CV:三木眞一郎
概要
仮面の騎士。
その素性も目的も不明。
(ユニット説明文より)
ヴァイス・ブレイブの前に立ちふさがる褐色肌の謎の人物。公式サイト等では「謎の男」、会話中やユニット詳細での名前表記は「???」となっている。
初対面は序章クリア後。その後も何度か出会うが、その度に意味深な発言をする。
9章4節ではエンブラ帝国の者ではないと発言し、ヴェロニカの行方をアルフォンス達に教える。
一方、異伝1ではヴェロニカを気遣うような発言、外伝3ではヴェロニカの為に調査を行っている描写が見られ、彼女とは何らかの関係にあるようだ。
一部以降も色々な形でストーリーにちょくちょく出ている。
ちなみに、仲間になることの無い敵専用ユニットのためか、HPが半分未満になった時や撃破された時に味方ユニットと同様の演出が発生する。これはヴェロニカも同様。
サイファでは第10弾で登場。下級職だがクラスはダークナイトとなっている。
……ゲームが長く展開する中でこの人みたいに色々と素性がバレてきているが気にしてはいけない。
ユニット性能
謎の仮面騎士 ???
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | ヴラスキャルヴ(専用) |
敵としては9章4節に初登場。その後は10章3節、11章5節、12章5節や13章でも敵として戦う。
専用武器は自分のHPが50%以下で、敵から攻撃された時、先制攻撃する
ステータスは平均的だが速さはかなり高く、追撃されやすい。倒すのに時間が掛かると奥義が発動して危険なのであまりターン数をかけずに倒したい。ただし、遠距離攻撃でとどめを刺すならヴラスキャルブの効果で返り討ちにされないように気をつけること。
仮面の春兎 ブルーノ
「…名乗るのはやめておこう。
こちらのことは気にするな、
ただの春祭りの参加者だ。」
属性 | 無 |
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兵種 | 杖/騎馬 |
武器 | 卵の杖+ |
補助 | セインツ+ |
奥義 | 祈り |
A | 攻撃守備の渾身3 |
B | 幻惑の杖3 |
2019年3月からの超英雄で味方としての登場はこちらが初となった。もう名前を隠す気が完全に無くなっているが、彼の実装を心待ちにしていた人は多かったので「やっと…」と言った所。なお、近いポジションのあの人も同じく初味方ユニット化がイースター版である。衣装が変わっても仮面はつけたままでヴェロニカと同じたれたうさ耳をつけている。その姿はまるでどこぞのお助けヒーローである。
武器の「卵の杖」はターンの開始時に自身と周囲1マス以内にいる味方のHPを7回復する。
ステータスは杖の中では守備が高いが速さ魔防が低い。
探し物があるらしく、外伝ではロキのヒントによって妹と共に春祭りに参加する。果たして彼の探していたものとは…?
憑かれし皇子 ブルーノ
属性 | 青 |
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兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | 幽暗ヴラスキャルヴ(専用) |
2022年から第6部におけるエンブラに憑依されたブルーノ。
専用武器「幽暗ヴラスキャルヴ」は上記のヴラスキャルヴとは全く効果が違い、キラー武器効果に加え、戦闘開始時自身のHPが25%以上で戦闘中全ステータス+5かつ待ち伏せの効果。
仮面が彩る聖夜 ブルーノ
属性 | 緑 |
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兵種 | 魔法/重装 |
武器 | 聖夜のステッキ+ |
補助 | 相互援助 |
A | 獅子奮迅3 |
C | 攻撃魔防の威嚇2 |
2022年12月の超英雄で3年半ぶりに登場。戦禍の連戦の報酬として配布される。既に第6部ストーリーで亡くなった後の実装は初めてとなる。
ステータスは獅子奮迅の補正で攻撃速さ魔防は高めだがHP守備は平均値。更に獅子奮迅のお陰で気が付いたら脱いでいる事もしばしばある。
聖夜のステッキは自分のHPが25%以上の時は戦闘中、敵の攻撃魔防-5かつ追撃不可。攻撃魔防を下げて追撃を封じるは大きいが守備も中途半端と物理武器は弱い部類に入る。しかもHP条件の武器とAスキルが噛み合っていないのもあって戦いすぎにもダメ。重装特攻や見切り追撃効果で追撃不可が消されるとかなり弱点は目立っている。活躍したい場合は武器かAスキルのどちらか変えるしかない。
余談
HPが半分未満の時のイラストでは多くのユニットが衣装が少し破損している程度に過ぎないのに対し、彼は上半身が盛大にはだけている。おまけに魔道師とは思えない程の鍛え上げられた筋肉を持つことが分かる。
このイラストは配信前から見られたこともあり、ネタにされていた。
また、公式ツイッターでの登場人物紹介では他が通常立ち絵のイラストである中、彼だけが瀕死時のイラストであった。
サイファは現在3種類のイラストがあるが、うち1枚は半裸でもちろん筋肉を確認できる。上記のイースター版でも半裸は勿論健在。初期イラストで脱がし過ぎてやりすぎと没を食らう程、彼=半裸のイメージが浸透しているようだ。
