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改造コーカサスオオカブト

かいぞうこおかさすおおかぶと

アーケードゲーム『甲虫王者ムシキング』の『復活の森編』のラストボスを務めたキャラクター。
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注意

この記事はその性質上、親記事を「コーカサスオオカブト」ではなく「復活の森編」とする。


概要

2005セカンド「復活の森編」のラストボスとして登場した最強最悪の化け物。

サナギの時からアダーの改造手術を受けていた為、通常のコーカサスオオカブトよりも強い。

鳴き声はグランディスオオクワガタの流用だが、通常より低く加工されたものになっており、カウントの最中の鳴き声もオリジナルのコーカサスより低くなっている。

羽化したての状態でも羽以外は固まりきっており(これはシリーズ全体の羽化したての甲虫にも言えることではある。森の救世主キングも羽化した直後に他の甲虫と戦って一方的に攻撃されたのに角を折られるだけで済んだ)、ポポムシキング、プレイヤーを圧倒する。

数分で羽が固まるごとに強さの数値が増していくという能力を持ち、最終的には「つよさ290」、ローリングドライバーによる強化値を含めれば驚異の「300」に達する。

  • なお、羽化してから羽が完全に固まる期間は種によって差がある。コーカサスオオカブトの場合は1〜2週間ほどかかる。

ちなみにとくしゅわざは「必殺ふうじ」と「あいこやぶり」を装備している。


復活の森編における完全体(羽が完全に固まった後)のパラメータは以下の通りである。

項目数値
強さ300(ローリングドライバーによる加算無しで考えた場合は290)
性格アタックタイプ(※)
体力280(全くダメージを受けていない場合)
総合攻撃力320(必殺わざ以外のすくみでも77.5もある)
超必殺わざ165(ローリングドライバー)

超必殺わざの攻撃力165がどのくらい危険かと言うと以下の通り。なおタッグ相性〇か◎(△のタッグではつづきのおはなしまでしかできない)のタッグのかつ「まもりアップ」「こうげきダウン」は使っていない前提で記載する。

  • 強さ100の甲虫(ディフェンスタイプとバランスタイプを除く)はMAXカスタマイズでタッグ相性◎(この場合強さ180まで上がる)かつ体力満タンの状態でも、超必殺わざを1回受けただけで倒される。
  • 強さ120および強さ140のアタックタイプ(この時は中型甲虫の究極必殺わざはない)も超必殺わざを1回受けたらMAXカスタマイズかつタッグ相性◎でも一撃で倒される。バランスタイプであれば体力満タン(MAXカスタマイズで体力167〜168)の状態であればギリギリ耐えられるが、体力は2〜3とタッグ相性の分しか残らない。
  • 強さ160でもアタックタイプであればMAXカスタマイズ(体力163)でも超必殺わざを1回受けたらタッグ相性◎でも8しか残らない。
  • 強さ160のバランスタイプや強さ180のアタックタイプでも、わざカード無しの場合は超必殺わざを1回受けたら1から3しか残らない。
  • スーパーアタックタイプは強さ180のパラワンオオヒラタクワガタ(MAXカスタマイズ時の体力158)でも超必殺わざを1回受けたらタッグ相性◎でないと一撃で倒される。
  • (改造コーカサスを除き)最高の体力を誇るサタンオオカブトですら、改造コーカサスの超必殺わざを受けたら体力が73(タッグ相性◎でも81)と、3分の1しか残らない。

つまり、小型甲虫はおろか、性格やカスタマイズの状態によっては中型甲虫や大型甲虫でも一撃で倒されてしまう可能性があるレベルである。


スーパーアタックタイプのコーカサスオオカブトは2006ファースト以降に登場している。


また、行動パターンがアダー登場編の「むずかしい」モードと同じなので、難易度は非常に高い。ちなみに敵のアルゴリズムが「むずかしい」仕様なのはこの改造コーカサスが最後である。

2006ファースト以降の敵の行動パターンはほぼ全て「やさしい」モードと同じとなっている)


最終的に完全体となりつよさ300となるが激戦の末、倒された。

その後の生死は不明。(このストーリーをモデルとした後述の映画を見るに、多分生きているとは思うが…)


