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※追加する際は、それが異能生存体の定義を満たしているかを検証し、そうだと判断するに足る理由を第三者にも理解できるように明記するか外部リンクを設置してください。
なお、キリコ・キュービィーに関しては、疑惑があるというレベルではなく、明確に異能生存体そのものであるため、除外する。
異能生存体疑惑(実在)
空想や創造の話だけだと思ったら現実世界にもこう言ったよく解らない“補正”の入った人物群は存在する。架空ならまだしも、現実にまでいるのはどうでしょうか神様。
軍人
- シモ・ヘイヘ(フィンランド軍人、猟師)
- 狙われたら死ぬ確率150パーセントの白い死神。冬戦争に於けるコッラー河の死闘にフィンランド軍の勝利に貢献。度々物量に勝るソ連軍正面で狙撃を続けた結果狙撃数世界最多となった。ある時の戦いで敵兵の銃撃で顔を撃ち抜かれるという重傷を負うが、それでも一命は取り留めている。平成14年のエイプリルフールに永眠。
- ジャック・チャーチル(イギリス軍人)
- 銃弾が飛び交う第二次大戦時代に何故か剣と弓を持って戦いに臨んだ異世界からやって来たような男。装備も装備なら戦い方も戦い方で、奇襲直前にバグパイプを吹き鳴らす、既に廃れた戦列歩兵陣で突撃をかますなど時代錯誤も甚だしい戦法を取りながらも勝ち続け、たとえ負けてもしっかり生き残って見せた。
- ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(ドイツ軍人)
- 言わずと知れた破壊神。戦車撃破スコア計測不明の空の魔王。戦車の撃破数が有名な対地攻撃機エースだが、同時に戦闘機の撃墜でも5機撃墜をこえている。だけなら良かったが敵地下に於ける度々の被撃墜にも関わらず生還してくるなど史実の近似値筆頭に相応しい。
- 舩坂弘(日本軍人、大盛堂書店創業者)
- 言わずと知れた不死身の分隊長。米軍陣地に傷だらけの中単身潜入、射撃され、死亡判定されるも蘇生、捕虜になったその陣地の弾薬庫を破壊した。
- エイノ・イルマリ・ユーティライネン(フィンランド軍人)
- ニルス・エドヴァルド・カタヤイネン(フィンランド軍人)
- 継続戦争にて活躍したフィンランドの軍人。極めて運が悪く、乗る機体に彼の意図や腕前と無関係に故障や事故が頻発することで知られる。その頻度たるや、最終的に総撃墜数フィンランド軍第8位となる文句なしのエースパイロットであるにもかかわらず貴重な戦闘機をあまりにも破壊するため機数に余裕のある爆撃機隊に回されたほど。『ついていないカタヤイネン』という身もふたもない二つ名を与えられていることでもよく知られている。
- これだけならただ運の悪い人で済むのだが、戦闘機パイロットである彼に襲い掛かる事故や故障は当然命にかかわるものも多く、例えば修理した戦闘機のテストパイロットを務めた際はエンジントラブルにより不時着したところぬかるんだ地面に足を取られて機体ごとひっくり返ったこともある(ただし本人は無傷)。受領した機体の飛行テストでエンジントラブルに見舞われ、数日後にエンジンを交換して再テストをすれば今度は機体がバラバラになるほどの大事故を起こしたことも。他にもエンジンやガソリンタンクなど機体が即墜落、もしくは炎上しかねない箇所に被弾したこともあるが、無事に基地へたどり着いている。
- また、彼も決して無傷で済んでいたわけでは無く、前述の機体がバラバラになる大事故ではさすがに入院する羽目になった。他にも被弾した際に破片が足にめり込んで1か月の入院生活を送るのはまだしも、退院直後の出撃時には離陸寸前で吹雪に巻き込まれて雪山に衝突し、再び4か月の入院も余儀なくされている、最終的には被弾して帰投する最中にエンジンから漏れ出して気化したガソリンを吸い込み卒倒、そのまま基地に時速500㎞以上の速度で突っ込み、四散する機体とともに200m以上も吹っ飛ばされるも重傷を負うも何とか生存。どれ一つとっても死んで当然の大事故だが、入院期間はたったの2か月だったという。終戦後は市役所に務め、1997年に77歳の天寿を全うした。これだけの不運に見舞われながら最終的に生き伸びたことから、『とてもついているカタヤイネン』の名でも呼ばれている。
様々な職業
- イ・サン(朝鮮王)
- 西塚十勝(調教師)
- 荒川父(農家)
- ヴェスナ・ヴロヴィッチ(スチュワーデス)
