概要でい!
『月刊コロコロコミック』2008年5、6月号に2号連続読み切りとして初登場した。人気が出たため連載に昇格し、2013年まで掲載された。
また、『別冊コロコロコミック』においても2008年10月号から連載されていた。作者は小ガエル。
服もない家もない金もない(ただし、連載中に合計3円をゲットしている)貧乏な主人公ボン・ビー太が委員長と共にいろいろとギャグをかますストーリーである。
また、主人公が常に全裸な事からわかるように下ネタ色が強いほか、掲載当時の時事ネタや流行ネタも多い。
2010年にはニンテンドーDSソフト、「裸の頂上ケツ戦!ビー太対ドクロでい!」が発売。
翌年には「ビー銭」というダンボールでできたコイン型玩具が発売され、3弾まで発売された。
本作はアニメ化されていないのに(ただし、ビー太は子供番組「おはコロ」にCGキャラとしてレギュラー出演していた)ゲーム化や玩具化が行われた稀有な作品である。(コロコロ作品では他にコロッケ!がアニメ開始前にゲーム化を果たしている。)
主な登場人物でい!
本作の主人公。家もない服もない所持金0円(ただし、連載中に3円以上はゲット)の貧乏小学生。
通称「ビー太くん」。一人称は「オイラ」。性格はとてもド根性で、何でもエアが得意であり、
よくエアDSをやっていたり、女子高生の真似をしながら、エアケータイもやったりする。
なぜか小学校に入学してきて、現在委員長の隣りに座っている。ド根性を披露する際は
顔や体がリアルになる。お金には目がなく、道路に落ちていた一円玉を拾おうとしてヘリ0を壊したり、千円札を追って空を飛んだり首を伸ばしたりしたこともあるなど無茶なところもある。
空腹時は力が出なくなるが、カレーの臭いで素早く走ったり、太陽を引っ張るほどの怪力を見せるなど、潜在能力はかなりある。理由は違えど、委員長を傷つけた輩に怒りを露に
したことがあるなど友達想いな一面もある。初期は服は肌に油性ペンで「あでだす」と書いてあるだけで事実上全裸だったが、現在はコバマにもらった葉っぱのパンツを着けている。
委員長
ボン・ビー太のクラスメートで、本作のツッコミ役で常識人。本名は正野人志(ただの ひとし)。一人称は「僕」。
ビー太の一番の被害者だが、ビー太が師匠に冷たく言われた時や風邪をひいた時などに
ビー太をかばったり気遣うなど、実はビー太の一番の友達でもある。
委員長らしい描写も見せることもたまにある。
しかし、ビー太を居候させ、服や食事を与える描写が全くなかった事から、やや薄情にも見えるがそれはニャニャ様の気持ちを汲んでいるからという節も窺える。
また、早とちり癖があり、一話に数回は必ずと言ってもいいほどビー太(とその仲間達)の行動を早とちりしている。
50年後では第123代目内閣総理大臣となったビー太の絶対的補佐役となっており、年のせいかツッコミにキレが無くなり、ツッコミをさせるためにタイムマシンで未来に来た現代の委員長を連れてきた。
ちなみに、コロコロを代表するギャグマンガのツッコミ役としては暴力的なツッコミはあまりやらない方である。
名前は作者がずっとつけ忘れていたようで、単行本6巻で名前を募集。7巻では良い名前がなかなか見つからなく”該当者なし”となり、8巻で漸く決定。理由は『ただの人だけど"志"を高く持った少年だから』とのこと。
尾馬間 振字伝人(おばま ぷれじでんと)
大会社のおぼっちゃま。通称「オバマ君」。
無駄遣いが多くとても贅沢な生活をしている。とても明るい性格だがわがまま。敬語を使う。
将来の夢は世界の指導者。ビー太の起こすド根性やその生活に対しては、驚かずむしろ感心・憧憬しており、一度体験するべく立場を交換した事があったのだが…。
また、ビー太達を家が経営するホテルのバイキングに招待したりする等、太っ腹な一面もある。
弟の小馬間(こばま)がいる。執事であるじぃの他にもケーキ屋や刑事、消防士など、たくさんの人間が働いており、その中には名前が出ている人も数名いる。
モデルは言うまでもなく、バラク・オバマ。
下手をすればアメリカ大使館から抗議されてもおかしくないキャラである。
