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聞こえる 聞こえる

愛に悩む人々の叫びが 悪に苦しむ人々の嘆きが

だってウサギの耳は長いんだもん

愛と正義の使者 ウサミミ仮面参上…!


CV:置鮎龍太郎


概要編集

おねがいマイメロディくるくるシャッフル』から登場。


前作においてダークパワーの曲に魅了され、世界を滅ぼしかけた柊恵一が『ウサミミの刑』なるものを受け、罪を償うためにマイメロの「お助けキャラ」として変身した(させられた)姿。

専用BGM『おれはウサミミ仮面』が流れる中、シツジ仮面に変身した執事のセバスチャンが運転するウサミミカーに乗って登場し、上記の口上を棒読みで言いながら現れる。

ピンク色の正義の影ひとつ

役目を果たした後はメロディ・キャンディを貰い「困ったときはいつでも呼んでくれ。さらばだ」と言って去っていき、こちらも棒読み。


本来ならば彼の罪はマリーランドの極刑たる『バクの刑』(負け犬の一族であるバク族の姿に変えられてしまう刑)に処されても仕方が無いものだったのだが、それと引き換えにウサミミ仮面に変身してマイメロを助け、その活動を通じて『自身の本当の夢』を見つけ出すことを条件に免除された……と聞くとお情けで減刑されたように感じるだろうが(実際その通りなのだが)、その実態は「こいつバクにしても反省なんかしやしねぇ!」「過酷な刑を受けさせても反省しないばかりか逆恨みしてもっとヒドい真似をしでかす!」という人格の歪みっぷりが評価されての刑の変更であるため、本人的には既に過酷を超えて「いっそ殺してくれ」と自ら懇願するレベルの刑罰に変えられてしまった、というのが実態である(お助けキャラとして召喚される都合上か、悪夢魔法の効果を受けないメリットは一応存在する)。


当然、クールな性格の柊には到底合わないキャラであり本人の美意識にも反しているため、やる気なく口上を述べやる気なく目的を果たしやる気なく去っていく、という史上稀に見るテンションの低いヒーローとなる。マイメロの「おねがい♪」にもやる気を出すどころかゾッとする。

だが変身を拒否する、マイメロの要請を断る等した場合即バクの刑が発動する呪いがかかっている以上、彼に選択の余地など無かったのであった(例外として第21話では達への正体秘匿のため、マイメロが召喚したカードを指で弾き変身を阻止している。ギリギリのセーフラインと言ったところだろうか)。ちなみに刑はどこに行っても発動するため海外に逃げても意味は無い。

当人は嫌がっておりその意識が変わることは無いのだが、物語中盤では悩みの最中無意識にウサミミ仮面の服に着替えかけたりと段々「自分の側面」と化していった部分も見受けられる。


人間界で正体を知るのは執事のセバスチャン(シツジ仮面)のみ。彼の方は完全に巻き込まれてシツジ仮面に変身しているのだが本人はかなりノリノリで、柊家や別荘の地下にはウサミミ仮面専用の秘密のトレーニングルームを作っている。テーマソングも彼の作曲。


途中から「渡すのを忘れていた」としてスタンプカードが登場し、出撃の度にスタンプが1個(良い活躍をすれば何個も)貯まっていく。このスタンプが満了になればウサミミの刑は終了し、自分の夢が見つかるらしい。なお技を乱発するとスタンプは激減してしまう。

話が進むにつれクロミ真菜にウサミミ仮面=柊恵一と怪しまれる描写が増え、最終的には「イケメン素顔」(後術)を使用した影響で(加えて巨大化していたので)、第48話で正体が周囲に知られることになる。

基本的に全くやる気なしだが『くるくるシャッフル』終盤のみはダークパワーの精への怒りと弟・を救うため、自らウサミミ仮面への変身を望みやる気になってノリノリで口上を決めていた。