- 乗っていた旅客機が高度10,000メートルで空中分解、頭蓋骨1か所、脚2か所、椎骨3か所骨折するも奇跡的に生存。『パラシュートなしで落下して生還を果たした世界記録保持者』としてギネスブックに載る。
- スティーヴン・ホーキング(物理学者)
- 1963年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、以降50年以上も毎年「余命数年から数カ月」を宣告され続けていた。2018年3月14日に76歳で死去。病気の内容を考えれば十分に天寿を全うしたと言えるであろう。
- トニー・トト(ピザ店主)
- ジョゼフ・フーシェ(政治家)
- フィデル・カストロ(政治家)
- 総勢82人でキューバ革命に成功する。「暗殺されそうになった回数が最も多い(計638件)人物」としてギネスブックに載る。傷一つなく在命を続け、2016年11月に90年の天寿を全うした。
- フレーン・セラック(音楽教師)
- 電車脱線、飛行機墜落、バスが川に落下、自家用車炎上爆発、車内炎上、バスにはねられる、運転中崖から転落、等の事故から生還。
- リック・フレアー(プロレスラー)
- 狂乱の貴公子、ネイチャーボーイなど数々の異名を持つ、伝説的なプロレスラー。1975年にセスナ墜落事故に遭って背骨骨折と重傷を負いながらも生還。しかもその後もかなりの高齢になるまで現役を続けた、現代の異能体と言うべき存在。
- ロイ・サリヴァン(森林警備隊員)
- 生涯で七回雷に打たれるが、特に別状なし。最も雷に打たれた男としてギネスブックに載る。
- アナスタス・ミコヤン(政治家)
- 旧ソ連が誇る異能生存体。ロシア革命の時期からソビエトに参加したオールドボリシェビキで、レーニン、スターリン、フルシチョフの時代の政権中枢を生き抜いた奇跡の人。なお、名のある同期はキャリアの最後の方にはほぼ全ていなくなっている辺りで環境の酷さを察してほしいところ。
- 長谷川勝敏(大相撲力士)
- 角界最強の異能生存体。幕内最高優勝を経験しながらも現役時代の最高位は関脇止まりだったが、幼少期に船から転落しそうになったり、増水した川に転落したが、却ってそれが幸いして一命を取り留めたり、所属部屋でフグ食中毒が発生した際には自分だけ腹を壊していて鍋に手を付けず難を逃れたり(この時には2名の犠牲者が出ている)、さっぽろ雪まつりで旧友と再会して乗る予定だった飛行機をキャンセルしたらその飛行機が墜落して乗員・乗客が全員死亡してしまったりなど、数々の死亡回避エピソードを持つ。
- ティム・ランカスター(機長)
- 1990年に起きたブリティッシュ・エアウェイズ5390便不時着事故の機長。17400フィートまで上昇したところで、不適切な機体整備により機長席側の窓ガラスが吹き飛び、機長自身が外に吸い出されて、足が操縦桿に引っかかった状態になった。一人残された副操縦士は、何とか機体をコントロールし、サウサンプトン空港へ緊急着陸。機長は死亡したかと思われていたが、驚くべきことに機長は重症を負いながらも生き延び、5ヶ月未満で職場に復帰した。
惜しかった人
- デビッド・パーレイ(F1レーサー)
- 1977年、第10回戦のイギリスGP予備予選でカーブを曲がろうとした際にアクセルが戻らなくなり、コースを飛び出して真正面からフェンスに激突してしまう。衝突時のスピードは凡そ173km/h、そこから僅か66cmで0km/hまで急減速したとされ、全身に179Gもの重力が掛かったと見られている。誰もが生存を絶望視する中、心肺蘇生から奇跡の生還を果たし、「最も大きい重力に耐えた人間」としてギネス世界記録にも掲載された。F1引退後はスタントパイロットに転向したが、1985年7月2日、曲芸飛行中に僚機と接触して海に墜落。今度こそ帰らぬ人となってしまった。40歳没。
生物
- Old Tjikko(ヨーロッパトウヒ)
- 樹齢9550年。
- オスカー(ネコ)
- リアルキリコ(ただし猫)。
- まさひろ(ニワトリ)
- 大阪市天王寺動物園所属。幾度となく動物のエサに出されるも生き残り「幸運のニワトリ」や「奇跡のニワトリ」と呼ばれる。
- チムール(ヤギ)
- ロシア・ウラジオストクのサファリパークで飼育されていたヤギ。虎の「アムール」のエサとして囲いに入れられたが、怯むどころか逆に反撃するほどで、やがてアムールは捕食するのをあきらめ、2頭は親友同士となった。
