概要
高校・大学・専門学校などを卒業し、新社会人として企業に就職してからはじめての給料日に手に入れる月給・給料・報酬のこと。
家族の扶養から自立するにあたって第一歩の象徴であり、一種の通過儀礼のようにみなされやすく、それまでの感謝の意を込めて、初任給を使って両親などに贈り物をしたりする。
日本においては、学歴や職種によって若干の違いはあるものの、基本的に個人間での金額の差は少ない。
そのため、時代ごとの物価水準を比較するための指標としても用いられる。
なお、「基本給」は各種手当を含まない額のことを指すため、初任給とは意味合いが異なる。ついでに言うと「総支給額」は上記の各種手当てを含んだもの。そして「手取り」が各種税金、社会保険料を引いた実際に懐に入るお金である(詳しくは給料の項目にて)。
ちなみに初任給から引かれるのは所得税と雇用保険料のみ。翌月の給料からはこれに加えて社会保険料と厚生年金保険料も引かれる。さらに翌年からは住民税も引かれ始めるので、意図的に働き控えをしている方以外はあまり無計画に使わないように社会の先輩は忠告しておく。