概要
『おねがいマイメロディくるくるシャッフル』から本格的に登場した、柊恵一の実弟。中学2年で、夢野歌ら主要中学生キャラのクラスメートである。
無印最終回(第52話)ラストの、日本行きの飛行機に搭乗するシーンで初登場した。
経緯の程は不明だが、ロンドンで色々あって5年ぶりに日本に帰国してきた(これについて恵一は「馴染めずにドロップアウトした」と推察している)。祖父の意向により、互いに不本意ながらも兄と同じ邸宅に住むことになる。
性格は兄と正反対で、喜怒哀楽が激しく、社交的で、教室でギターを弾きまくる等フリーダムかつ破天荒。軽薄かつ惚れっぽい所もある。当初はチャラ男な面が目立ちクラスの女子をナンパしたりもしていたが、次第にアホの子キャラとして定着した。
ロンドン帰りなので若干英語訛りがあるが、本人曰く英語は苦手。通っていたのも日本人学校だった模様。
ギター専門店でも中々お目に掛かれない左利き用のエレキギターを携帯しており、ハードロック系・バラード系も弾けるが中でもパンクロックが一番好き。帰国直後にクロミとバクに出会い、メロディ・ピックを気に入ったことで新たな魔力の源になるも、その魔力にダークパワーが関与する可能性があることを中盤まで全く知らずにいた。
メロディ・ギターを使いこなすなどギターの腕はかなりのものだが、後述のように集中力が一曲を演奏し切るほどには続かないためコンテストなどで実績を残しているわけではない。
また、クロミ達のことはセバスチャンから事前に話を聞いていたので、クロミらを見て誰であるか分かったが、最初の印象は他の人同様「座敷童子」と「茄子」だった。バクとは恵一が嫌いという点で気が合う一方、クロミからは義弟扱いされているが、兄と仲良くすると魔力をチャージしない事を示唆し従わせている。
兄・恵一との兄弟仲は極めて最悪で、幼少期から兄とあらゆることで比べられたため強いコンプレックスを持つ。ギターを弾くようになったのも、一向に上達しないバイオリンを兄と比べられ挫折したことが発端。
兄弟で髪色が違うがこれは染めているためであり、回想シーンにて幼少期は恵一と同じ青髪だったことが明らかとなった(現在は前髪の一番長い部分のみが青)。普段こそ明るいものの、兄へのコンプレックスが彼の強い負の側面として描かれている。
小暮駆とは恵一が嫌いという共通点から仲良くなり、その中で歌に惹かれていく。彼女の家族を含め熱烈にアピールするようになるが、彼の振る舞いが常日頃オープンなこともあって歌には最後まで本気で好きなことが伝わらなかった。
同じく歌に好意を持つ駆と険悪になったこともあるが、その後は引き続き親友として良好な関係を築いている。
本気で告白をすると決意したときは「親友だから抜け駆けは許されない」とあえて駆に告げ、後に歌と駆が付き合うことになっても、彼を妬むことはせず本心から恋の成就を祝っていた。
桜塚美紀にとっては最初のデート相手で、兄と異なり彼女のポエムを理解できるがあくまで芸術仲間、仲のいい異性の親友といったところ。
一方、夢野琴とは当初は同程度の感性の持ち主として反目していたが、後に兄貴分として「潤兄ちゃん」と呼ばれることもあるなど特に絆が深まる。
歌との結婚を妄想したときも「琴ちゃんの本当のお兄さんになる」ことまで含んでの妄想であり妹萌えという趣味を持っているのは兄と近い様子。
怒ると末恐ろしい兄を持つゆえに潤自身もキレるとかなり恐ろしく、悪夢魔法で歌や駆に迷惑がかかった際はクロミやバクを叱りつけており、特にクロミが駆の出場する陸上大会にバクを利用した悪夢魔法で邪魔をした際は兄にも劣らぬ恐ろしさで激怒した。
集中力は3分しか続かない(後に7分弱まで向上)。切れると銅みたいな色をし生ける屍状態になる。
恵一程ではないが彼もやたらと脱ぐシーンがあり、悪夢魔法バンクやダークパワーに飲み込まれた際の服装はやはり上裸。
変身時のコスチュームに定評がある。ちなみに左利き。
後半では一度は歌たちのためにも悪夢魔法の充電を辞めることを決意したが、歌への失恋と恵一に大切な思い出を否定されたショックからダークパワーの精ことダーちゃんに誘惑され、持ち主の憎しみを糧にするメロディ・ギターを弾くようになり彼に取り憑かれてしまう。
世界を滅亡に陥れかけるも歌達と兄の力で元に戻り、恵一との和解を果たした。
なお故意に世界を滅ぼそうとした訳ではなかったからか、一年前の兄と異なり彼は特にお咎め無しである。その後も恵一とは喧嘩する間柄である模様。
『すっきり♪』ではアメリカに留学するが夏休みに一時帰国し、度々飛行機を乗り間違え沖縄で天然キャラ化したりアフリカで野生児になっていたりと、アホの子面が加速して場に染まりやすいかぶれキャラとなった。
物語終了後のエピローグでは制服姿で歌達と共に歩いているため、学園に復学した模様。