- その後チムールは成長するにつれアムールに暴力を振るうようになり、2016年1月、チムールに踏みつけられたアムールは我慢の限界に達してチムールを高台から投げ飛ばし、直後に飼育員により引き離された。チムールの健康はその後悪化し、治療のためモスクワに移送されたが、最後まで体調が回復することなく2019年11月5日に死亡が確認された。没年齢は5歳前後とされているが、本来生き餌だったことを考えれば十分長生きだったと思われる。
- 首なし鶏マイク(ニワトリ)
- アメリカのコロラド州にある農場で1羽の雄鶏ニワトリが首を撥ねられたが、まったく死ななかった。顔がないので自力では餌や水を接種できず、喉に管を通して流動食や水をスポイトで与えられていたとか。首を撥ねられて18か月も生きたが、最期は餌を喉に詰まらせて窒息を起こし死亡した。
異能生存体疑惑(架空)
漫画・アニメ
- 一ノ瀬晴(悪魔のリドル)
- 儚げな容貌とは裏腹にワイヤーによる首絞めに十秒以上耐えたり毒物に耐性があったりこんなこともあろうかとと胸骨にチタン合金にナイフが当たり致命傷を免れたりともう全部あいつ一人でいいんじゃないかなというタフっぷりを発揮する。おかげで主人公で彼女を護ると誓ったはずの東兎角が割を食って苦戦する場面が増えてしまった。
- 曰く「男の鍛錬は食事と映画鑑賞と睡眠だけで十分」だけで日本の安全保障に危険を孕ませる様な力を習得。近似値かどうかは要検証。
- 風間真(エリア88)
- 親友の神崎の策略でアスラン王国の外人部隊に入隊させられ、神崎への復讐と恋人の涼子との再会を果たす為に違約金150万ドルを稼ぐべく戦いに明け暮れる同作の主人公。作中でも度々敵機や新兵器により乗機を撃墜されるたびに(主人公とはいえ)生還を果たしている。
- が、その際の出来事がサバイバルキットの食料と水が尽きて体力的にももう限界が来たので「このまま死んでやる」と最後の力を振り絞って手を伸ばした先が88基地の滑走路だっただの、地上空母のミサイルで撃墜された際には射出座席が作動しなかったものの、そのお陰で燃料を被らずに済んだ上に砂がクッションとなって衝撃を吸収した(ファリーナ曰く「君は実に運の強い男だ」)だのと異能生存体としか思えない幸運の数々で生還を果たしている。
- 金田正太郎(AKIRA)
- 暴走族のリーダー格で運動神経と機転の良さは人並み以上ではあるものの、一人で軍隊すら壊滅させる超能力者に一人で戦いを挑んで勝利寸前にまで追い込むなど常軌を逸した活躍を見せる。
- 原作では悪運の強さが尚更強調されており、毒入りの食料を気付かずに食べても船酔いで吐き戻し、マシンガンの掃射を浴びせられてかすりもせず、異次元に飲み込まれて「この世にはおらん」と告げられても生還、しかも大量のビルの瓦礫と共に高所から落下したのに偶然テントの上に落ちて無傷、さらに単独で空母すら撃沈するほどパワーアップした超能力者がたまたま調子が悪かったためグーパンで黙らせて説教など、そのしぶとさは最早ギャグの領域ではあるが、一種の運命的なものが関係しているらしいとも示唆されている。
- パトリック・コーラサワー(機動戦士ガンダム00)
- たびたびの撃墜にもかかわらず常に無傷で生還する別名“不死身のコーラサワー”。ELSに侵食されて自爆しようとしても撃墜されて助かる始末。
- フレデリック・F・ブラウン(MS戦記シリーズ)
- 星空みゆき(スマイルプリキュア)
- 溝口恭介(蒼穹のファフナー)
- ただでさえ死亡フラグが回収されやすい作品の人物にして、「お調子者・主人公達にとって身近な壮年キャラ・主人公達に助言をする大人・裏の顔は工作員」と死亡フラグが乱立している。にもかかわらず、あらゆる存在を同化するフェストゥムと生身での交戦に、武装の貧弱な輸送機に搭乗する中でフェストゥムに襲われるなどの事態を潜り抜け、死なずに生き伸びた。 二期で未来予知能力を得た人物が壊滅状態の島と大破したファフナーの傍らに無数の墓がある未来を目撃するシーンでも主要キャラの墓が多数たたずむ中溝口の墓は見当たらず(一応墓はすべて竜宮島に残留した者の墓であり、溝口以外のシュリーナガル派遣組も例外なく墓が無い。このことから溝口の生死は別にして遠征隊そのものが島に帰還できなかった、もしくは遠征組が帰還する前に島が滅び、その後に帰還した遠征組が墓を建てた未来とも考えられるが)、真冬のロシアでも一張羅のタンクトップ姿で元気に活躍。極めて冷酷な人物に対して「部下を処刑するつもりなら自分を処刑しろ」と発言しても「そうならないことを願うわ」と一笑に伏され、実際にその人物の助けで命拾いする。その不死身っぷりは視聴者に『不死の力を秘めた因子「MIZOGUCHI因子」が存在するのでは』『溝口の加護により、タンクトップを着ているキャラクターは絶対に死なない』とネタにされ、極めつけには危機的なシーンでも『溝口さんがいるから何とかなるだろう』と安心されるほど。結局、二期の最終決戦でも危なげなく生還してしまったため確定的な近似値の代表例の一人。
