『ケルト神話』のオイフェ
ケルト神話(アルスターサイクル)に登場するスカアハのライバル(一説では双子の姉妹とも)で影の国の隣国の領主、彼女に負けず劣らずの実力と屈強さを持つ女戦士だとされている。
影の国におけるクー・フーリンの恋人の一人であり、彼との間に唯一子を生した女性としても有名。
神話での二人の出会いはおおむねこの様に伝わっている。
クー・フーリンがスカアハの元で修行中のさなか、ある時オイフェが軍を率いて影の国に攻め入って来る。
クー・フーリンも果敢に立ち向かっていくが、双方は一向に決着がつかず両者ともに摩耗していくばかり。そこで両軍の中から特に武に優れた者同士による一騎打ちで決めようということになり、クー・フーリンとオイフェが名乗りをあげる。激しい戦いの末勝利を勝ち取ったクー・フーリンは、二度とスカサハと影の国に介入しない事と、その証として自分のものになるよう命じる。彼の美しさに魅せられていたオイフェはこれを承諾する。
そしてクー・フーリンが修行を終え影の国を旅立つ間際、「もし子供が生まれたら『コンラ』と名付けて欲しい」ことと「子供が大きくなったら自分に会いに来て欲しい」ことを伝え、形見として金の指輪を託して去っていった。その後オイフェは息子を産み落とすと、父の願い通り『コンラ』と名付け、彼も父のような戦士になることを願い、スカアハに武芸を教えて欲しいと頼んだとされている。
一説にはゲイボルグの所持者、もしくは作成者の一人とする話もあるが、これではボルグ・マックベインがゲイボルグを作ったという逸話と矛盾する(2代目を作ったと考えるならば、矛盾はないが)。
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』のキャラクター
2世代を通じて登場するキャラクターだが使用できるのは6章から。最初から上級職でレベルアップの回数が少ないだけで成長率は悪くない熟練者タイプのジェイガンの開祖キャラでもある。グランベル王国のシアルフィ公爵家に仕え、名軍師と呼ばれたスサール卿の孫。グラン暦757年の時点で14歳。登場人物の中で珍しく何年に何歳かがはっきりしている。孤児となり本編の2年前からシアルフィ公爵家に引き取られ、騎士見習いとしてシグルドに仕えていた。公爵家の身内にあたり、聖戦士バルド傍系の血筋を引いている。
親世代のときはまだ少年であり、戦いには参加せず騎士としての修行の傍らシグルドの軍師もとい相談役を務めていた。バーハラの戦いを前にしてシグルドの命により、イザーク王子のシャナンと共にシグルドの幼い息子セリスをつれてイザークへ亡命する。本人は兄のように自分を慈しんでくれた主君と共にあることを望んでおり、必ず迎えに来るとシグルドに約束させて別れたが、それが果たされることはなかった。
その後はシャナンや生存時のエーディンと共にイザークのティルナノグに潜伏し、セリス、ラクチェ(ラドネイ)、スカサハ(ロドルバン)、ラナ(マナ)、レスター(ディムナ)、デルムッド(トリスタン)を育ててきた。
34歳を迎える子世代ではパラディンとして立派に成長し参戦。グランベル帝国打倒の為に挙兵したセリスの補佐を行った。シグルドの最期の時に共にいられなかったことをずっと悔いており、セリスを守り抜くと誓っている。
恋愛は可能なものの、会話が発生するのはフィーのみ。
戦後はシアルフィ家の傍系であることから、グランベルの王となったセリスの代わりにシアルフィ家を継ぐこととなる。
ユニット性能
親世代では幼いため参加できないので(デューはオイフェと同年に見えるが)、参戦するのは成人した子世代から。聖戦士バルドの傍系ゆえ魔力と魔防以外の成長率はそこそこ。騎兵なので多少吟味すれば最後まで主力として使えるが、初期値の関係上HPと幸運は低くなり優秀な子世代ユニットには見劣りしてしまう。しかしカップリングに失敗した場合や平民プレイでは彼の価値が上昇する。
容姿
彼を語る上でもっとも話題になるのがその容姿である。
- 少年時代
この端整な顔立ちの美少年が…
- 大人時代
17年後は見事なヒゲ親父に。
ファンからは「ヒゲを剃ってほしい」「イケメンに成長すると思ったのに」と否定的な意見も多いが、「威厳がある」「男らしい」という声もあり賛否両論か。
関連タグ
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 聖戦親世代 聖戦子世代 オイフィー
『ジルオール』のキャラクター
プロフィール
年齢 | 38歳 |
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誕生日 | 1月20日 |
身長 | 156cm |
妹を冒険者に殺された過去を持ち、妹の形見である弓を携えて復讐に生きるダークエルフ。
生まれつきではなく怒りによりダークエルフと化した。
その激しい気性から「鉄火姫」の異名を持つ。
復讐目的で冒険者狩りをしている中でネメアに敗れ、以後、彼と行動を共にする。
後にゼリク、ドルドラムと共に「闇の神器」を探索・回収する任に就く。
孤独だった彼女はネメアの配下になって初めて頼れる仲間たちを得たことで、冒険者への憎悪が薄れ、自分の生きる道を見つけていく。
イベント
進め方によっては主人公と闇の神器を奪い合うことになるが、オルファウスの邪龍の断層でのイベントで仲間にすることが出来る。
死亡イベントがある。
邪竜の断層でゼリクがジュサプブロスによって操られ、ドルドラムを不意打ちし、オイフェを誘拐する。ドルドラムは主人公にオイフェの事を託して息を引き取る。
プレイヤーが早く彼女たちのもとに向かわないと生贄として殺されて邪竜が復活してしまう。
断層の奥に行くと、ジュサプブロスとエルファスが邪竜を復活させようとしており、止めようとする主人公にゼリグが立ち塞がり戦闘に。勝利するとゼリグは正気に戻り、その命を引き換えに祭壇を破壊し、復活を阻止する。
その後、猫屋敷で目を覚ましたオイフェはドルドラムとゼリグの死を聞かされ、行方不明のネメアを探すためと仲間の仇を討つために主人公の仲間になることを申し出る。
PS版ではネメア同伴でのエンディングしか用意されていなかったが、PS2版以降ではイベントもある程度追加され(フェティが仲間になっている事が必要)、エンディングも単独のものが新規に追加されている(同時にネメア同伴のエンディングは無くなった)。
人間関係
ネメア:上司
ゼリク、ドルドラム:仲間たち。共に「闇の神器」を探索・回収する任に就くが……。
ケリュネイア:ハーフエルフ。彼女から閃光の弓を貰う。
フェティ:エルフ。閃光の弓を巡って揉めるオイフェとケリュネイアの仲裁をする。
エメル:妹。実は彼女の死にエルファスが一枚噛んでいたが本人も予想しなかった事故である。但し、元々生贄目的。
ジュサプブロス、エルファス:生贄としてオイフェを攫う。