概要
「聖戦の系譜」では5章の最後でいわゆる「バーハラの悲劇」が起こり、それまでに登場していたシグルド軍ユニットは死亡または亡命して登場しなくなる。
そして17年が経過した時点から6章が始まるため、それらの子供となるキャラクターが中心となって物語が進んでいく。
バーハラの悲劇の直前、当時まだ少年だったシアルフィの相談役オイフェとイザーク王子シャナンは、追われる身であるシグルドの頼みで彼とディアドラとの間の息子セリスの安全を確保するためにイザークへ逃れ、辺境のティルナノグで育てることとした。この時にシャナンのお目付け役だったイザーク王女アイラの子スカサハ・ラクチェ兄妹や、ノディオン王女ラケシスの息子デルムッドも一緒に保護され、後にバーハラから脱出したユングヴィ公女エーディンの子レスター・ラナ兄妹も母に連れられてティルナノグに行った。
そしてオイフェとシャナンのもと、セリスを大将とする解放軍が結成され、日に日に力をつけていく。
一方、バーハラの悲劇の少し前、シグルド軍の救援に向かっていたレンスター王子キュアンとエスリン夫人がトラキア王トラバント率いる竜騎士団の襲撃を受けて戦死し、娘のアルテナはゲイボルグを持ったままトラバントに連れ帰られ、養女として育つ。一方アルテナの弟のリーフはフィンのもとに預けられていたため無事となり、各地を転々とするうちにエーヴェルに匿われてフィアナで育ち、バーハラから脱出してきたラケシスが連れていた娘ナンナとともに挙兵の時をうかがっていた。
やがてイザーク王ダナンの部下ハロルドがティルナノグを突き止め、オイフェとシャナンの不在をついて攻撃を開始。セリスはスカサハとラクチェ、ラナを連れて挙兵し、少し遅れてオイフェもデルムッド・レスターを連れて本隊に合流。ハロルドを討ち取ってガネーシャを落とし、解放軍の活躍が始まることとなる。
またリーフ率いるレンスター軍も挙兵したのち紆余曲折あってレンスターを奪還、フリージの猛攻を耐えしのぎ、イザークから南下してきた解放軍と合流することとなる。
後半部は敵味方とも前半部で登場したキャラクターの子たちが中心に活躍するため、便宜上子世代として区別されている。
操作可能なキャラクターで前半部のキャラの子でないのはハンニバルとシャナンとオイフェだけ。アレス、ヨハン、ヨハルヴァはNPCとして登場したキャラの子で、フィン(血統なし)は親世代で他のキャラの父親にもなりえるが7章で再登場する。また、軍師として同行するレヴィン(セティ直系)も父親になりえる。
子世代への継承について
子供たちは両親の成長率、血統、スキル、武器を引き継いで生まれる。
子供は母親依存で、母親1人につき2人の子供が生まれる。
- 血統ボーナスは2人とも父親ぶんと母親ぶんの両方を継承
- 個人スキルは2人ともが父親分と母親分の両方を継承
- 子供のパラメータの初期値は、親の最終パラメータにわずかに影響される。(運の初期値のみランダムでわずかに変動する)
- 武器はブリギッドを除き男の子は父親から、女の子は母親から継承。
- 子供の初期クラスで装備できる武器のみが受け継がれる。神器も装備できるクラスであれば継承される
- リングなどのアクセサリ類は武器と同様、ブリギッドを除いて同性の子に継承される
- 武器・アイテム共に子供に継承されなかったものは、敵からのドロップ品や店の売り物になる。撃破数はそのまま保持される。(一部継承しないと再入手不可能な例外がある)
- 所持金は両親の所持金が多いほど初期値が多くなる。
- 成長率は父親分と母親分の両方に影響されるが、同性の親からの影響の方が強いため、適切な相手を選ぶ必要がある。
- たとえば、ティルテュとアゼルが恋人になった場合は…
- 血統…ティルテュはトード傍系、アゼルはファラ傍系なので子供は2人ともトード傍系・ファラ傍系
- 継承可能な武器は、2人ともマージなので、血統補正で炎B、雷B、風C
- 個人スキルはティルテュが怒り、アゼルが追撃なので子供は2人とも怒りと追撃を持つ
- たとえば、ティルテュとアゼルが恋人になった場合は…
- また固定カップルのキュアン・エスリン夫妻からもリーフ・アルテナへの継承が発生するし、セリスも両親の血統とスキルを受け継いでいる。
なお母親になるユニットが独身またはロストした状態で5章を終えると、子世代の代わりのユニットが登場する。代替ユニットなどと呼ばれる。
親世代ユニットの子供よりもパラメータやスキルは弱めのユニットが多かったり武器・アイテム・所持金の継承が無いといったハンデはあるが、専用イベントがいくつか用意されている。
主な子世代キャラクター
CVはヒーローズのもの
操作可能ユニット
名前 | 父親 | 母親 | 血統 | 備考 | CV |