- 本来であればもっと早く退場する予定だったそうで、原作者である冲方丁も一度本気で殺すつもりで脚本を書いたのだが、その本人ですらどういうことなのかわからないうちに生き伸びてしまい「こいつ、どうやっても死なねぇ」と言わしめた不死身のオッサン。ただし、同時に溝口が死なない代わりに他のキャラがとばっちりを受けていることも明言されており、この点も実に異能生存体っぽさを醸し出しているポイントである。
- 宗像伝奇(宗像教授シリーズ)
- 日本各地を巡りつつ様々な伝説や歴史の謎を調査する民俗学者。調査の過程で事故、殺人事件、大災害、無差別テロなどに遭遇する事が多く、殺人鬼や猛獣どころか怨霊やタイタンなど人智を超えた存在に襲われる事もある。
- だが悪運も強く、乗っていたクルーザーに隕石が直撃して爆発炎上したため外洋を漂流する羽目になったり、竜巻とタンクローリーの爆発に巻き込まれて炎上した車ごと水中に沈んでも(なお彼はカナヅチである)平然と生還している。また、麻酔薬を打たれて車中に監禁された状態でテロリストに刺殺されそうになったが、同乗していた運転手が殺人に動揺したせいで交通事故を起こし、車が爆発炎上したにも関わらず宗像教授だけ生きていた事例もある。
- また、元軍人などといった過去はないはずだが異様に強く、テロリストの戦闘員をステッキで殴り倒して一掃、更にヘリコプターをステッキ一本で撃墜し、メルトダウンを起こしかけ絶望した原子力発電所の職員を一喝して再起させるなど謎のカリスマ性も持つ。
- 一方、妻と娘が目の前で事故死するという異能生存体特有の悲劇にも遭遇している。
- 毛利蘭(名探偵コナン)
- ルパン三世(ルパン三世)
- 杉元佐一(ゴールデンカムイ)
- 日露帰りの復員兵。かつては第一師団の決死隊に所属し、不死身の杉元の異名を持つ。その功績は対立する鶴見中尉一派の兵士たちにも知れ渡っており、本人が要所要所で叫ぶこともあって読者の印象に残りやすい。
- 第一巻にして覆いかぶさってくる手負いのヒグマに単身でとどめを刺した他、ヒグマの巣穴に飛び込む、至近距離でヒグマと刺し違える、真冬の北海道の海に全裸で潜る、ガス溜まりを当てた炭鉱から人を背負って脱出する、トリカブトの毒を(毒の強さを調べる目的で)舌で受ける、男四人の密室でラッコ鍋を食べる、など不死身っぷりを上げると枚挙にいとまがない。相棒のアシリパ曰く死の恐怖に支配されないことが彼を不死身たらしめてるらしい。
- なお、佐一も何かしらの特異体質を持ち合わせているらしく、傷の治りが異様に早い。この点はキリコと同様である。
- 流竜馬(ゲッターロボシリーズ)
- シリーズ毎に性格の差異はあれど、怪我をすることはあっても死ぬことはない。また、致死量の麻酔段を食らっても数秒間は何ともなく活動したり、常人なら絶対に死ぬような飛び乗りを平然とやってのけたり(当然無傷)、漫画版號に至っては刀を腹に刺されても血を流すどころか刺さったままの刀をへし折りガンを飛ばし続けた。ここまでだと異能生存体というか単に強いだけな気もするが、漫画版では敵に自爆特攻しても生きていた(ただしそのまま捕まって記憶喪失になる)など、それらしい面もある。とにかく死ぬことはない。死ぬことはないが・・・
- 壁(キングダム)
- 化け物じみた戦闘力や頭脳を持つキャラに溢れている作中では、特に並外れた能力を持っているわけではない。しかし序盤から主人公側として登場していることもあり、数々の激戦に翻弄されつつも生存し戦果をあげ、順調に出世を続けている。
- 特筆すべきはもともと『史記』に記された『将軍壁死』という一文のみから作られたキャラクターであり、いわば生まれた時点で戦死することが運命づけられた存在であった。しかし後に『将軍壁死』を『将軍壁が死んだ』と訳するのは誤訳で、『将軍が城内で死んだ』というのが本来の訳である可能性がでたため、作者の意向により急遽生存することが決定した。言わばメタ的な意味での死亡フラグさえ覆したと言えるだろう。