風呂手院 筋太郎(ぷろていん きんたろう)
見た目通りのマッチョな転校生。通称「筋ちゃん」。
初登場にして、学校を持ち上げているという怪力ぶりを披露している。
特技はマッスルポーズと逆立ち腕立て伏せだが、算数が苦手。家族も全員マッチョである。
いつでもどこでも体を鍛えており、普段から鉛のリストバンドと鉄ゲタを身に着け、外すと本気の力を発揮する。家がレストランを経営しており、ビー太もそこで働かせてもらった事がある。
ニャニャ様
ビー太のド根性の師匠。ビー太が3歳の頃からダンボー流武術も教えていた。
黒い眼鏡をかけたネコだが、言葉を喋ることができる。ビー太にとても厳しいが、本当は一番ビー太を心配している。
涙もろく情に厚い一面もある。
7巻ではその実績が認められ、ニャニャ神様となった。
ボン・ビー太の父
ビー太の父親。ジャージを着ている。借金に追われているらしく、ビー太と離れて生活している。ニャニャ様に口説かれ、現在は頑張りながら借金返済に励んでいる。
ビー太の親らしくド根性はビー太に引けを取らないレベル。奈良で鹿にまざって鹿せんべいを食べていた時、修学旅行に来ていたビー太と再会を果たす。
砂丹 酢波留太郎(さたん すぱるたろう)
全国の学校で「サタン先生」と恐れられている教師。
ビー太達のクラスの成績が悪いため、特別講師として雇われた。もの凄い問題数のテストを出したり、出来なかった者には魔の居残り勉強を行ったりするなど、見た目も性格もまさに悪魔のサディストにしてモンスターティーチャーの完成形と評せる人物である。
しかし、ビー太には魔の居残り勉強が通用せず、チョークを大量に投げて痛めつけようとするも、オバマ君によってチョークが全てチーズかまぼこに変えられてしまう。
最終的にビー太が遂に「悪魔」と言ったと思い込み優位に立つが、これはサーカスから脱走してきたクマに慄いていた(「あ、熊」)ためであり、熊に襲われた自身は重傷を負った。
その後も、再登場して刺客として極悪生徒を送りこんだりするなどビー太を深く恨んでいる様子。
ゲーム版では名前のみ登場している。
カンフーワン
サタンがビー太の為に送った極悪生徒1号。柔道・剣道・空手・カンフー・テコンドー・ボクシングなど、全ての武術のスペシャリスト。
クマを1000頭も倒す程の実力者でもあり、その力量は噴水の水を真っ二つにするほどである。様々な武器をも使い、特にヌンチャクでは華麗なヌンチャクさばきをビー太に向けた。また、「任務のためならだれが巻き込まれようが構わない」と言い放つ残忍な性格も持ち合わせてる。ビー太にやられサタンの元へ帰った後、サタンに処分された。
その他のキャラ
尾馬間 小馬間(おばま こばま)
オバマ君(振字伝人)の弟。おしゃぶりを咥えた赤ん坊で、兄以上に贅沢。一人称は「僕」で、語尾に「〜でしゅ」と付ける。
オバマ兄弟の父
振字伝人と小馬間の父親。息子達を厳しく躾けているが、結局は溺愛している。
ジョン
オバマ君のペット。犬にも拘らず飼い主同様かなり贅沢な生活をしており、宮殿並みに巨大な犬小屋に住んでいる。(因みにオバマ君の家はジョンの100倍の大きさ。)
血統書付きのノミが付いており、月一で100円の小遣いを貰っている。
ロボB太
オバマ財閥が開発したビー太そっくりのド根性ロボ。ビー太のド根性を超えるド根性がプログラムされており、体中が錆びようがショートしようが自身の身を犠牲にしてド根性を披露する。
内部は精密機械で出来ており、防水加工もされておらず、少しの液体でショートしてしまう。自ら委員長そっくりのロボ”ロボE員長”を作る程の技術力を持つ。
ロボOバマ
故障でオバマ以上に無駄遣いをするようになった。スーパーコンピューターが内蔵され、頭は炊飯ジャーになっている(更にNASUのお新香付き)。背中にはジェットパックが搭載されているが、ジェット搭載炬燵で移動したりしている(そもそもロボットなので真冬の寒さも感じないので炬燵に入る必要性も無い。)執事型ロボットロボGも居る。
関連タグでい!
「ボン・ビー太。それは将来ド根性だけで日本国総理大臣になる男!!」
(このキャッチフレーズは、やや不謹慎な為か、賛否が分かれている。)