---|---|---|---|---|---|
セリス | シグルド | ディアドラ | バルド直系/ヘイム傍系 | バーハラ王朝皇子/解放軍総大将 | 内田雄馬 |
オイフェ | - | - | バルド傍系 | シグルド編では同行者として登場 | - |
スカサハ | アイラの恋人 | アイラ | オード傍系/父親の血統 | 代替はロドルバン | ランズベリー・アーサー |
ラクチェ | アイラの恋人 | アイラ | オード傍系/父親の血統 | 代替はラドネイ | 種﨑敦美 |
ラナ | エーディンの恋人 | エーディン | ウル傍系/父親の血統 | 代替はマナ | - |
レスター | エーディンの恋人 | エーディン | ウル傍系/父親の血統 | 代替はディムナ | - |
デルムッド | ラケシスの恋人 | ラケシス | ヘズル傍系/父親の血統 | 代替はトリスタン | - |
ユリア | アルヴィス | ディアドラ | ヘイム直系/ファラ傍系 | 佐倉綾音 | |
アーサー | ティルテュの恋人 | ティルテュ | トード傍系/父親の血統 | 代替はアミッド(トード傍系) | 土田玲央 |
フィー | フュリーの恋人 | フュリー | 父親の血統 | 代替はフェミナ | 茅野愛衣 |
ヨハン | ダナン | 不明 | ネール傍系 | ヨハルヴァと二者択一 | - |
ヨハルヴァ | ダナン | 不明 | ネール傍系 | ヨハンと二者択一 | - |
シャナン | マリクル | 不明 | オード直系 | シグルド編では同行者として登場 | 増田俊樹 |
パティ | ブリギッドの恋人 | ブリギッド | ウル傍系/父親の血統 | 代替はデイジー | 井口裕香 |
リーフ | キュアン | エスリン | ノヴァ傍系/バルド傍系 | セリスの従弟 | 鈴村健一 |
ナンナ | ラケシスの恋人 | ラケシス | ヘズル傍系/父親の血統 | 代替はジャンヌ | 名塚佳織 |
フィン | - | - | なし | シグルド編から唯一の続投ユニット/本作で唯一実子と共闘可能 | 置鮎龍太郎 |
アレス | エルトシャン | グラーニェ | ヘズル直系 | 母はレンスター出身 | 興津和幸 |
リーン | シルヴィアの恋人 | シルヴィア | ブラギ傍系/父親の血統 | 代替はレイリア | 高橋美佳子 |
ティニー | ティルテュの恋人 | ティルテュ | トード傍系/父親の血統 | 代替はリンダ/北トラキア在住 | 石川由依 |
ファバル | ブリギッドの恋人 | ブリギッド | ウル直系/父親の血統 | 代替はアサエロ | 榎木淳弥 |
セティ | フュリーの恋人 | フュリー | 父親の血統 | 代替はホーク | 梶原岳人 |
アルテナ | キュアン | エスリン | ノヴァ直系/バルド傍系 | トラバントの養女/セリスの従姉 | 戸松遥 |
コープル | シルヴィアの恋人 | シルヴィア | ブラギ傍系/父親の血統 | 代替はシャルロー | - |
ハンニバル | 不明 | 不明 | なし | コープル(シャルロー)の養父 | - |
※代替ユニットは、
アミッド/リンダ…ティルテュの妹エスニャ(トード傍系)の子。トード傍系の血を持つ
トリスタン/ジャンヌ…エルトシャンの部下イーヴの子
※父親の血統は、
※ジャムカが父親となったユニットはヴェルダンの王族となり、男の子はEDでヴェルダンに帰国する。
その他NPC
※便宜上、トラキア776のみに登場するキャラクターも含む
キャラクター名 | 父親 | 母親 | 血統 | 備考 | CV |
---|---|---|---|---|---|
ブリアン | ダナン | - | ネール直系 | - | - |
イシュトー | ブルーム | ヒルダ | トード傍系 | 母のファラの血は持たない | - |
イシュタル | ブルーム | ヒルダ | トード直系 | 母のファラの血は持たない | 門脇舞以 |
アリオーン | トラバント | - | ダイン直系 | 終章では説得可能 | 喜屋武和輝 |
スコピオ | アンドレイ | - | ウル傍系 | - | - |
サイアス | アルヴィス | アイーダ | ファラ直系 | トラキアにのみ登場 | 中谷一博 |
リノアン | - | - | ヘイム傍系 | ターラ市長/トラキアにのみ登場 | - |
マリータ | ガルザス | - | オード直系 | 旧リボー王族の末裔/トラキアにのみ登場 | 井上麻里奈 |
ユリウス | アルヴィス | ディアドラ | マイラ直系/ファラ傍系 | 両親のマイラ傍系が混血した擬似直系 | 櫻井孝宏 |