- オズマ・リー(マクロスF)
- S.M.S.スカル小隊隊長。普段は豪放磊落で大雑把な性格だが、任務では元軍人らしいシビアさを見せる。操縦に高度な技量を要するアーマード装備をほぼ常用するなどパイロットとしての腕は一流。そして重度のシスコン。数々の死亡フラグを立ててはそれを回避してきたフラグクラッシャー。特に17話の死亡フラグ乱立は異様。一部を抜粋すると、17話のサブタイトルが「グッバイ・シスター」・「こんなのかすり傷さ」・銃の手入れをしながらランカとの過去回想・パイン…などなど数え切れないほどのフラグを乱立しながらも粉砕し生還してきた。(部下が死んだ時にファンから「このフラグクラッシュのとばっちりを受けたのではないか」と言われたことも)
- 声優の小西克幸氏はマクロスファンとして、ある程度の死亡フラグを知っていたらしく。PS3のゲームソフトマクロス30の特典映像である制作インタビューではパインケーキの一件の台本を渡された際に、「死ぬじゃん、これ」と中の人からも突っ込みを受け、心配されていた。
- マクロスシリーズには死亡フラグクラッシャーのガムリン木崎がいる。
小説・ライトノベル
- 加賀城雀(楠芽吹は勇者である)
- フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトとオリビエ・ポプラン(銀河英雄伝説)
- どちらも主要キャラで尚且つ人気キャラであっても容赦なく死亡する本作にて作者曰く「死ぬ予定だったのに作者の魔の手を逃れて最後まで生き残った人物」として上げているため
- ビッテンフェルトは出自の関係から貴族的な華麗さを持つキャラが多い銀河帝国のキャラクターにして、作中屈指の脳筋型猪武者である。『粗にして野だが卑に非ず』と評され、『褒めるときは大きな声で、悪口を言うときにはより大きな声で』を家訓に持つ直情型の人物で、実際作中幾度も作戦に失敗し、そのたびに自身の艦隊も旗艦を含めて壊滅的なダメージを受けてきた。そればかりか一度ラインハルト直々に処分を下されかけた(と、言うか撤回されただけで事実上処分命令が下っていた)一幕もあったが、戦死も自裁も免れている。
- ポプランの場合も、『女好きのお調子者』『艦隊戦における艦載機パイロット』、更に同盟側の主役がユリアンに移ってからは『主人公格に助言をする大人』という死亡フラグ三重苦を背負った上、度々生き様死に様に関わる軽口をたたく他『俺は30代になる予定はない』などと嘯くなど、いかにも30を迎える寸前に不慮の死を遂げると言わんばかりの極めて濃厚な死亡フラグ臭を漂わせていたが、結局終幕まで生き延びた。
ゲーム
- エイリーク(アーマード・コア ヴァーディクトデイ)
- 実力こそ大したことは無いが、過去に発生した紛争のことごとくに参戦してはその都度生還を果たしているという歴戦の傭兵。
- ゲーム中では暴走状態のUNACの大群を排除するために主人公と共に雇用されるが、UNACの数の暴力の前には為す術が無く機体は爆発炎上。乗機の右腕をもがれた挙句トドメは豪快に蹴っ飛ばされるという見事なまでのフクロっぷりに彼の人生もこれまでと思われたが、ミッションクリア後のレポートでは何故か生存が確認、この並外れた生還能力が傭兵斡旋組織サインズの目に留まった事で各種性能試験(テストモード)での相手役としての仕事が特別に斡旋されるに至った。
- オメガ11(エースコンバット04)
- ゲーム中高確率で撃墜される友軍機のパイロット。だが、完全に敵地での作戦でも次のミッションには必ず参加しているが、完全に敵地での作戦でも次のミッションには特に説明も無く必ず参加しており、酷いときには同じミッション内で複数回撃墜される事すらもある。エースコンバット中対人戦及び地上戦最強のパイロットであると思われる。
- 三尉(新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画withアスカ補完計画)
- ストーム1(地球防衛軍)
- 何をどうやっても地球の陥落を防いできた英雄。敵の異星人たちは自分たちが放つレーザーをかいくぐって一人の人間が次々と自軍の軍団を壊滅させる様を見てどのように思ったのだろうか・・・ 挙句「4」では彼を中心としたチームになってるし。
- 寿美幸(ときめきメモリアル2)