『くるくるシャッフル』以降の活躍編集

  • 『すっきり♪』

聞こえろ聞こえろ

刑が終わったのでもう変身しなくていいはずなのだが、マイメロに気に入られたせいで中盤以降何度も呼び出されるハメになっている(単独でも召喚させられている)。

「二度とするな」と徹底的に忠告しても平気で約束を破られるため、途中から呼び出される度にマイメロの魔法アイテム(ウサミミ仮面の描かれた新お助けキャラカード、ピンク色のメロディ・クレヨン)を度々破壊するようになった(後者を柊に破壊されたマイメロは大泣きしていたものの、いずれも予備はいくらでもあるのでこの破壊行為はほぼ無意味)。マイメロに貢献する気はさらさら無く、さっさと終わらせるために戦っているのでムカムカ玉を出してクロミに塩を送ることもしばしば。

しかも今回はメロディ・キャンディが無い関係上召喚後は自力で帰らなければならないので、『くるくるシャッフル』最終回にて拠点をヨーロッパに移した彼は召喚の度に飛行機で帰路についていることになる…(本編でも柊として召喚され、帰りの飛行機を手配するシーンがある)。流石に理不尽。

それゆえ、マイメロの「おねがい♪」を完全無視するようになったのに対し、の「おねがい」だけは顔を赤らめてやる気を出す等、彼女の前では完全に態度を変えている。

『くるくるシャッフル』終盤でウサミミ仮面の正体が柊と知って初めはショックを受けていたマイメロも、いつの間にか「先輩さん(恵一)の中にウサミミ仮面さんがいる」現実逃避同然に解釈し、ウサミミ仮面=柊恵一とは全く信じようとせず、チビメロ達と一緒に柊の服を脱がせようとしたこともあった

一方のクロミは、ウサミミ仮面の正体が柊と知ると「マイメロが柊さまを唆した」と思い込み、『すっきり♪』でヨーロッパに去った彼から手紙の返事や電話を一切貰えないために日々重度と化す妄想癖から、あらゆる誤解が重なり、以前にも増してマイメロを逆恨みするようになってしまった。その常軌を逸した妄想癖に嘆き呆れるバクからは、「もうフォローしきれんゾナ」等と突っ込みを入れられることが増えている。


  • 『きららっ★』

本作はシリーズの前日譚にあたるため、セルフパロディとしてチェリー&ベリーの住む『シュクルタウン』で放送されている番組『ウサミミ仮面GOGO』に、ウサミミ仮面(と、歌とにそっくりな二人組)が登場している。

USAMIMI-GOGO

第18話にて専用映像も作られたのだがやたら気合いが入っていた。フラッシュアニメが基本の『きららっ★』だが、このパートは完全にフル手描きである。

ベリーが風呂敷包みから変身セットを取り出して二頭身のウサミミ仮面として登場したり、ソララ王子がチェリーが出した同じセットで『ソラミミ仮面』と名乗って変身してもいる。


スペック編集

素の柊が高スペックなこともあってお助けキャラとしての性能はほぼ最強であり、精神攻撃面において同じく最強であるマイメロママと並んでマイメロは積極的に呼びだそうとしていた。


