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Transteam Gun!

Mist…match!


概要

秘密結社ファウストの幹部達が使用している拳銃型変身用デバイス。

ビルドを初めとした「ライダーシステム」とは似て非なる「トランスチームシステム」という変身システムに基づいて設計された変身銃である。


通常状態では蒸気をまとった高熱硬化弾「スチームビュレット」を放って攻撃する他、後述する撤退用の煙幕を張る事も出来る。

内部タンクには人間をスマッシュに変える特殊ガスを貯蔵しているが、人間をスマッシュに変えるガスの名称が、「ネビュラガス」だと判明して以降に登場したネビュラスチームガンの設定ではネビュラガスを内蔵していると説明されているため、この特殊ガスも十中八九ネビュラガスだろう(作中では、主にライフルモードでガスを注入する事でスマッシュ化させている)。


マガジンのようにグリップ前に突き出ている「フルボトルスロット」ロストフルボトルの「バットフルボトル」か「コブラフルボトル」をセットすると「Mist…match!」の音声が鳴り、「蒸血」の掛け声と共に「ミストマッチトリガー」を引く事で前者はナイトローグに、後者はブラッドスタークに変身する。

これにはフルボトルに含まれる装甲やスーツの素材となる「トランジェルソリッド」を特殊蒸気「トランジェルスチーム」に変化させ、特殊パルスで固体化して武装させるというプロセスを用いている。

通常のフルボトルをセットした場合は成分に合わせた特殊弾を放つ。


同じ「トランスチームシステム」の一部を成す短剣・スチームブレードと連結可能で、組み合わせる事でより高火力かつ遠距離攻撃特化のライフルモードトランスチームライフルへの強化が可能となっている。


劇中では2丁存在しており、1丁はスタークが所持、もう1丁は氷室幻徳が所持していたが、第12話で内海成彰がある理由からナイトローグに変身した際に一度彼の手に渡り、内海が一時退場後に再び幻徳の手に戻っている。

しかし、その後に幻徳が東都から追放されて西都に仮面ライダー候補者として亡命した際に、再び幻徳のトランスチームガンは内海に回収され、「7つのベストマッチ」の前編で戦兎のハザードフォームの練習相手として、そして完結編でも一度ナイトローグに変身している。


第22話で幻徳が仮面ライダーローグに、第33話でスタークが仮面ライダーエボルに、第38話で最後の所有者の内海が仮面ライダーマッドローグにそれぞれ変身した事で性能面で劣るトランスチームシステムに変身する者はいなくなってしまったが、エボルが引き続き武器として使用している。

そのため武器としての出番は第1話から第42話辺りまでとかなり長く登場している。

エボルが使用する際には未知の成分が入ったエボルボトルを装填した事もあるが問題なく機能している(これについては変身者自身の能力の影響かもしれないが)。


トランスチームシステム

前述した通りトランスチームガンを使って運用される変身システムの名称。ライダーシステムとは明確に異なるシステムである。

トランスチームシステムにもライダーシステム同様「ハザードレベル」という概念が存在するが、こちらは変身にあたってネビュラガス”を変身者に投与する人体実験が必要ないという簡便さが特徴で、誰が変身しても一定のスペックを発揮出来るというのが最大の強み。


一方で、変身して戦えば戦う程にハザードレベルが上昇して強くなるライダーシステムとは違い、変身や戦闘を行なってもハザードレベルが一定値から上昇しないのでライダーシステムと違って伸び代がないのが最大の欠点であり、それ故にトランスチームシステムの戦闘はスターク曰く「経験が物を言う」との事で変身者の力量に左右される。

ただし、スターク(厳密にはその変身者)のハザードレベルが劇中を通して変化している描写がなかったのは後にトランスチームシステムが原因ではなかった事が明らかになっている。


第11話にて、このトランスチームシステムも葛城巧が開発した兵器である事が判明。ただし、巧の本命はあくまでハザードレベルの上昇でどこまでも強化できるライダーシステムであり、彼がトランスチームシステムを開発した目的は仮面ライダーのハザードレベルを上げるライバル(仮想敵)にするためである。

つまり、本来はトランスチームシステムもライダーシステムを強化する為のものに過ぎず、作中ではブラッドスタークとナイトローグは様々な形でその役割を結果的に果している。


冬映画では、トランスチームシステムはかつて巧が助手を務めていた科学者・最上魁星が開発したカイザーシステムをベースにして作られた事が明かされた。

ちなみにカイザーシステムは「ネビュラガスとバグスターウイルスを組み合わせて作られたもの」であり、トランスチームシステムも間接的にはエグゼイド世界から持ち込まれた技術から派生した兵器だと言える。