なおこれだけの筋肉を持ってはいるが、守備と魔防では魔防の方が高い。やはりそこは魔道師なのだろう。ただしイースター版は逆である。そして現状実装されているイースター版、クリスマス版どちらもAスキルが強烈な強化の代わりに自らHPを削るスキルであるため、自慢の半裸を見かけやすくなっている。なおイースター版は武器スキルの関係で脱げた服が自己再生したりする。
ちなみに公式サイトの4コマ漫画(28話)では自ら筋肉で服を破き、ホークアイと拳で殴り合っていた。おいおい…。もし、ヒーローズにも風花雪月のように格闘術があれば得意分野になっていただろうか。
ちなみに、彼をデザインしたコザキユースケ氏は2018年8月末にツイッターで彼が主人公のゆる~い4コマ漫画を連載している。オチはやっぱり半r(突然のヴラスキャルブ)。なお、後にこの漫画は3部登場キャラのデザインが難航していた際に生み出されたものだということがコザキ氏のツイートによって判明した。
なお、仮面はスペアがあるようで、入手できればアクセサリーとして様々なキャラクターに付けられる。アクセサリー機能登場時から存在していた古株アクセサリーでもある。
正体
ちょっとネタバレ注意
10章3節では蒼炎の世界の英雄と共にアスク王国へ侵攻していた。
そこで自身がヴェロニカの兄でエンブラ帝国皇子「ブルーノ」であることを明かす(以降会話時の名前表記は「ブルーノ」となる)。そしてアスク王国と本格的に敵対することになる。
9章4節での言動はヴェロニカにアスク征服の名誉を奪われたくなかった為であった。
11章5節クリア後には「自身を調査していたザカリアを共鳴の異界へ行く前に殺害した」と発言し、去っていた。
ちなみに超英雄版や公式漫画では普通に名前がバレている(サイファは言わずもがな)が、彼の素性はそれだけではない。
この先1章終盤ネタバレのため注意
13章にて死んだと思われていたザカリアがブルーノ本人であることが判明。
エンブラ帝国の皇族の間では母親とブルーノは蔑まされた存在で、母親はアスク王国への内通という無実の罪を着せられ死亡。自身も辺境に追放され、身分を偽りザカリアと名乗り、ヴァイス・ブレイヴに加わりアルフォンスたちと親しくなった。しかしエンブラの皇族にはある呪いがかかっており、衝動的にアスクの者への殺意に駆られてしまう。いつかアルフォンスたちを傷つけてしまうと考え、何も言わず組織を離れて呪われし祖国を滅ぼすため独自に動いていた。
…というか白髪褐色肌で体格のいい男というかなり特徴的な見た目なのにアルフォンス達は何故気づかなかったのだろうか…。
特務機関に居た時は明るくて優しい槍使いで、シャロンに槍術を教えたのは彼である。元は魔導士で無かったのならあの筋肉も納得出来る。
なお、素性がバレてからも長らく仮面を付けたままだったのですまぬ仮面やマルス仮面ならぬザカリア仮面という通称で呼ばれることも。
戦禍の連戦「神にあらざるもの」ではエンブラの血が騒ぐヴェロニカを止めるためにアルフォンス、シャロンと共に戦いへと挑む。これで、かつての「ヴァイス・ブレイブ」の3人が久々に揃うという熱い展開になったと共に、エンディングではアスクとエンブラの神である「竜」の事について触れるなど重要かつシリアスな会話が多かった。…何故か全員バニー姿のままだったが。
そして、アスクとエンブラについて焦点が当たった第6部の9章にて遂に仮面を取った。
その下はFEシリーズの皇子の例に漏れぬイケメンであった。もちろんデザインしたコザキ氏も4コマでネタにした。
だが、そんな素顔の彼の登場は束の間に終わる。
暴走するエンブラを止めるべくアルフォンスらと共にアスクの領域へと向かった彼は、アスクの力により対抗手段を得る。それは、エンブラが自身に憑依した際に発動するものだった。
そして、それを発揮すべくエンブラを誘い込むが、エンブラは自身がアスクの策を見抜いていたことと、憑依しても落ち着いてブルーノに打ち勝ったアルフォンス達を見て、すぐに憑依から抜け出す。
彼の命がけの策は失敗に終わり、アルフォンスらに看取られながら息を引き取った…。
だが、この死こそがエンブラを陥れるために彼がうった最後の奇策だった。
この直前、彼はずっと共に行動していたマークスに、アスクから託されたはずの果実を密かにヴェロニカへ渡して与えるよう、裏で手を回していた。
アスクの残した果実は彼の手からヴェロニカに宿り、そうとは知らないエンブラは追いつめられたヴェロニカへ憑依、直後にアシュの行った儀式でエンブラの力を封じる事に成功したのである。
猜疑心の強いエンブラは、憑依した際に発動して力を発揮できなくなる「鍵」の果実を入手した事を知り、それを看破して絶望に陥れようとする。彼はそう読んで、それを逆手に取った。
彼は自らの死によって、エンブラに「自身への対抗策を失いアルフォンス達アスク王国の者を絶望の底に叩き落すことに成功した」と思わせることで、エンブラの心の油断を誘った。
そして、友の死の悲しみに直面する中からその策の存在に気付いたアルフォンスにより、それは実を結んだのである。
エンブラを騙す。彼はその目的の達成のためだけに、自分の身を捧げ、そして散らしたのである…。