その後のバージョンでは

2006セカンド以降

後の2006セカンド以降はこのストーリーを再編成したかいぞう甲虫で遊ぶことができる。ここでは最後の敵(4戦目)として登場する。

思考ルーチンが弱体化し、つよさも250止まりとなっている。

また、羽化直後は強さ・体力が通常より下がっているため、(性格が体力の低いスーパーアタックタイプに変更されたのもあって)プレイヤーの必殺技のすくみや攻撃力、とくしゅわざによっては開幕必殺わざ一撃で倒せることもある。もはや復活の森編の威厳はほぼ無い。

鳴き声も通常のコーカサスのものに戻った。

  • これは2006セカンドからアダー完結編になるまでの1年半は「過去のステージの簡略化(台詞や背景もほぼ流用で、わざカードもそれまでに登場していたカードのほとんどが「既存のカードの背景や向きを変えただけ」のカードが多かった)」で、ストーリーが進行しなかった弊害ともいえるかもしれないが…

ただし、スーパーアタックタイプになった為超必殺わざの威力が150とあまり下げられていない上、タッグマッチではない為1匹しか使えないし、タッグ相性での強化もできない。

また、特殊わざのうち「必殺ふうじ」が「最後の力」に変更されている。


かいぞう甲虫」では改造コーカサスオオカブトの代わりに、同じ強さ180の改造パラワンオオヒラタクワガタや改造オウゴンオニクワガタがボスとして登場することがある。この場合もカスタマイズは「超必殺わざ+とくしゅわざ2枚」である。


ちなみに強さの推移は以下の通り。

  • 羽化直後:強さ160(超必殺わざ込みで170)
  • 羽が少し固まった状態:強さ200(超必殺わざ込みで210)
  • 完全体:強さ240(超必殺わざ込みで250)

かいぞう甲虫」では最後の敵を倒した後の評価で1級を取るとスペシャルステージを遊ぶことができるが、そこでも改造コーカサスと同じような羽化直後の甲虫と戦うことができる。

敵は「プレイヤーが使っている甲虫」と同じ強さ(ただし羽化直後はマイナス20)の甲虫で、わざカードはMAXカスタマイズとなっている。(小型甲虫と一部の中型甲虫は究極必殺わざも使ってくる)

また、プレイヤーが強さ200を使っている場合に限り、スペシャルステージの敵も強さ200(羽化直後は180。ただしカスタマイズは考慮しない)になる。完全体になると強さ260(MAXカスタマイズによる増加分を含めて274)まで上昇する。また、羽が固まるとナゲわざなら改造コーカサス、ダゲキわざなら改造オウゴンオニ、ハサミわざなら改造パラワンオオヒラタの鳴き声をあげる。


アダーの計画編を再編成したタッグマッチのモード「アダー工場」でも、2戦目以降は羽化直後の敵(ランダム)と戦うこととなる。こちらは羽化直後は通常より強さが60も低いので、プレイヤーの攻撃力が高ければ速攻でクリアすることも可能。


2007ファースト

2007ファーストでは、オリジナルストーリーとしてしろいはねさなぎきゅうしゅつの2つのモードが追加されている。

これらは「かいぞう甲虫」や「アダー工場」とは逆に、プレイヤー側が羽化直後の甲虫を操作するというモードとなっている。

プレイヤーは羽化直後は強さが非常に低くなっているが、攻撃力は通常時と変わらない(これは完全体になってからも同じ)。ただし、羽化直後は体力は非常に低くなっているので、ほかのモードに比べて難易度は高い。

  • 特に小型甲虫の場合は必殺わざ以外の攻撃を受けた場合でも一撃でゲームオーバーになってしまう場合がある。大型甲虫でも必殺わざを受けたら一撃でゲームオーバーになってしまう可能性がある。
    • 裏モードにした場合、時々敵の行動パターンがランダムになるのもあって難易度がさらに上がる。
  • その代わり、完全体の強さ(体力)は「ムシカードに記載されている強さ×1.5+わざカード+タッグ相性」となり、通常時より高くなっている。
    • 特に強さ200のムシカードの場合、「しろいはね」では最大で314まで、「さなぎきゅうしゅつ」では最大で320まで上昇する。
  • ポポが蛹を解放する際に「今助けてあげるね。」という台詞を聞くことができる。これはムシキングやアダーコレクションの場合も同様である。
    • ちなみに「羽化してすぐの虫がなぜポポと協力するのか」は説明されない。とても自分から闘いに協力してくれそうにないが…

