概要
年収で判断されることが多い。
薄給の定義
具体的な定義は存在せず、判断基準も時代によって変化している。
平成初頭までのバブル期には、年収400万円でも薄給扱いされることが多かった。
当時は初任給でも30万円を超えたり、各種手当もバラマキのごとく付いていた時代である。
仕事は定時で切り上げ、毎晩のように飲み会やディスコで豪遊、というような生活が成り立った。
しかし、バブル崩壊で不景気に転じたことで、男性の平均年収は1997年の467万3000円を境に下落。
背景には非正規雇用の増加や、業績悪化でボーナスや手当、役員のポストが削減されたことなどがある。
更に、税金や保険料の値上げも追い打ちをかけ、昇給しても生活に余裕が生まれない悪循環に陥ることが多い。
現在では300万円を切ることすら珍しくなく、大卒で400万円を超えていれば大抵は薄給扱いされない。
関連項目
ワーキングプア - いくら働いても薄給のため生活水準が上がらない人のこと。
プアホワイト - 白人の薄給層に対する蔑称。