CV:堀江由衣
「私のことが気になりますか?いやらしい人間たち」
「人間たちのいやらしい想像にはとてもついていけません。あんな、けだもののような…」
概要
悪夢の国・スヴァルトアルフの黒妖精のひとりで、二つ名は「淫夢のプルメリア」。
二つ名の通り、人に淫らな夢を見せる妖精。スカビオサと共に主フレイヤに仕えている。
真紅を基調とした扇情的なハイレグ衣装に身を包み、肉感的な体型と極彩色の翅が目を引く女性。スカビオサがピアニーと全く逆の要素なのに対し、プルメリアは「誘惑」をイメージしている。
しかし似たようなイメージのロキとは異なり、淫らな夢で人を惑わすことを業としながらも性格は理性的で潔癖。自分が見せる夢によって掻き立てられる人間の下劣な想像や欲望、またそうした情欲の目で他ならぬ自分が見られることを嫌っており、どこまでも欲望に忠実な人間そのものをいやらしい存在として軽蔑しており、慇懃無礼な物腰。
理由は異なれど同じく人間を嫌っているフレイヤへの忠誠は厚く、彼女の為であれば非道な行いも辞さない。アルフの王フロージを我が物にせんとするフレイヤの命でアルフへの侵攻を開始し、それを阻止せんとするピアニーおよび特務機関と交戦。
夢の世界にて行方不明になった召喚士を捜索しているアルフォンスたちの前に現れ、召喚士を淫らな夢で精神支配し拉致するという色々な意味で衝撃的な初登場を果たした。
性能
淫夢の プルメリア(神階英雄)
「私は淫夢のプルメリア。
スヴァルトアルフの気高き黒妖精…
私を召喚して…何をするつもりですか?」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 魔法/飛行 |
武器 | 豊潤の花(専用) |
補助 | あまいゆめ(専用)→あまいゆめ・神(専用) |
A | 攻撃魔防の渾身4 |
B | 速さの混乱3 |
C | 攻撃魔防の牽制3→攻撃魔防の大牽制 |
2020年9月から天の神階英雄として早めに実装。天シーズンの再行動役という位置づけになっている。
ステータスは敵同様に攻撃魔防は高いがで速さと守備がかなり低い。
専用武器は自分を中心とした縦5マスと横3マスにいる味方に戦闘中、攻撃魔防+3。専用補助スキル「あまいゆめは」も対象の味方に全ステータス+3および周囲4マス以内にいる最も近い敵に全ステータス-4という効果になっている。Cスキルで敵の攻撃魔防の弱体化と補助スキルを使うと味方への強化に加え4マス以内の敵にデバフをかける各個撃破の基本戦術を強力に支援出来る補助性能が強力。可能ならばアタッカーでも活用可能。
近接戦に持ち込まれる前に決着を着けるタイプなので無駄の無いステータス配分といえるが敵同様に速さと守備は非常に低い事や飛行特攻の弱点。追撃されるのはほぼ確定で一撃。
聖印は移動妨害対策で曲技飛行を持たせると強烈な支援を妨害を受けても行いやすいユニットとなる。
編隊飛行も響きは如何わしいが実用的な組み合わせとなる。
レベルMAX時のセリフは必見である。
2023年11月のアップデートで上方修正。
専用補助スキルは「あまいゆめ・神」へ。対象の味方は+5に跳ね上がり、「自分から攻撃時、絶対追撃」と「魔刃」付与が追加。敵には周囲5マスに広がり、-5まで増えた。
Cスキルは「攻撃魔防の大牽制」へグレードアップ。
同時に錬成武器対象に。+5に跳ね上がり、味方にも戦闘中、攻撃魔防+4と強化出来るようになった。特殊錬成効果は自分のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃魔防+5かつ絶対追撃。戦闘中に攻撃していれば戦闘後、戦った敵とその周囲1マスの敵にグラビティ付与。これで味方にも強化出来るだけでなく、絶対追撃で鈍足をカバーしつつ敵の機動力を落とす新たな個性を得た。
誘惑の初夢 プルメリア
「私は黒妖精のプルメリア
新年から人間と関わることになるなんて。
悪い夢のようです…」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 弓/飛行 |
武器 | 甘い初夢の弓(専用) |
補助 | あまいゆめ(専用) |
A | 明鏡の反撃・近距離 |
B | 切り返し3 |
C | 攻撃守備の牽制3 |
2021年1月からの超英雄で初の超英雄実装。無属性弓の再行動持ちは舞踏祭ネフェニー以来になる。
通常版とステータスを比べると攻撃魔防が上がっている。