  • また、稼働終了後に見れるようになったとは言え公式サイトのシークレットコードの話と矛盾するが、ムシキングでも羽化直後の状態になる。

  • しろいはね

さばくの森」などと同じ1対1のモード。4戦目(+スペシャルステージ)まである。

羽化直後は通常時の4割程度の強さとなっている(わざカードとタッグ相性の強化値は通常時と同じ)。

2戦目までは「アダーの計画編」の最初のお話と同様に、羽化直後の甲虫を鍛える(?)ため日本甲虫(ムシキングを除く)と戦うことになる。3戦目以降はアダーが登場し、赤目甲虫と戦う。


序盤のプレイヤーの体力が低いことを考慮してか、敵の強さは他のモードに比べて低くなっている。

小型甲虫を使っていると強さ180以上の敵が登場しない。また、強さ200の敵は「プレイヤーが大型甲虫を使っている場合」じゃないと登場しない。


  • さなぎきゅうしゅつ

「ねったいの森」などと同じタッグマッチのモード。3戦目(+スペシャルステージ)まで遊ぶことができる。

羽化直後は通常時の半分程度の強さとなっている(カスタマイズによる増加分を除く)。

ストーリーとしては「がアダーに攫われてしまった。一刻を争う事態なので、仕方なくポポは羽化直後の甲虫2匹を連れていくことにした。」という感じ。

アダーからも「羽が固まっていないムシで、勝てると思うか?」と皮肉を言われた。それまで戦わせていたのだが…

1戦目から強さ160の敵(カスタマイズは超必殺わざのみ)が出てくるという怖いモードでもある。


2006ファースト

アダーの計画編」では以下が羽化直後の甲虫とのバトルになる。


先述の通り敵の思考ルーチンは単純化しており難易度は復活の森編より大幅に下がっているが、その分トラウマ度は増している。


  • 「続きのお話」の4戦目(つくられたムシたち)

強さ180の甲虫がランダムで敵として登場する(マルスゾウカブトはこの時点で登場していない)。羽化直後の強さは160(カスタマイズの影響で170になっているが)。

敵のカスタマイズは「超必殺わざ+とくしゅわざ2枚」。

完全体の強さは240(カスタマイズ込みで250)。


  • 「続きのお話」の4戦目終了後

4戦目の敵を倒した後に行われる。こちらはプレイヤー側は一切操作できず、合体必殺わざで1回攻撃するだけとなる。

こちらがムシキングを使っている場合はアクティオンゾウカブトを、使っていない場合はヘルクレスオオカブトを倒す。

勝利するための条件は「2匹のタッグ相性が◎か○であること」(続きのお話は3戦目からタッグマッチである)と「4戦目終了時点で2匹とも体力が残っている」の2つ。これを満たしていないと合体わざ途中で倒されて不発になり、残り体力などに関わらずゲームオーバーとなる。


  • 「本当の最後のお話」の3戦目(はやすぎたうか)

2匹の改造甲虫と戦う。1匹目は強さ180、2匹目は強さ200だが、羽化直後は強さが非常に低くなっている(わざカードとタッグ相性なしだと1匹目は強さ120、2匹目は強さ140)。

カスタマイズは1匹目は何故かわざカード無し、2匹目は「超必殺わざ+とくしゅわざ2枚」となっている。


1匹目がパラワンオオヒラタクワガタまたはコーカサスオオカブト(ともに羽化直後は体力82)の場合、プレイヤーの必殺技のすくみによっては開幕必殺わざ一撃で倒せる場合もある。


2匹目の敵が最初のターンでアダー様、苦しい…。許してください…。」と泣き叫ぶシーンはトラウマである。

  • 前述した1匹目が一撃で倒された場合、トラウマがさらに深くなるだろう…

これに対しアダーは「黙れ!ポポを倒すのじゃ!」と返し、それを聞いたポポ「アダー!もうムシを操るのはやめろ!」激怒している。

また、このやりとりの後からBGMが変化する(「アダー工場」や「さなぎきゅうしゅつ」の3戦目と同じ)


