概要
ゲーム『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』、『トラキア776』の登場人物。
このゲームには、2人の「セティ」という名の人物が出てくるため、本頁では2人のキャラクターについて記述する。
風の聖戦士セティ
ユグドラル大陸に圧政をしいていた「ロプト帝国」を打倒するため、反乱に参加していた青年。他の聖戦士共々、設定資料集にイラストが載っており、子孫のレヴィンに似ている。
「ダーナ砦の奇跡」により、十二の神々の一柱フォルセティから、フォルセティの血と、風の魔道書「フォルセティ」を授けられる。
帝国打倒後は、大陸北端のノイマン半島にシレジア王国を建国した。
セティ没後のシレジア王国は、セティの子孫のうち、魔道書「フォルセティ」を使える者が代々王位を継承している。
ステータス画面で確認できる「神々の系図」を見ると、「風使いセティ」の血を示す部分は始祖の「Sety」ではなく、神の名「Holsety」と表記されている。これは"風使いセティの後継者”ではなく、“フォルセティ神を受け継ぐ者”であることを示している。「風神フォルセティ」を参照。
同様の表記違いは「ナーガ(ヘイムではなくナーガ)」「ロプトウス(ガレではなくロプトウス)」だけに見られるもので、他の10の神器を受け継ぐ血筋との差別化が図られている。
勇者セティ
シレジアの天馬騎士フュリーの息子で、フィーの兄。一人称は「私」。行方不明の父を捜す旅をしている。クラスはセイジ。
また、父親がレヴィンの場合は珍しく父と息子の会話イベントが発生する。
フュリーが恋人を作らなかった場合、あるいは死亡している場合は代替ユニットとしてホークが登場する。
外伝『トラキア776』では父親がレヴィンで固定されており、身分はシレジアの王子。主人公リーフより年上。宮廷司祭サイアスと二者択一で仲間になる。旅の途中でマンスターの反帝国組織「マギ団」の新たなリーダーとなって壊滅寸前の組織を立て直し、市民からは「風の勇者」と称えられている。
最初はNPCとして登場し、専用の風魔法フォルセティで敵を薙ぎ倒す姿は、初心者には救世主に、中級者以上には経験値泥棒に映る。
虐げられている他国の民を見過ごせず救おうとする、心優しく責任感の強い青年。
しかし『聖戦の系譜』で、ティニー(リンダ)と恋人関係になった場合に会話を発生させると、それまでの彼のイメージを壊しかねない驚きの発言が飛び出す。
しかも『トラキア776』では、臣下の少女カリンに、本来王妃となる女性に渡すアイテムを「私の気持ちなんだ 受け取ってほしい」と言ってポンと預けており、結構突っ込みどころの多い人物でもある。
ヒーローズ
風の勇者 セティ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | シレジアの風(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 速さ魔防の孤軍3 |
C | 鼓動の幻煙3 |
2020年1月から登場。出典は聖戦だが、二つ名はトラキアに由来している(聖戦での異名は単に「勇者」)。父親については明言されておらず、武器はフォルセティではなく「シレジアの風」を装備する。他の神器持ち親子では後発のキャラが強化された神器を持って登場していたため、セティに強化版フォルセティを期待していた人からは不満が挙がる扱いになっている。
ステータスは攻撃速さが高め。
「シレジアの風」は速さ3と攻撃速さの孤軍3の複合スキルとなっている。Aスキル『速さ魔防の孤軍』の「周囲1マス以内に味方がいない場合に速さ・魔防に補正」と相まって、登場時の孤軍奮闘ぶりを再現したのか、単独での戦いに特化した能力といえる。
なるべく離れて戦うのが主なスタイルだが、紙耐久なのであまり離れすぎないように注意しよう。
2023年8月のアップデートで錬成武器対象に。自分から攻撃する時でも効果が発動するようになり、自分の速さ20%分、敵の速さ魔防が減少を追加。特殊錬成効果はターン開始時、自分のHPが25%以上の時は攻撃速さ+6、攻め立て、奥義カウント変動量+1を付与。もう一つはHP条件はそのままで戦闘中さらに攻撃速さ+5。これで孤立する必要性も減り、速さが高いほど敵を弱らせて反撃の隙も与えず一方的に攻撃が可能になる新たな個性を得た。
風の聖戦士 セティ(開花英雄)
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 継承フォルセティ(専用) |
奥義 | 烈風 |
A | 攻撃速さの万全4 |
B | 奥義の螺旋4 |
C | 歩行の鼓動4 |
2023年9月から開花英雄で登場。リーフの貫禄を受けてロードに基づく衣装で念願のフォルセティを引き下げてきた。
通常版とステータスを比べると魔防は下がってしまうがそれ以外は上回る。
専用武器はキラー武器効果に加えてターン開始時に自分のHPが25%以上の時は攻撃速さ+6かつ奥義発動カウント-1。もう一つはHP条件がそのままで戦闘中、攻撃速さ+6かつ最初に受けるダメージを30%軽減して奥義発動時、速さの(20+奥義カウント最大値×10)%分ダメージに加算する。通常版よりもかなり攻撃的かつ奥義の即効性に優れた効果。
「歩行の鼓動」のグレードアップ版が登場。HP条件は変わらないが発動条件がターン開始時に変更。奥義発動カウントが最大値なら奥義発動カウント-1と変更されるが自分も効果対象に。最大値にしないと発動しなくなるが「1ターン目のみ」の条件が消えてその条件を満たしていれば常に発動出来るようになった。
今作に1000体キャラが実装された記念としてお祝いされ、バナーではプルメリアと共に映っているが、公式からは誰が1000体目は明確には決めていないようである。