概要
特撮番組『仮面ライダービルド』に登場する掛け声の一つで、仮面ライダーで言う「変身!」に相当する。
本編ではトランスチームシステムによる擬似ライダーへの変身の際に使われており、氷室幻徳及び内海成彰がナイトローグ、石動惣一がブラッドスタークに変身する際に用いる。
後続機であるネビュラスチームガンを用いた擬似ライダーへの変身時の掛け声は「潤動」。
掛け声の由来は2体の特徴である「蒸気」と「血液」、吸血コウモリの存在から「吸血」などが由来の造語かと思われる。
また、宇宙刑事の変身口上の蒸着、焼結も韻を踏んだ元ネタと思われる。
なお、ファウスト結成が描かれたスピンオフ作品「ROGUE」序章においては、幻徳が時系列的に初変身(初蒸血)した際に、
「かつて俺に流れていた血は、燃え盛る野心によって蒸発した。もう昔の俺はいない……。」
と発してから「蒸血」していた為、劇中設定的にはこちらの台詞が由来なのであろう。
ガンバライジング
ガンバライジングにおいても、ナイトローグは正体発覚までテレビ本編同様声が加工されていたのが、こちらの変身口上はなんとで「蒸血」ではなく、『変身』。なお、テレビ本編で正体が判明した後、BM2弾からは加工が解除されたのだが、こちらの掛け声は修正されなかった。
その後の内海版ナイトローグや仮面ライダーローグ、同じ元蒸血仲間である仮面ライダーエボルや仮面ライダーマッドローグ実装時にもこれは修正はされず、結局ビルドが放送を終えてからガンバライジングがガンバレジェンズに以降しサービス終了するまでの間でも、修正されることはなかった。
なお、ブラッドスタークの場合はローグの事情とは逆に
- テレビ本編では変身者がバレないように金尾哲夫氏を起用していた為、こちらもそのまま起用
- 変身者が判明してもその真の正体がバレるまでは、基本的に変身前と変身後で声を切り替えていた
- 真の正体判明後はスタークではなく専ら仮面ライダーに変身していた
等の理由により、テレビ本編ではあまり聞く機会のなかった金尾氏による「蒸血」ボイスが聞けるようになっている。
関連タグ
培養/潤動/実装/鉄鋼/黒装…その他の「疑似ライダーや怪人の変身の際に用いる、『変身』以外の漢字二文字の熟語の掛け声」。ちなみに、スネークオルフェノクやセンチピードオルフェノクなど一部のオルフェノクも怪人態になる際に「変身」を用いている。