- 名前とは裏腹に作中で何度もダンプや乗用車に撥ねられる、観覧車に乗れば事故に遭う、スキー場へ行けば遭難するなどとにかく不幸体質。但し特技に「どんな事故でも大怪我しない」と書かれている通り、実はとんでもない幸運の持ち主。『別冊 Hibikino Watcher』の2巻では在校生某T.S氏の言葉を借りる形で「ただバランスが取れていないだけ」と解説されている。
- マスターチーフ(HALOシリーズ)
- 元々は銀河系に蔓延る反政府勢力に対するカウンターとして、幼少期に拉致同然の扱いで超兵「スパルタンⅡ」として育てられた。物量的技術的にも勝る敵性宇宙人を相手にとった星間戦争では「大気圏再突入の速度を相殺できぬまま地球に落着してもスーツに傷がついた程度で済む」「光速ワープの捻れで乗艦した宇宙船が大破するも生存」「自ら起爆した核爆弾の炸裂もバディAIの働きにより生還」など数々の幸運に恵まれている。
- 超兵育成過程で半ば改造人間のような処置を加えられたり、ありとあらゆるダメージから彼を守り抜いた戦闘防具「ミョルニルアーマー」の恩恵もあるが、何より彼を不死身たらしめた要因は「彼自身が生来持ち得る運」らしい。
- キョウスケ・ナンブ(スーパーロボット大戦シリーズ)
- 地球連邦軍に属するパーソナルトルーパーのパイロット。士官学校時代のシャトル事故を始め、試作機の空中分解による墜落や、乗機を完全に撃墜されるなどの災難を経験するが、相応の怪我を負いながらも生還しており、いずれも短期間で任務に復帰している。
- 特にシャトル事故の件は乗員がほぼ全員死亡する(生還者はもう一人存在するが、彼女も厳密には一度死亡している)惨状の中、唯一生身で生き残った人物であった事が後に明かされ、強運を自負していた仲間達ですら白旗を上げる有様であった。
- そんな彼の生身の戦闘能力は本人曰く「腑抜けたブリット(同じチームの部下で、示現流を修めた人物)なら拳銃があれば倒せる」程度。一方で先述のブリットが使用後に不調を訴えた高負荷のパイロットシミュレーターを「G(加速度)が少なすぎて参考にもならない」と評するなど、身体が丈夫である描写が所々に存在しており、それが異能生存体疑惑に影響を与えているのではと見る向きもある。
- ネイサン・ドレイク(アンチャーテッドシリーズ)
- プロのトレジャーハンター。銃弾を腹に受け大怪我を負いながらも転落寸前の列車から脱出(ちなみにチュートリアル)、吹雪の中彷徨い続け倒れるが現地の人に助けられる。沈没寸前の船から嵐の海に飛び込みどうにか岸に流れ着く。砂漠の中を飲まず食わずで数日彷徨うなど普通の人なら死ぬだろレベルの状況にあいながらも命からがら生還している。しかも、腹部に大怪我を負った状態でも砂漠の中を数日彷徨って極限の状態でも普通に敵と戦闘している。
- 成歩堂龍一(逆転裁判シリーズ)
- 大学時代に猛毒の入っていたガラスの小瓶を食べ(普通ガラスを食べたら口の中や身体の中がズタズタになるのだが無傷、毒の方は半年も経って無害になっていたのか小瓶に毒が残っていなかったのか不明)、弁護士になってからは後ろから犯人に消火器で殴られ一時的な記憶喪失になり(一歩間違えてたら死んでる)、燃える橋を渡ろうとして転落、飲み込まれた死体はほとんど浮かんでこないと言われている急流の川に(しかも2月の極寒の川に)落ちて風邪だけで済んだ。が悪性の風邪で2日間安静にしてるよう病院に入院。入院した次の日には無理矢理退院して(その時の顔色は緑色らしい)、その後裁判もこなした。悪運と頑丈な身体の持ち主である。(運がいいのか悪いのか分かりにくい男と評された事も)
- 弁護士を引退して7年後には、車に跳ねられ10メートルふっ飛ばされ電柱に頭をぶつけたのに足の捻挫だけで済んだり、コラボ作品『レイトン教授VS逆転裁判』では、爆発に巻き込まれ10メートルふっ飛ばされたり、走ってきた鎧を着た騎士にぶつかり2メートルふっ飛ばされたりと(どちらも無傷)、悪運と身体の頑丈さは健在である。
- 成歩堂龍一の先祖、成歩堂龍ノ介の活躍を描いた作品『大逆転裁判2』の作中のセリフで、成歩堂龍ノ介が馬車に何度かはねられたとあった事から身体の頑丈さは先祖譲りな模様。(怪我をしたとか言ってない為おそらく無傷)
- 迅速のカーン(ラストオリジン)
