概要
CV:水田わさび
ロシア出身のチーム、ボーグ。
使用ベイは、ファルボーグ(隼)
薄い灰色のシャギーの短髪が特徴でファーをあしらった上着を着用している。
アニメ
一見すると大人しそうな外見とは裏腹に性格は最も残忍で凶暴である。
無印版では、相手のベイブレードだけでなくブレーダー自体にまでかまいたちで攻撃を仕掛けるという「殺人アタック」を得意としている。ただし、運営大会側から問題視されてもおかしくない様なバトルスタイルの為か、ボーグ内でも「秘密兵器」として扱われ、公式バトルには滅多に参戦していない模様。
世界大会ではレイと戦い、残虐な戦い方で追い詰めていったが、最終的に満身創痍となったレイのドライガーによる反撃を受けて敗北。ファルボーグも大破させられた。
続編の『Gレボリューション』では、ネオボーグのチームメンバーとして参戦。憑き物が落ちたのかやや明るい性格となったが、自分達を散々道具扱いして苦しめたウラジミール・ヴォルコフへの憎しみはユーリ・イヴァーノフ達同様に根強いものがある。
漫画
ユーリに次ぐ実力の持ち主で、後のネオボーグでもカイの不在時に、ユーリのパートナーをつとめている。
作者である青木たかおのホームページで公開されているユーリの過去が描かれた公式外伝小説「ユーリ・イヴァノーフ」(日明恩作)でも少し登場している。
以降ネタバレ注意
小説版(ネタバレ)
「何を見ているんだ?ユーリ」
ユーリとは幼い頃からの旧知の仲であることが判明する。
この小説はユーリの視点と過去を中心としている為、ボリス自身の詳しい過去は不明だが、国の体制が変わった事で軍人の職を失った父親が落ちぶれて家庭が崩壊し生活苦となってしまったユーリと似た様な境遇とされている。
天涯孤独の身となった所でユーリと路上で出会い、一目で意気投合。2人で食料を得る為に人を騙したり盗んだりしていたが、罠にはまって追い詰められた所をヴォルコフに手を差し伸べられる形でユーリと共にボーグへ入隊する様になった。
その為か、ユーリと対等に話していたり、ボーグ内で強くなければ衣食住が得られない生活と先の見えない終わり無い戦いに不安を感じている。
以上からも、アニメ・漫画では見られない面が描かれている。
双方共における勝つ為には手段を択ばないやり方も、何がなんでも勝たなければ人生さえ危うくなってしまうという死活問題的な動機からと思われ、BBAチームを始めとする他のチームメンバー達とは、そもそもベイブレードバトルその物への姿勢が根本的に異なっている事をうかがわせている。