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転売厨

てんばいちゅう

転売厨は人気のある商品を迷惑のかかる手段で入手し高値で売る輩の事
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概要

 いわゆるネットスラングの一種であり初回限定版など、場所や数量などが限定された商品を複数買い漁り、高値で転売する輩の事。転売ヤー( 転売屋 )とも言われる。また書籍などでは「せどり」と呼ばれることがある。

詳細

 主に、amazonヤフオクなどで人気アーティストライブチケットや人気アニメフィギュアなどを携えよく出没するといわれる。
特に目立つ様になったのはネット普及とネットオークションの登場からとされている。
 また最新の家庭用ゲーム機・スマートフォン( 特にiPhone )などにおいても転売目的での購入が目立つようになっている。
 最近ではPSVRニンテンドーSWITCH等でも発売前から争奪戦が展開されており、既に転売された事例が発生している
 また、商品そのものではなく付録、具体的には雑誌CD等に封入されている特典シリアルコードチケットのみを高値で売る奴も多い。AKB48グループなどの選挙券や握手券、ジャニーズ事務所関係各種、パズドラモンストのシリアルコード、遊戯王OCGのプロモーション用カードが分かりやすい具体例である。中にはヤマザキ春のパン祭りのシールという一見して使い道がなさそうな物も、需要があれば転売されるケースもあるので、油断はできない。
 過去においては妖怪ウォッチUSJパズドラのシリアルコード関係は、大きくニュースとして取り上げられた為、ご存知の方もいるだろう。
主にネットゲームにおけるRMT(リアルマネートレード)もこの範疇に入るとされる。

問題点

 彼らの行う買い占めにより、本当にほしいユーザーに商品が回らなくなる、ということが発生する。特に流通が細い地方の人々がその被害をこうむりやすい。
 また、基本的にこう呼ばれる人々は不当な暴利をむさぼっている場合が多いため、ユーザーに無駄な出費を余儀なくさせ、その趣味を断念させることににもなりかねない。
 またCDに関しては、オリコンのCDランキングにも絶大な影響が出てくるため、本当の意味で楽曲が売れているのかどうか判断が出来ないという弊害が発生している。ただしこうした特典を利用したブーストは賛否両論になっているのだが……( ちなみにヤフオク等でもCDリリース当日や翌日にCDだけが大量出品されたり、コンサートのチケットが一円スタートで大量出品されるようなケースも存在する )。

そして、新たな問題が浮上する事態が2018年になって発生している。

落語界ならびに笑点で多大な貢献をし、お茶の間に親しまれた桂歌丸氏や日本の歌謡界に革命を起こした西城秀樹氏の両名はその功績を惜しまれつつ2018年に相次いで亡くなったのだが、問題はその両者の葬儀の参列者への返礼品がネットオークションにすぐ出されていた事である。もはやネットオークション目的の入手自体は不謹慎を通り越して、出品者には本当に道徳心が無いとしか言い様が無くなっている。

携帯乞食

 これは携帯電話で見られ、MNPで別のキャリアに乗り換えると一部の店舗では過剰なキャッシュバックが行われた事があることから発生した転売厨の亜種である。
 時期を見計らい、別のキャリアにて携帯電話の契約変更を行い、キャッシュバック、すなわち現金での返金を受け取る行為である。
 この行為を行う人々は行動原理は金儲けであるため根本的には転売厨とそう変わらないが、転売とは異なり、各キャリアの店員と直接交渉する必要があり、当然冷ややかな目で見られる事からこの商法を使って金儲けする輩は周りの目を気にしないサイコパスのような精神異常者とみられることがある。

の死亡

 なお、メーカーが転売の対策として初回版復刻、あるいは再販( 例としては坂井泉水没後のZARDのベスト盤の例が顕著 )したり、雑誌などでも重版が入るなどの供給が増加するという事態や、実はそれほどユーザーがいなかったりするなど、需要と供給のバランスが崩れるような事態となると買い集めた商品が売れなくなり、一転不良在庫と化す事例が存在する。
ニンテンドーSWITCHはこれを見越したのか、任天堂は増産を強化した模様。その効果があったようで買い占めた転売屋から流れたと思われる新品がリサイクルショップに不自然に大量に並んでいた現象がチラホラ見られていた。

注意

 チケット類の転売は発覚するとダフ屋行為とみなされ、『迷惑防止条例』『物価統制令』『特定商品取引法』を適用して罪に問われる事がある。また、転売者から購入した場合、運営によっては無効とされる場合も存在する。
 各種ゲーム等のシリアルコードに関しても、1アカウント/1回までと決められていたり、1回使用すると無効になるものがあり、その確認ができない場合も存在する。その為詐欺まがいなものもあるとされる。余談だが、雑誌付録のものはほぼシリアルコードが同じになっているケースが殆どである。

転売の意外な盲点

 転売するために商品を集める場合、ヤフオク等のネットオークションを利用する場合でも、それを専門として生計を立てている場合は古物営業法に抵触し、古物商許可証が必要になるという解釈もされる場合がある。ただし商品により解釈が変わる可能性が存在する。

対策例

 特にゲーム機を扱う店舗では、転売目的とみられる客による大量購入による在庫切れでの他の客の購入機会が無くなるのを防ぐ為、据え置き型だと一人一台、携帯ゲーム機だとおおよそ1~2台と購入数の制限を掲示するケースも少なくない。また同業者とみなし入店を禁止するという手段もとることが可能である。それでも転売のため複数の店舗の在庫を抑えたり、複数購入可能な店舗で購入するため、被害は軽減レベルであり、いたちごっことなっている。
 過去に発覚した例では『買い子』をある程度の金額で雇用、列に並ばせ大量購入といった出来事があった( 持ち逃げされたらどうするつもりだったのだろう )。また上記でも触れた妖怪ウォッチに関しては、家庭用ゲーム機と同じような個数制限など( 1家庭につき個数限定 )を設けた事がある。最近では落ち着いているようだが。
過去には転売禁止を予め規則に入れていた任天堂の会員サービスであったクラブニンテンドーのシリアルコードの転売も目立ち、これもあってか後継のマイニンテンドーでは採用されなかった。

チケットに関しては

 各種認証、例えば顔認証方式を取り入れたり、チケットの転売が発覚した段階で無効にする、最初から転売不能な電子チケット化という対策が取られている。
 中にはtwitterを通じて「ヤフオクで売られているチケットに違反申告をする」というつぶやき活動も存在するのだが、チケット転売を根絶するには至っていない。中にはコミケのサークルチケットがヤフオクに並んでいたという事例も……。

規制の弊害

 この規制が原因で本人が当日行けなくなったため連番で行く予定だった人も巻き添えを食らって行けなくなったり、認証手段がないためにチケットが購入できないという事態になったり、ちゃんとルールを読まずにチケットを入手した馬鹿がそれでも転売するために転売厨本人も損をする上に、その席が空席になるという文字通りの誰得な弊害も生んでしまっている。
 転売厨の迷惑度は最早笑えないレベルの規模になってしまっているという事である。

関連項目

厨房(ネットスラング) 転売
チケット フィギュア 同人誌
犯罪 規約違反

マケプレ:「並行輸入品」と称して偽物を売りつける、玩具のイオン限定セットを勝手に横流しするなど、こちらのモラルも低い。

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