされ、第13話では功を焦ったマサカリデスパーの妨害により合体改造が失敗した。(マサカリデスパーはこの後目論見がばれて、サデスパーに支援を絶たれて敗北する)
第14話にてようやく合体に成功し、戦闘機でイナズマンを苦しめたが、ライジンゴーのミサイルを喰らった時に眼が急所と見抜かれ、ゼーバーシュートで攻められてゼーバー稲妻フラッシュでとどめを刺される。
余談
名前は「腕」と「右大臣」をかけたものである。