- 戦闘時はローラーダッシュで移動し、生存確率250億分の1を生き抜いてきた、まさに異能生存体の元祖キリコ・キュービィーの女版ともいうべきカーンだが、日本版2周年を記念して虚淵玄氏がシナリオを担当したイベント『怒りの狼牙』(2022.06.15-2022.07.27)では、指揮官型モデルとして改修されるまでのT-4ケシクだったころの、人類滅亡前からの彼女が戦闘において上官や仲間を救えなかった事への後悔から、「餓狼」へと変貌していく様が描かれている。
- 「彼女(カーン)の戦い方は、普通のバイオロイドなら24時間に70万回近く死んでいる」という戦い方をして、それでも100年以上生きながらえているという作中のバイオロイドの中でも屈指の能力の持ち主。
- 通常の人間の数倍の生命力や身体能力、反射神経を持つバイオロイドとはいえ、「単独戦闘での極限状況下において思考を二分化し、休息と戦闘を同時に行える」という。カーン曰く「平たく言えば眠りながらでも戦える」だそうだが反面「(仲間を救えなかった)過去の悪夢を見る事もある」
- 但しこれはカーンが隊長を務める「アンガー・オブ・ホード」の部下達も知らず、「『これ』をやるのは部下達がいない時のみ」だという。
- アイザック・クラーク(DEADSPACEシリーズ)
- 言わずとしれた宇宙最強のエンジニア。工具という名の武器を駆使し、ネクロモーフと呼ばれる正体不明の敵の手足をバラバラにし踏みつけ、時には殴り合ったりもする。謎の存在と戦いを繰り広げているが軍人ではなくエンジニアである(海軍所属経験はあるが)。エンジニアってなんだっけ、とエンジニアの定義が揺らぐ人物でもある。
特撮
- 照井竜(仮面ライダーW)
- 第22話のサブタイトルがズバリ「死なない男」。そのタイトルに偽りはなく、敵の罠に嵌められ、生身の状態で無数の鉄骨の下敷きにされてしまったが、ボロボロになりながらも生還。そのまま変身して怪人の撃破に成功した。
- また、作中でしばしば「俺は死なない」と口にしているのは伊達ではなく、更にウェザー・ドーパントの熾烈な攻撃に耐え抜き、テラードラゴンに全身を噛み砕かれたり、ユートピア・ドーパントに火だるまにされても生還するなど、後述の舩坂分隊長の如き生命力を見せている。
- ラッキー(宇宙戦隊キュウレンジャー)
- よっしゃラッキー!が口癖な究極の救世主。インダベー戦闘機に生身でしがみ付き宇宙に放り出され凍死しかけるがシシキュータマに選ばれその直後に発生したしし座流星群に乗り無事帰還&シシレッド初変身を果たすをはじめ、数々の災難に見舞われるも持ち前の強運とキュウレンジャーとして宇宙を救う思いで乗り切ってきた。ラッキーさんマジラッキー。
- 早川健(快傑ズバット)
ドラマ
- 北条時輔(大河ドラマ 北条時宗)
- 鎌倉時代に実在した武将で鎌倉幕府第8代執権・北条時宗の異母兄。史実では文永9年2月15日(1272年3月15日)の二月騒動で時宗の命により討伐されたはずだが、当時の資料『興福寺略年代記』や『保暦間記』に生存説がある。また二月騒動から数年経過しても生存の噂が絶えず、事件から12年後に息子ともども幕府から追討令を出されている。
- これだけなら単に『生存説のある人物』で終わるのだが、この生存説をもとにものすごい人物を創作してしまったのが2001年に放送されたNHK大河ドラマ『北条時宗』である。作中では史実よりも長生きした人物は他にもいるが、彼の場合は何らかの補正が働いてるんじゃないかと思うくらいに何かがおかしい。以下はその異能ぶりのほんの一部。
- 実父から彼を殺すよう遺言を残されたのを皮切りに幕府からは命を狙われ続け、武将としての身分を失ってからも北条得宗家を恨み続ける北条出身の女に絞殺されかけたりするなど常に死と隣り合わせの人生を送り続けた男は結局最終話まで生き延び、弟の最期を静かに看取った。
- 瀬文焚流(SPEC~警視庁公安部公安第5課 未詳事件特別対策係事件簿~)
- 同作における主人公のバディにして、もう一人の主人公。
- まず本作は登場する犯罪者が特殊能力「SPEC」を持つことが殆どである中、彼は全くそれらを持たないながらも純粋な戦闘力だけを武器に戦っていく(なお当麻の方はドラマ版最終回~1つ目の特別編に掛けてSPEC HOLDERであったことが明らかになる)。…とここまでなら割とありがちな展開なのだが、問題は回を重ねるごとに人間離れが著しくなっている点。具体的には、
- ドラマシリーズ最終回「癸」にて、とあるSPEC HOLDERから受けたダメージ+その人物を倒すトラップとして撒いた毒による二次ダメージ+物語を裏で操っていた人物の度重なる記憶操作による意識の混濁を乗り越え、最終決戦に駆けつける。