シツジ仮面曰く「7つの必殺技」なるものが存在する。しかし最終回ではそれ以外にもあることがマリーランドの国王から明かされた。


1.ウサミミパンチ・ウサミミキック

基本的な必殺技。ただのパンチとキックだが柊が高スペックなので威力は高い。


2.ウサミミチョップ

強烈なチョップで敵をノックアウトする。も割れる。


3.ウサミミイヤー

「聞こえる聞こえる。君の心の声が。君の心のときめきが。だってウサギの耳は長いんだもん」

スーパーハイブリッド鼓膜により、全ての生き物の心の声を包み隠さず捉えられる(行使時には大抵シツジ仮面からの解説が入る)。翻訳としても使用可能。


4.お花ブーメラン

胸についている花の飾りを外して投げつける。ブーメランなので投げた後は胸に戻ってくる。


5.イケメンビーム

必殺技。「7つの必殺技」と銘打ってはいるがトドメという意味での必殺技は主にこれ(幼児向け絵本ではウサミミビームになっている)。

悪夢魔法を解く際に使用し、マスクを外した素顔からビームが放たれる。女の子とブサイクと非リア充に特に効果は抜群。サメには効かなかったので人間以外には無効な模様。

本当にイケメンでないとビームは発動しない。はりねずみくん曰く、普通の人間がこの光線を浴びるとウサミミ仮面への依存度が高まり、健康を損ねる恐れがあるので要注意らしい。

上位互換としてMAX版、派生版としてニューイヤーバージョンも存在する。


6.ウサミミジャイアント

巨大化某巨大ヒーローを思わせる演出で巨大化し、そうとしか思えない前屈みな姿勢になる。

使用した初回には巨大化した歌を鎮めようとするも「傷つけるわけにはいかない」と攻撃できず、まともに戦うことせず終了(歌が相手なら彼よりも寧ろマイメロママの方が有利だったのかもしれない)。その後も隕石衝突や巨大な敵に対して使用している。


7.イケメン素顔

最強の究極奥義。イケメンビームMAX版以上のパワーのビームを放つ。

威力は絶大だが限界を超えた出力の代償としてマスクが粉砕し正体を晒してしまうため、“禁断の第7の技”として封印されていた。

6つの必殺技がいずれも効かずピンチに陥ったとき、正体を晒す覚悟で使用。上述の通りウサミミジャイアントを使用して巨大化していたので、非常にシュールな正体バレの絵面となった。


8.ウサミミテールボム

まさかの8つ目。最終話まで隠されており、国王の言葉で発覚したウサミミ仮面最終究極奥義。腰を横に振って尻尾のボンボンを飛ばすという非常に恥ずかしい技。イケメンビーム等の技を出す力が残っていない状態でも使用が可能。

尻尾は対象に吸着して大爆発を起こす。本作の最終決戦は、彼と歌達の変身した『ウサミミレンジャーズ』によるこの技で決着がついた


余談だが、後日談にあたる小説版では「ウサミミすっぽんぽん」なる技で全裸にされている。


テーマソング編集

設定上はセバスチャンの作曲で、柊の中の人によるボーカルが流れた際は誰が歌ってるんだと柊に突っ込まれた。


なお「ウサミミ仮面のあるばむ」なるものが発売されており、本曲に加えシツジ仮面が第36話で熱唱した「羊のブルース」、オリジナル楽曲である「夕陽のマリオネット」「好き好きウサミミ仮面」が収録されている。

なお本編でやる気の無い柊と異なり、置鮎氏はかなりノリノリで歌っている(しかも美声)。まさに才能の無駄遣い


その他編集

気が付けばサンリオピューロランドでも仲間入りをしていた。

しかし2009年3月の『さらばだっ……ウサミミ仮面オンステージ』を最後に彼は、ついにピューロランドから姿を消した。


と、思ったら。


2014年2月10日。ピューロランドの公式Twtterが放った動画に、さりげなくウサミミ仮面が登場しファンが混乱。そして同年2月12日にピューロランド公式の「ウサミミキャンペーン」が発動。14日までに同キャンペーンの告知ツイートが500リツイートを超えた時、ピューロランドにウサミミ仮面が復活すると銘打った。結果、このツイートは約1万7000リツイートを叩き出すことになり、5年経っても衰えぬ人気の健在ぶりを世に知らしめた。(関連記事


更に2年後の2016年、本シリーズがBlu-ray化された際はニコニコ生放送にて名出演回を纏めた「ウサミミ仮面セレクション」が配信された。

加えて同年12月、フロンティアワークスからはアクリルキーホルダーが予約制で販売されている。


関連タグ編集

おねがいマイメロディ

柊恵一 仮面 ヒーロー シツジ仮面

公式が病気 サンリオピューロランド

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