ただし、こちらはあくまで簡便さを重視して性能を落としたデチューン版であり、バグスターウイルス関連の技術は使われていない。


なお、そのカイザーシステムは別の勢力によって別ベクトルの改修版が開発され、後に登場する事となる。

こちらもカイザーシステムにトランスチームシステムの要素を足したデチューン版と言えるものとなっており、見た目は同じだがバグスターウイルスは使われていない。


必殺技

トランスチームガン単体での必殺技のみ記載。

ライフルモードの方での必殺技についてはトランスチームライフルを参照。


スチームブレイク・バット

バットフルボトルを装填して発動可能だが、劇中未使用。


スチームブレイク・コブラ

「なァんだ、生きてたのか」

ツイッター1時間お絵描き其の92

コブラフルボトルを装填して発動。蛇行する紫色の弾丸を放つ。

ファウスト構成員の河合栄多が変異したプレススマッシュハザードを、戦闘不能にして成分を抜き取った。


スチームアタック

バットとコブラ以外のフルボトルを装填して発動可能だが、劇中未使用。

この技のみスチームライフルでも音声が変わらない。


煙幕(仮称)

正確には必殺技では無いが記載。

自分(と周りの人間や物体)を銃口から放出した煙幕で包み込むことで一定の距離を瞬間移動させる事が出来る非常に便利な能力。オリジナルにして亜種であるネビュラスチームガンも使用可能。

その特性上、劇中では撤退、緊急避難に使われていた。

特撮でよく見られる『地面を攻撃した際の土埃や煙を目眩ましに姿を消す』という演出をビルドらしくアイテムに実際に搭載した機能だと言える。

ファンからはそのまま「煙ワープ」と呼ばれることが多い。


使用者

ナイトローグ/氷室幻徳/内海成彰


ブラッドスターク/???


仮面ライダーエボル:武器としてのみ使用


仮面ライダーマッドローグ:児童誌ではトランスチームガンを持ってる写真が掲載されており、劇中でも発砲シーンすらないもののある1シーンをよく見ると右手に持っている。


玩具

ボーイズトイの発売に先駆けて2017年10月10日発売の食玩「仮面ライダービルド ラクラクモデラー2nd」にラインナップ。付属のミニバットフルボトルをセット可能。


2017年10月14日に「変身煙銃 DXトランスチームガン」の商品名で発売。バットフルボトルが付属している。

認識するのは「バット」「コブラ」「それ以外」の3パターン。

変身後は必殺技のみで通常攻撃ができないという遊び難い仕様となっており、これは後に発売されるネビュラスチームガンも同様。

別売りの「バルブ回転 DXスチームブレード」と合体させる事でライフルモードが完成する。


DX版と同時期にプレックスからフックトイ「ミニトランスチームガン」が発売された。付属のミニバットフルボトルをセット可能。

DX版と同様に別売りの「ミニスチームブレード」と合体させる事でライフルモードが完成する。


余談

  • 第1話から登場しているにも拘わらず、公式サイトでは何故か長らく紹介されず、第42話でやっと記載された。

  • 劇中ではコブラフルボトルを装填して直接「スチームブレイク」を発動していたが、玩具版では上述のように先に変身音が鳴るので再現できない。

関連イラスト

ブラッドスターク蒸血!


関連タグ

仮面ライダービルド ファウスト(仮面ライダービルド) ロストフルボトル

ナイトローグ ブラッドスターク 仮面ライダーエボル

氷室幻徳 内海成彰


擬似ライダー:仮面ライダーでは無いが似たシステムを使用して変身する戦士達に対するファンからの俗称。トランスチームシステムもカイザーシステムも一応これに該当するのだが、前述通りこれらのシステムは明確に本作のライダーシステムとは別物なので厳密には“擬似”という表現は当て嵌まらない(そもそもファン達が勝手に付けた俗称なのだが)。


ネビュラスチームガン:玩具的にはリデコ先だが、設定上はアレンジ元である。こちらも後にTV本編に登場する。


ブレイクガンナー:同じく所謂擬似ライダー専用の拳銃型変身デバイスで、ライダー側のアイテムも装填可能。


ガシャコンバグヴァイザー前作の怪人用変身アイテムであり、ライダーの武器にもなる。リデコ玩具があるのも同様。


ヴェノミックスシューター:煙を照射できる武器繋がり。有毒な気体を散布できるという繋がりもある。どことなく形状も似ており、連想した視聴者が続出した。

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