CV:新井里美
クラス:プリースト(FE0)
概要
エンブラ帝国に協力しているムスペル王国の軍師の女性。悪戯好きで誘惑を好むトリックスター性質。召喚師の命を狙っている。からかいがいがあるのでヴェロニカがお気に入り。
流石にゼロ程直球ではないが、男女問わず意味深長に聞こえるセリフを次々と誘惑するかの様に言うため多くの召喚師から変態と言われている。
メインストーリーに本格的に関わるのは2部からで1部には全く登場していないが、1部が展開されていた頃の外伝では会話シーンに登場。
変身能力を持っており、外伝での登場時はアンナの格好をしているが、2部ではアスク軍にいる本物のアンナと遭遇したため正体を現した。「グラフィックがまだ用意できてなかったんじゃないか?」とかそんな邪推はしないように。
軍師という立場ではあるものの、スルトへの忠誠心はなく、ニフルとムスペルの戦争には興味はない。あくまでスルトの侵略を見て楽しんでるだけである。スルトに脅されようとも「煮るなり焼くなりお好きになさって」と言ってのける。
2部では変身能力を使ってこちらを散々撹乱した末に敗北し、行方を眩ます。
その後、案の定3部PVでも登場し、本編でもヴェロニカに渋い顔をされつつも何食わぬ顔でエンブラ側に戻っている。そして、ヴェロニカによると「あなたの首を引き抜いたって、どうせあなたはころせない…そうでしょ?」と言われている。
インバースから人間ではないことを示唆されていた通り、自分を「空の上の存在」と言う。神に近い存在だと推察される。死後の世界の一つで、いわゆる天国にあたる「喜びの園」にも自由に行き来できるようである。
アルフォズルという存在の傘下らしく、謎の美女トールとはそれ繋がり。実際はムスペルよりもこちらの組織に属しているようだが、現時点では詳細は不明。
第4部ではアスク王国に姿を見せており、最終章にちょっとだけ登場する。
続く第5部では、アスクに捕らえられたファフニールを脱出させ、エンブラを襲うように仕向ける。その目的はニザヴェリルのある賢者が作った「ブレイザブリクの偽物」を入手して始末するためだった。5年前に一度はその存在に気付いたロキは奪おうと画策していたがその前に気付かれてしまい、自分が手出しできないエンブラの鮮血の神殿内に隠されていたため、彼にエンブラを襲わせて奪わせたのである。
イベントである「戦禍の連戦」ではマルス仮面と並ぶ案内人として登場する。しかし、戦禍を解決しようとするマルス仮面に対して、こちらは戦禍を利用して更に混沌を引き起こそうとしている。
また、レイドイベント「巨影討滅戦」を起こした張本人でもある。
サイファでは第13弾「炎と鋼と想と哀と」に収録されている。
出撃コスト1のカードもあるので主人公にすることも可能。Nの「魔杖の軍師 ロキ」はスキル「企みの媚笑」で指定した相手の主人公以外の敵のスキルを無効にさせる。また、スキル「祈りの紋章」は防御の支援時に相手に必殺攻撃をさせないもので、デッキに何枚か入れておけばいざと言う時に役に立つ。
Rの「霧の妖婦 ロキ」はスキル「逝かせてあげるわ」で戦闘力80以上の敵の攻撃を-10にするもの。ノーコストで回数制限がないため、相手の戦闘力が上がりすぎて全く攻撃が通らないって時に使うと戦闘力を70まで下げることが可能。「悪戯な毒霧」はリバース2で相手の手札が5枚以上の場合、相手のオーブを1つ選んで退避エリアに移動させて相手の手札を一枚オーブに追加させるスキル。考えなしに使うにはリスクが重いが、自分のオーブを公開するスキルを持つカードがあるため、相手のオーブの内容が公開されている状態なら効果を発揮するスキルである。使いこなすには相手のデッキの戦い方を把握する必要があるため、まさに軍師らしいカードと言える。
ユニット性能
悪戯好き ロキ
「あらん。私、あなたに呼ばれたのかしら?