2匹の改造甲虫を倒した後、アダーは逃亡。2匹の改造甲虫は犠牲となった(※)が、残りのたちは救出された。

※2戦目(工場での決戦)でのポポの台詞「やめて!まだ蛹なのに…。死んじゃうよ!」から推測すると、おそらく2匹の改造甲虫は死亡したと思われる。


プレイヤーがパプアキンイロクワガタを使っている場合は3戦目終了後も4戦目(さばくの森)に行けるが、それ以外の場合はここでゲーム終了となる。

  • パプアキンイロクワガタを使っていない場合、ゲーム終了後にポポから「みんな、このムシ(パプキン)が僕に何か話しかけているんだ。見たことがないムシだなぁ。このムシを見かけたら、一緒にゲームをやってみて。」とアナウンスされる。

ちなみに本当の最後のお話は「ムシキング」と「強さ140以下の甲虫」の2匹で最後のお話をクリアした場合じゃないと行けないようになっているが、これは「子供向けのゲームにしてはストーリーが残酷すぎるため、ムシキングを使っていないと進めないようにした」可能性もある。

  • 先述の通り、さばくの森に行くためには「ムシキング」と「パプアキンイロクワガタ」の組み合わせが必要。

アダー完結編

のちにアダー完結編にてイベント配布限定カードとして登場。

羽の固まり具合によって肩書きが「プロトタイプ・アルファ」「プロトタイプ・ベータ」「プロトタイプ・ガンマ」と分かれている。このうち一番完全体に近いガンマが2008 第4弾で排出。

また「究極完全体 改造コーカサスオオカブト完全体」も登場し、こちらは2009 第5弾で排出された。

ちなみにカードの裏面では、アダーはこう語っている。

  • プロトタイプ・アルファ

「ついに…、ついに生まれたぞ、改造コーカサスじゃ!!まだ生まれたばかりで羽が白く体力が少ないが、同じカルコソマ属を連れて行けば森のムシたちを蹴散らせるはずじゃ!」

  • プロトタイプ・ベータ

「ほれほれ、どんどん羽が固まっていくぞ。まだ黄羽なのに、お前の恐ろしさに皆が逃げて行くわ!ほう、逆にお前の強さに惹かれる者も少しはおるか…。」

  • プロトタイプ・ガンマ

「羽も固まり体力も回復してきたわ!外に出ろ、光を浴びて羽を完成させるのじゃ。念の為にカルコソマ属は連れて行けよ。いないよりはマシじゃろうて。」

  • 完全体

「見ろ!ついに完成の時が来た!最強のコーカサスじゃ!他のムシの力を借りるまでもない。誰もこの化け物を止めることはできぬわ!」


映画

この弾のストーリーをベースとした、映画『甲虫王者ムシキング スーパーバトルムービー ~闇の改造甲虫~』でもラスボスとして登場、ムシキングやスジブトリッキーと戦った。声優は咲野俊介

本作の公式パンフレットでは体長200mmと記述されており、その規格外さが強調されている。

なお上記映画の入場者特典で配布(のちに2007ファーストで「映画大ヒットありがとう記念」として排出)されたスジブトヒラタクワガタのカードをアダー完結編で使うとこの映画をモチーフにしたスペシャルストーリーが楽しめた。もちろんラスボスは改造コーカサスオオカブト完全体。


関連タグ

甲虫王者ムシキング カルコソマ属

甲虫王者ムシキングに参戦する昆虫一覧

少年兵:未成熟で戦わされる故ある意味これに該当するかもしれない。もっとも、羽化直後のカブトムシ・クワガタムシ故(実際にはカナブンやゾウムシと戦わされただけで即死する、十分羽が固まるまでは動くことすらままらなず、人為的な要因がないと蛹室から出る事すらできない)に人間の少年兵より酷かもしれない。


ヘルクレスエクアトリアヌスブルー…アダー完結編のラストボス。改造コーカサスと同様に、他の甲虫とは一線を画した強さを誇る。

ネプチューンオオカブト…劇場版「グレイテストチャンピオンへの道」ではダークサイド・ネプチューンがラストボスを務めた。


アクロカントサウルス…『古代王者恐竜キング』第4紀〜第6紀にてラストボスを務めた恐竜


外部リンク

【アーケード】甲虫王者ムシキング 復活の森編【完全版】(動画)

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