CV:松野太紀(コミックCD・完全攻略CD-ROM版) / 阪口大助(ドラマCD・アニメ版)
人物
市立鶴ヶ丘中学校に通う14歳の中学2年生。
奔放で旅好きな姉・那奈と国際ボランティア職員の母・さゆり、放浪画家の父・太郎助との4人家族だが、3人とも家に根差さないせいで、中学生ながら庭・二階付きの一軒家に一人暮らし中。特に母親は太助を産んでからほどなくして復職して海外に飛び、以来10年以上も海外に留まっており、家に帰らないどころか、日本の土すら踏んでいない。
そのため、太助の記憶に母親は存在しておらず、そのせいもあって、ある程度の家事もこなせる。
父親が旅先の中国で知り合った人物から貰ったという、秘宝『支天輪』を贈られ、そこから守護月天・小璘を召喚し、彼女との二人暮らしが始まる。
最初は現代の常識に疎く過保護な小璘を疎んでいたが、彼女の献身的で健気な姿に好感を抱く。
後に、守護月天の使命から無意識な“孤独”の観念に捉われる彼女の苦悩を知って、彼女を救いたいと願い、また一人の女の子として見るようになり、少しずつ想いを寄せていくようになる。
我欲が少なく大らかで、心優しい少年。
優柔不断で迷うことも多いが、一度意思を固めると必ずそれを達成しようとする強い意志と根性を持ち合わせる。
その澄み切った心から、支天輪に認められて小璘との縁を得る。
後に父親から「黒天筒」・「短天扇」を同様の理由で送られ、それぞれ慶幸日天・汝昴、万難地天・紀柳を召喚した。
何気に、歴代の精霊召喚者になかった、三精霊を一人で侍らせるという快挙を成している。
後に那奈の策略でさゆりと再会することになるのだが、さゆりの見た目が小璘に似ていたのもあって、彼女の母親と勘違いし、なおかつ自分の母と分かっても存在そのものが記憶になく、死んだものと思っていたため、さゆりはその事実に愕然とした(当のさゆりは太助が自分を母親だと覚えてくれていると信じ切っていた)。
…もっとも経緯から考えても、明らかにさゆりの自業自得なのだが。
年頃ながら家族に振り回され続けている苦労人で若干精神が老成しているものの、根は14歳の少年であり、年相応に色々と一喜一憂している。
ただ優し過ぎるせいで女性の機微には疎く、愛原花織からのアプローチには全く気付けていない。
作中で明言はされていないが、見目もそこそこ良いらしい。
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