「久しぶりだね……」
「…マルス。僕の名はマルスだ」
概要
『ファイアーエムブレム 覚醒』が発表されたのち、公開されたオープニングムービーの一部で登場した仮面をつけた青髪の剣士で、過去作に登場するマルスを彷彿とさせる容姿のキャラクターを指す通称。
マルスに似ている仮面キャラという理由でネットを中心に呼ばれ始めたものだが、後に謎の剣士マルスと名称が公開されたあとも「マルス仮面」と広く呼ばれ続けている。
公式で情報が開示されたときより
といった予想がされていた。
実際は大方の予想通りであり、正体は「絶望の未来」からやってきたクロムの娘「ルキナ」であった。
なぜマルスと名乗っていたのかなどの詳細は彼女の項目を参照いただきたい。
なお、後述のヒーローズで行われる各種投票イベントではマルスと混同させないためか「仮面マルス」の名称が用いられている。
余談だが、ファイアーエムブレム0(サイファ)の1、4、8、22弾に登場した出撃コスト1のルキナは全て仮面をつけた「マルス仮面の姿」である。しかもサイファのスターターデッキのおまけについているifのDLCユニット「ルキナ」も第1弾のパッケージ等に用いられたコスト1のルキナ…つまり仮面の姿。大乱闘スマッシュブラザーズでもルキナをコピーしたカービィがあの仮面を付けた姿になったりと、もう隠す気がないだろという気がしないでもないが、たとえ周知の事実でもネタバレは未来永劫ネタバレなので気遣うべき…なのだろう。
また、2020年4月のヒーローズにおいて開催されたFEシリーズ30周年イベントで登場した幼少期マルスのCVがマルス仮面役の小林ゆう女史と発表され、マルスを名乗るキャラクターを演じた人物がマルス本人を演じることになったと大きな驚きを与えたのであった。
ヒーローズ
謎の剣士 マルス
「僕の名はマルスだ。
今はそれ以上を語ることはできない。
必要ならば、手を貸そう…」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | ファルシオン(専用)↔封剣ファルシオン(専用) |
クロスオーバー作品「ファイアーエムブレムヒーローズ」では期間限定イベント「戦渦の連戦」の報酬で過去複数回登場していたバージョン。
通常版とステータスを比べると全く同じ。ただしルキナと違い武器以外のスキルを全く持っていないため、継承してスキルをつける必要がある。当初の評価は低かったが後に一変することに。
まず、入手しやすさ。元々ルキナは☆5限定で入手率が低い。覚醒する必要はあるが配信当時からやっている人(とくにルキナを持っていない人)によってはこちらのほうを先に入手しているかもしれない。2019年4月からは第一部展開時のユニットが「スキルピックアップガチャ」「復刻超英雄ガチャ」のみの出現となったため、通常版ルキナの入手難度がグンと上がっている。後に6月から第一部展開時のキャラがピックアップされる「週替わりリバイバルガチャ」が登場するも、ピックアップされてない週が多いので高い入手難度は変わってない。
さらに個体値は基準なので厳選する必要は無い。これにより限界突破がやりやすくなる。
スキルが開いている分様々な形で作ることが可能。追加されている武器錬成で特殊効果のファルシオンや封剣ファルシオンに合わせたスキルで自由に作れるため汎用性も高い。
間接タイプのキャラに守備魔防の低い方でダメージ判定がほぼデフォルト仕様になったことにより竜族が一時期、初期より人気の間接キャラをほぼ全員メタれるようになり、隆盛を極めた。そのため、竜族に特効が取れるファルシオンの価値が上昇。
竜特効持ちは彼以外は英雄の羽を使って覚醒させる(マルス・クロム・大人チキなど)か、星5限定の英雄しか存在しなかったため、無料で入手出来た仮面マルスを使わざるを得ないプレイヤーも多かった。
2019年1月に追加した聖杯召喚でアイテムの英雄の聖杯を使えば、20体まで召喚が可能になり、初めての人からも入手可能(ただし召喚していくたびに英雄の聖杯の必要数が増加する)。継承するようなめぼしいスキルは当然無いので、限界突破か複数のユニットでの運用かの用途になるだろう。
肩書きは「謎の剣士」となっており、本人はあくまでマルスとして振舞っている。ルキナよりも声色が低くなっており、一人称も僕である。ただしダメージ絵では仮面が割れ素顔が露になっている。
イベントにおけるマルス
イベント「戦禍の連戦」では当時案内人を務めていた。しかし…
- ドルカスに異変の解決を拒否された上にヨシュアに高額な報酬を要求されて涙目に。
- 呼び出した父親がサンタの格好をしていた。
- カミラに着物に着替えさせられそうになる。
- 子供チキにマルスと勘違いされてあわや事案になりそうな勧誘をする。
- ハロウィンイベントでドルカスと再会し、一年前のトラウマが蘇って思わず素になり、再び涙目に…。更に去り際にヨシュアとの報酬を巡る賭けに負けていたことが判明する。
- 温泉巡りでは素性を明かせない都合上、カミラから誘われて女湯に入るのを拒否したらリョウマに「男同士、裸で語り合おう」と誘われる。
- ピクニックでフェリシアから悪夢のような紫色の料理を食べさせられる。
…など、一筋縄でいかないことが定番となっており、キャラ性能とはうってかわってポンコツキャラとしての地位を確立している。というか、カミラには普通に性別を勘付かれている。
ちなみに、謎の男をはじめ仮面で顔を隠した人物が多く登場している。
そして2020年の夏には初の双界英雄(作品をまたいだ英雄コンビ)である超英雄ワユの相手役として抜擢。仮面と女物の水着といういでたちで登場している。あわせて公開された二人の会話イベントでは、仮面を外すくらいなら水着や祭りを諦めると言い出し、変な日焼けができそうだとワユに呟かれていた。
しかし戦禍の連戦のストーリー展開が変更したことで今はメッキリ案内役の出番が失われた。