- 特別編①「翔」にて、序盤から当麻が射った矢を後ろ手で目を瞑ったまま掴んだ挙げ句投げ返す。その後瞬間移動すると目された殺し屋にタイマンで勝利(ただしこの瞬間移動は別の人物から与えられたSPECであり、このタイマン時には使っていなかった可能性が非常に高い)。そのダメージを引きずったまままたしても決戦の場に殴り込んだ挙げ句数人のSPEC HOLDERを殴り倒す。
- 劇場版①「天」では、普通の人間が喰らうとフリーズドライと化して死亡するSPECの攻撃を何度も受けながらも足の皮が全部剥けるダメージで済む。そのすぐ後決戦場となった屋敷の大爆発に巻き込まれながらも気合で復活。挙げ句の果てに銃弾を受けて倒れ、ICUにて心臓が止まるものの当麻の餃子臭さで「ウプッ…餃子臭ぇ…!!」と言いながらいきなり心拍数が60近くになって蘇生(この直前に当麻は舌バカ特性スーパー餃子をモリモリ食べていた)。もう完全に人間を辞めている。
- 特別編②「零」はドラマシリーズの前日談なのだが、この時点から生身で成人男性の身長の倍近い高さのジャンプを繰り出すなど、既に人間離れした身体能力を見せている(異能生存体要素はあまりないが)。
- 完結編となる劇場版②「結(クローズ)」。例によって最初からおかしく、当麻に病院の室内でしていたバーベキューの肉を押し付けられ、挑発されたことにキレた末ギプスを引きちぎって投げ反撃(なおこの時骨が見えている)、その後真の最終決戦場となった、警視庁屋上の電波塔から投げ出され(なお本部庁舎の高さは89.5mもある)て公園の砂場に頭から突っ込むものの、そこから生身で再び屋上まで上がってくる(この時警視庁周辺は世界終焉の砂嵐やプレート断裂で荒れ狂っていた)。そこでとある事情から全てのSPEC HOLDERの霊体をその身に封じ込めた当麻を霊体ごと地獄に落とすべく射殺、その死を見届けた。
舞台
- 鎮宮影正(舞台仮面ライダー斬月-鎧武外伝-)
- 兄・鎮宮雅仁の復讐を果たす為に暗躍していた青年。一応仮面ライダーではあるのだが、生身の時に他の仮面ライダーから斬られたり、斬られた傷を自ら拳銃で何度も撃つという狂気的な行動を見せた末、裏切った兄に至近距離から腹を銃撃されて死んだかに見えた。しかし、しぶとく生き延びており再登場。兄を道連れに小型爆弾で自爆を図るも何故か死なず、強大な怪人と化した兄に斬られて高所から落下するもまだ死なず、主人公に変身ベルトを渡してようやく息絶えたかに見えた。しかし、小説版ではそのあと救助されて生き延びたことが明かされている。繰り返すが、上記のエピソードは全て生身の時のものである。その頑丈さは演者からも「人類最強の身体」とネタにされたほど。
映画
- ジョン・マクレーン(ダイ・ハード)
- この人もよくもまぁ死ぬ思いを何度もしている。ジャンボジェットの主翼上で格闘戦など普通なら早々にあの世行きの状況だろう。
- フォード・ブロディ(GODZILLA-ゴジラ-)
シェアワールド
- SCP-503(SCP_Foundation)
- SCP_FoundationによってSCPオブジェクト(既知の自然現象に反する存在)として収容されている63歳の白人男性。
- 幼少期に家族全員が死亡する大事故に巻き込まれるが、彼自身は車に少なくとも10日以上閉じ込められながらも生還。その後も34階からの転落、飛行機事故、果ては3000人近い犠牲者を出した9.11に遭遇するがやはり全て生還している。
- 彼自身でも首吊りや焼身、至近距離から頭部を撃ち抜くなどありとあらゆる自殺を試みるが、後遺症が残りつつも全て失敗。
- ならばと財団が実験の一環として彼の殺害を試みるが、その際に使用した武器は60回にわたり様々な理由から故障し不発、さらには100回以上の試射を繰り返したリボルバー(構造の単純さ故にとにかく壊れにくい)でさえ8回連続で燃焼不良が発生した。なお、この故障の発生は250回を超える再実験においてもたった一度のみである。
- 極めつけは胸に命中した弾丸が心臓の中心を通り、重傷を負うも、房に穴は開かず生存している。
- 他にも伏せられたカードやルーレットを100%言い当てるなどの幸運さを持っているが、全財産を賭けたポーカーでは負けるなど最終的には非常に不運な人物である。そのことは彼が財団に閉じ込められ、実験台にされ続けていることからも明らかといえる。
生物