専用武器は魔防3に周囲三マスの味方は戦闘中、攻撃+4と敵の攻撃-4の「ダニエルの錬弓」と似た効果で数値が下がった代わりに範囲が広くなっている。サポート自体も変わらないが低い速さをカバーする切り返しが付き、明鏡の反撃・近距離のおかげで通常版より竜や魔道に対応出来るようになった。
しかし鈍足と物理の紙耐久は据え置き。自身にも飛行特攻の弱点もある。切り返しはHPの低いプルメリアには噛み合わないので継承は必須になる。
恍惚の夢 プルメリア(魔器英雄)
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/飛行 |
武器 | 魔器・恍惚の花(魔器) |
補助 | あまいみつのゆめ(専用) |
A | 止水4 |
B | 救援の行路4 |
C | 守備魔防の謀策3 |
2023年9月の戦禍の連戦にて敵ユニットで登場したが同月に魔器英雄で実装
神階版とステータスを比べると止水補正で攻撃と魔防は大幅に上がるが苦手の守備はさらに下がってしまった。しかも攻撃67、魔防52でラルヴァと同率一位。
魔器・恍惚の花はキラー武器効果と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ絶対追撃と攻撃の15%分、ダメージに加算して最初に受けるダメージを30%軽減。攻守備わった安定性の高い魔器武器となる。
専用補助スキル「あまいみつ」のグレードアップ版が登場。効果条件は変わらないが対象の味方には全ステータス+5へ跳ね上がり、突撃と敵弱化増幅付与も追加。そして周囲5マス以内にいる最も近い敵へ拡大して全ステータス-5に強化。普通に使うのはもちろんだがBスキルでピンチの味方に援護するか戦闘を後押しする事が可能。
そして謀策系のグレードアップ版も登場。敵軍ターン開始時にも効果が発動するようになり、自分中心とした縦横3列以内に拡大。魔防が「自分の魔防+5」より低い敵には守備魔防-7かつ謀策と弱点露呈を付与。この新たな状態異常「謀策」が付与している敵は『強化増幅』『強化ダメージ+』『神軍師の策』を無効化される。言えば伝承ルフレ(男)へのメタ効果となっている。
余談
敵だったユニットはストーリー中の死亡か終了後で実装されるのだが、どちらも当てはまらずすぐ実装されたので召喚士達からは衝撃的だった。
実在するプルメリアの花はハワイの代名詞としてハイビスカスと並ぶ人気の花である。
花言葉には「気品」や「親愛」、「恵まれた人」など明るいものが多いが…
担当声優の堀江由衣氏はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
初登場となった第4部3章「グリンカムビの角笛」公開直後に行われた第4回英雄総選挙では、登場してまだ日が浅かったにもかかわらず女性6位・総合9位を取っており、同じく総選挙初登場であった風花雪月勢を除いたらエイリークに次ぐ順位に位置付けていた。もしも時期が違っていたら、ヴェロニカに続いて2人目のヒーローズ初出の総選挙バージョンが実装されていた可能性も秘めていた。
魔器版は今作に1000体キャラが実装された記念としてお祝いされ、バナーではセティと共に映っているが、公式からは誰が1000体目は明確には決めていないようである。
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プルメリアの過去(ネタバレ注意)
スカビオサやピアニーやルピナスと同じく、元人間であることが明言されている。プルメリア自身も妖精になった際に記憶を消されていたためフレイヤから聞かされるまでは忘れていた。
ただ、人間だった頃の生い立ちは紳士な召喚士も思わず閉口してしまう辛いものである。
幼い女の子だったプルメリアは父親や母からも愛されておらず、父親は母子を捨て、母親も別の男と一緒になるためにプルメリアに辛く当たり、彼女を井戸に捨てていった。
作中に聞こえる母を呼ぶ子供の声は人間だった頃のプルメリアのものである。忘れていたとはいえ、潔癖な性格もこの生い立ちから来ていたのかもしれない。
父親も母親も酷い人物であるが、それでも彼女は母親に対しては愛情を持っており、妖精となった今でも「褒められたい」「認められたい」と密かに思っており、潔癖な性格の裏側にある本心は上記の通りレベル40になった際に告白してくれる。
召喚士は彼女を大事にしてあげよう。
余談の項で花言葉を述べているが、明るい雰囲気の花言葉が多い中に「内気な乙女」というものがあり、華やかな見た目や雰囲気とは裏腹に心は繊細な彼女にピッタリと言える。