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声優編集

石田彰


概要編集

どこからかベイを放ち一撃でブレーダーを叩き落とす「必殺のスナイパー」を自称するブレーダー。ベイの殺し屋、通称「デスカプリ」として恐れられる。

黄色のアフロヘアーに肩出しの服装で、腕を見る限り比較的筋肉質。チュッパチャップスのような棒付きの飴をいつも咥えている。

相手を必要以上に挑発するなど自信家で、本人は対戦相手の事を「ターゲット」と呼ぶ。

シュート時には寝そべったポーズをとる。ランチャーグリップにアングルコンパスを取り付けて角度を徹底的に計算したシュートによる狙撃や、変則的な軌道で相手ベイを翻弄し、必殺の一撃を見舞うバトルスタイルが特徴の頭脳派ブレーダーである(漫画版では自信過剰な性格となっている)。

『4D』ではスフィア360に参戦するが、翼に敗れる。


アニメ版ではライトニングエルドラゴやソルブレイズ、漫画版ではポイズンサーペントと強敵に当たる事が多く、後者に至ってはストームカプリコーネのジャンプ力を披露するも誰からもスルーされ、ポイズンサーペントにカプリコーネを削られてスリープアウトする末路を辿った。


使用ベイ編集

ストームカプリコーネM145Q編集

やぎ座がモチーフの攻撃型ベイ。

重心のずれたM(ムーヴ)145トラックと斜めにカットされたQ(クウェイク)ボトムによって地を蹴りジャンプ攻撃を仕掛けることができる。

ジャンプの際非常に不規則な軌道となるが、トビオはアングルコンパスによって軌道を読みきり自在にコントロール。相手を翻弄している。

必殺転技は「スクリューデスドライバー」。「頂上決戦!ビッグバンブレーダーズ」ではブレーダーの特性を反映してか、ロックオンした相手を銃撃する「スナイパーショット」が使える。



このストームカプリコーネ。玩具版では色々な意味で当時の子供たちを困惑ひいては落胆させたベイとして有名。

その理由は以下の通り、


・ボトムが写真やメディアとほぼ別物

上述した通りQ(クウェイク)ボトムは完全に斜めにカットされたボトムとして紹介されており、アニメや漫画版でもその通り描かれている。そしてパッケージにもちゃんとそう写されているのだが、肝心の実物は全然違うものとなっていた(例えを挙げると、WF(ワイドフラット)の少し欠けたような物)。

一応当時の商品としては他に似たような例がなかったわけでもなく、外箱にも※実際の商品とは異なる部分があります。(意訳)と書かれていたものの、それを踏まえてもあまりに違っていたので困惑した子供たちは多い。

と言ってもこの点は性能が期待通りならあまり問題とならなかったのだが…。


・事前に告知された性能と違う

当時の雑誌(主にコロコロコミック)等の情報にはM145かQのどちらかを付ければジャンプできると書かれていたのだが、これはほとんど間違い。まずQボトムだけだと全くジャンプしない。ならばM145だけの場合はと言うと、確かにジャンプはする。本当に小刻みに。ボトムによって微かな違いは出るのだが、とても実戦で使えるものではない。

よってジャンプ攻撃をするにはこの二つを揃えていなければならない。しかし、この二つを揃え、ジャンプレベル4に(M145の中心を外側にし、Qの先端を外側にセット)することでようやく実践レベルのジャンプになるのだが、それでもたいして高く飛ばなかった(高く飛び過ぎるとスタジアムアウトやぶつかって怪我をする恐れもある為仕方ないのだが)。


と言った経緯により、当時の多くの子供たちをガッカリさせる結果となってしまった。ベイがジャンプするという機能がメタルファイトシリーズでは画期的な物だった為、期待外れ感が否めなかったのだろう。

ただその動きは純粋なアタックタイプとして見ればかなり性能が高い(代わりに他のアタックタイプと比べても物凄くスタミナが無い)のも事実であった為、上手く当てることができれば一撃必殺の威力を誇るロマンあふれるベイとしての面もあった。

また、Qボトムの見た目は上述した通りだが、M145を使わなかった場合は普通にスタジアムの周りを高速で走る。当時レアパーツの一つでもあったWF(ワイトフラット)と似たような動きであった為、割り切ってそのように扱うブレーダーもいたとか。


M145とQは「BB56 ハイブリッドウィール改造セット アタック&バランスタイプ」にてストームアクアリオのパーツとして再録されている他、アニメ版ではブラジル代表「グレイシーズ」のエンソ・グレイシー(CV:伊東みやこ)の機体レイキャンサーM145Qのパーツとして登場。飛び回る蟹とはこれ以下に。


派生機編集

アニメ版ではユーロ代表「エクスカリバー」のメンバーであるゲオルグ(CV:江川央生)の機体としてディフェンスタイプ寄りのカスタマイズが成された「グランドカプリコーネ145D」が登場、ディフェンスタイプのパーツを採用しながらも、ゲオルグ自身の過酷なまでの鍛錬が合わさる事で強力なパワーを発揮。正宗や赤雲のライバルポジションとしての地位を築いていた。

必殺転技も「シュツルムナーゲル」シリーズ(エアスター、ツヴァイター、ドリッターの3種)や「アイゼンシュバルツ」とドイツ語由来のかっこいいネーミングが多い。


続いて登場したのは「スクリューカプリコーネ90MF」というクリアウィールが青くなった機体。

低重心の「90」トラックで敵ベイの懐に潜り込み、唸るような3枚羽の「スクリュー」ウィールで強烈なアッパーを叩き込む。

また、「MF(メタルフラット)」ボトムは攻撃性の高いF軸でありながら、摩擦の少ないメタルパーツを採用しており、持久力の増加と滑らかな回転を実現している。

スクリューウィールとMFボトムは「ランダムブースターvol.8ジェイドジュピター」のハズレパーツとしても登場するなど4Dシステム期に突入してからもアタックタイプのパーツでは人気が高かった。


この性能の高さゆえに「マキシマムシリーズ」の一角を担う機体としてブースターが販売されているが、他のマキシマムシリーズとは異なり、(色こそ違うが)クリアウィールは既存品の流用である。

とはいえ、カプリコーネの順当進化と呼んで差し支えない性能をしているのは間違いない。


反面、アニメではブレーダーが本業ではないDr.ジグラット(CV:宮本充)の機体であった為にバトルでは瞬殺されており(対決したベイが低重心ベイの天敵であるフレイムビクシス230WDだったとはいえ、あまりにも早く決着が着いている)、実機のパッケージにもジグラットが使っている物をモデルにしているとされながらも、ジグラットのイラストがプリントされていない。


名前について編集

名前の由来は藤子作品の名脇役小池さんから。(そのために『爆誕!サイバーペガシス』では暁宇宙に小池さんと間違われた事も。)

また、トビオという名前から、ギリシャ神話でパーン神が怪物から逃れるために魚に変身して川に飛び込むも失敗して下半身が魚の中途半端な姿になってしまったという山羊座の神話も元ネタと思われる。


関連タグ編集

メタルファイトベイブレード

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