私までものにしようだなんて…
あなたったら、いけない人…ねぇ?」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/歩行 |
武器 | セック(専用) |
補助 | レスト+ |
奥義 | 大地静水の祝福+ |
A | 無の死闘・歩行3 |
C | 攻撃の波・奇数3 |
2018年10月にまさかの実装。第2回英雄総選挙で女性6位・総合10位を取ったことによる、第2回英雄総選挙の特別実装枠扱いとなっている。
専用武器は『セック』。決して卑猥な言葉ではない。
その効果は神罰の杖と同様に他の武器同様のダメージ計算とする効果があり、他の杖武器のような攻撃時効果はないが、ターン開始時に十字方向にいる自分よりHPが3以上低い遠距離武器の敵に移動力低下を付与する。これによって闘技場や飛行城の厄介な遠距離騎馬&飛行ユニットや遠距離再行動ユニットの足止めができるため、攻略がぐっとしやすくなる。
回復杖では状態異常も回復するレスト+と、奥義で全体の耐久バフをかける祝福+を備え、攻撃面では前述のセックの神罰効果とかみ合う攻撃の波を持つ。Bスキルはあいているため、幻惑の杖が欲しいところだが、高級スキルなのが悩みどころ。幻惑の杖が用意できなければセックの足止め効果を保つために回復やご奉仕の喜びを入れてもいい。
また、Aスキルでは闘技場において無属性歩行がステータス合計が170未満でも170として計算する死闘を持っており、HP+5効果もある。セックの効果と噛み合っているが、うっかり闘技場へ連れて行くとレベルの高い相手と遭遇してしまうかも。闘技場攻略に自信が無い場合は別の能力強化系スキル(HP3等)でもいいだろう。また、守備魔防が低いので攻撃を受けさせるのには向いていない。撃ち合いもできるだけ控えておこう。
2021年12月のアップデートで錬成武器対象に。
HPが1以上で発動しやすくなり、さらにターン開始時には遠距離武器の敵には魔防-7が追加。もう一つは近接武器の敵には攻撃-7かつ空転を付与する効果が追加。特殊錬成効果はターン開始時に最も速さの低い敵と周囲一マスの敵にキャンセル効果を付与と自分のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃速さ+4。
これで近接武器に対しても嫌がらせが可能と遠距離武器の嫌がらせが強くなり、不利な状態異常を多くばら撒く個性を得た。
なお、こちらのロキは本編のロキとは対照的に召喚師ラブ勢となっている。異界のロキが登場する外伝でもそのことを告白しており、やたらと色っぽい台詞が多いことも相まって迎えてみたくなった召喚師は多いだろう。まあ、本編のロキがあんな調子なのでどこまで本当なのか図りかねるが。
そして、本編のロキと殺しあうことになっても全く抵抗はないらしい…。
ガチャの登場に合わせて開催された「想いを集めて」ではインバースと召喚師を巡ってまるで昼ドラのようなやりとりをしていた。
春祭りの戯れ ロキ
「私はロキ。見ての通り、兎さんよ。
あなたと一緒の春祭り、
とっても楽しみにしていたの。」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 弓/飛行 |
武器 | 春の妖弓+ |
奥義 | 月光 |
B | 編隊飛行3 |
C | 飛刃の紋章 |
2019年3月に登場したイースター版の超英雄。戦渦の連戦+の報酬として配布される。実装時にイースターロキ以外に2種しか無かった貴重な無属性飛行弓であり、この中で一番入手しやすい。
通常版とステータスを比べるとHPと攻撃は下がってしまったが苦手の守備はやや改善された。
武器の「春の妖弓」は戦闘開始時に敵のHPが満タンの時、戦闘中の自身の全ステータスが+2される効果がある。Bスキルの編隊飛行3の効果で飛行パーティでは機動力を発揮することが出来る。
ただ弱点も増え、飛行特攻が追加されたため弓や飛行特攻持ちのユニットには警戒したい。攻撃も低いため防御の高いユニットは出来るだけ避けていこう。
なお、あの性格なのでもちろんバニー衣装もノリノリで着こなすロキであるが、ステータス画面でタッチすると「兎はね、子供をたくさん産むんですって」とか「我慢できなくなったのかしら」等の意味深な台詞を連発して紳士な召喚師を撹乱してくるので取り込まれないように注意しよう。
またBスキルが「変態飛行」とかけているのでは?とネタにされる位凄まじく妖艶な格好をしている。
戯神 ロキ(神階英雄)
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/飛行 |
武器 | 神杖セック(専用) |
補助 | リターン+ |
奥義 | 輝映の聖光 |
A | 攻撃魔防の機先4 |
B | 幻惑・不和の烙印 |
C | 神杖天空を偽る(専用) |
2024年4月から闇の神階英雄で5年ぶりに登場。トールと似た白い装束でこれが神として本来の姿。通常排出のヒーローズオリジナルキャラで初の神階英雄へ昇格した。
通常版とステータスを比べると攻撃と魔防は大幅に上がるがHPと速さは落ちてしまった。
専用武器はキラー武器効果、神罰の杖、再移動(1)発動可能に加えてターン開始時に自分のHPが25%以上の時は奥義カウント-1。
もう一つはHP条件がそのままで戦闘中、攻撃魔防+6かつ魔防の20%分、攻撃魔防が増加とダメージ加算しつつ絶対追撃。ロキらしからぬ攻撃性能が格段と上がっている。
幻惑の杖の新たな応用版が登場。敵は反撃不可の効果はそのままだが新たにターン開始時に自分の周囲5マス以内にいる最も近い敵とその周囲2マス以内の敵が魔防より自分より1以上低いと不和付与が追加。もう一つは戦闘中、敵の攻撃魔防-4。反撃させないまま、ステータスの弱体化を狙う効果。
専用Cスキル「神杖天空を偽る」は自軍及び敵軍ターン開始時に十字方向にいる「自分の魔防+5」より低い敵はグラビティ付与。
もう一つは発動条件がそのままで自分を中心とした縦横3列に「自分の魔防+5」より低い敵の場合は謀策と弱点露呈付与。
さらに自軍及び敵軍ターン開始時スキル発動後、自分を中心とした縦横3列にバフを除く有利な状態が3以上ある敵は有利な状態を強制解除。
完全に有利な状態を問答無用で掻き消す恐ろしい効果でクリスマスディミトリやモーヴ、花嫁カチュアなど付与する有利な状態を複数持つ相手には刺さりやすい。
それに伴い、敵が不利な状態異常を付与している時は戦闘中、攻撃魔防+5。
物理耐久が皆無なのは据え置きでイースター版同様飛行特攻にも刺さり、軽減効果が無いので攻撃を許すと一発でやられる。反撃不可無効持ちでは無意味と化すのでクリスマスベレトや紋章士アイク、開花フィヨルムは天敵。
余談
担当声優の新井里美はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
元ネタはそのまま北欧神話の悪戯好きで変身術を得意とする神ロキ。本作のキャラ付けも概ね神話での「美しいが、よく嘘をつく上気分屋で、どんな存在よりも狡猾」という設定に準じている。
元ネタ的にはヘルビンディとは兄弟であるが、こちらではただの顔見知り程度の関係。むしろロキの悪評が周りに知られているためか、ヘルビンディからすっかり警戒されている。
ちなみに、北欧神話におけるロキの別名は「ロプト」であるため、聖戦の系譜などに登場するロプトウスとは元ネタを同一にする存在である。ロプトウスはメディウスと同じ地竜族の有力諸侯の1人とされており、このことからこのロキについても地竜族…あるいはそうでないとしても竜族である可能性が高いと見られている。
北欧神話でロキとトールと並ぶ有名な神にオーディンがいるが、同名キャラがいたため同一人物の別名が使われている。
何かとネタにされる名前の専用武器「セック」も神話が元ネタであり女巨人の名前である。ヘルの元に送られたバルドルを生き返らせる為に、ヘルは「世界中の者が彼の為に涙を流せば生き返らせてよい」と言い放つがただ一人、このセックだけが涙を流さなかった為、バルドルは生き返る事が許されなかった。このセックこそバルドル殺害を企てたロキが変身した姿であるとされている。
なお神話では男性であり、女性に変身して人を惑わしたりしてるがもしかするともしかするかもしれない…ただエイトリもダグも本来は男神なのでこの限りではないが…
ドラガリアロストとのコラボイベントにも登場。こちらでも黒幕のような立ち位置で、アルフォンスたちを異界へと誘った。
神階版の紹介動画では、YouTubeの規制に引っかかるからか胸(と攻撃絵では臀部)に謎の光が追加されていた。
関連イラスト
関連タグ
ロキ…元ネタ
ロプトウス…元ネタが同じ
チェイニー…FEシリーズの変身能力持ちキャラ繋がり。
ちなみにチェイニーはアカネイア大陸における神竜族の数少ない生き残りだが、神であることが仄めかされるロキとの関係は…?