1.「小池」と言う苗字のキャラクターにつけられるタグ
2.藤子不二雄の複数の漫画作品に登場する、ラーメンが好物のキャラクター。
藤子不二雄の漫画作品に登場するキャラクター
藤子不二雄らと同じくアパートトキワ荘の出身で、後にスタジオ・ゼロ立ち上げに参加するアニメーター、鈴木伸一(杉並アニメーションミュージアム館長)がモデル。
元々は完全に鈴木本人という設定で、当時彼が鎌倉の小池家に下宿していたため、それを忠実に再現して家の表札に「小池」と書かれていた。つまり本来は「小池家に下宿している鈴木さん」である。
しかし作中で直接名前が言及されなかったこともあり、結果的に読者が「本名が『小池』さん」だと誤解し、そのまま「ラーメンの小池さん」として作者も認めるほど定着してしまった…という歴史がある。
ちなみに、杉並アニメーションミュージアムのスタンプなどに描かれている「館長の自画像」も小池さんそっくりである。
風貌はもじゃもじゃ頭でウェリントン型メガネをかけ、とんがった口が波線で描かれる。「波線で口を描く」のはトキワ荘の無頼漢こと森安なおやの発案であるらしい。
『空想科学読本』シリーズで知られる柳田理科雄が、料理研究家のケンタロウと話し合って、「小池さんのラーメン」を再現したことがある。また、トキワ荘の近くにある中華食堂「松葉」(『まんが道』にも頻繁に登場する)のラーメンは、よく「小池さんの愛したラーメン」として雑誌などに取り上げられる。
SF短編『ウルトラスーパーデラックスマン』に代表されるように、一般に藤子・F・不二雄のキャラクターだと思われがちだが、もともとデザインしたのは藤子不二雄Aであり、『オバケのQ太郎』の作画分担でも小池さんの担当は藤子不二雄Aだった。
扱いとしては所謂楽屋ネタということもあり、当初はストーリーと特に関係ないモブキャラとして登場する事が殆どだったが、段々とセリフやストーリーの関わりを与えられるようになっていき、藤子不二雄Aの代表作である『忍者ハットリくん』では三葉ケン一の担任教師としてレギュラーキャラクター化された(尚、『ハットリくん』1981年版アニメでは鈴木自身が監修を務めている)。
他にはゴルフ雑誌のALBAに連載されていた小池一夫がモデル?『ホアー!!小池さん』(小池書院・全2巻)
過去のショートストーリーをまとめた『小池さん!大集合』(復刊ドットコム社)などがある。
「ラーメン好きキャラクター」の象徴的存在であり、パロディにされることも多い。
久部緑郎・河合単『ラーメン発見伝』の「小池さん」や、土山しげる『喰いしん坊!』の「湖池(通称ラーメンマン)」、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の「川平のおじさん」などは、明確な「小池さんパロディキャラ」である。
そのキャラクター性からコミックソングの題材にもなったが、流石に女体化までされる事になろうとは…!? ⇒『ラーメン大好き小泉さん』
関連タグ
- 『ウルトラスーパーデラックスマン』 - 主人公の苦楽健人(クラーク・ケント)なる男がこれまたそっくり。
- 『スーパーサラリーマン左江内氏』 - ドラマ版にてムロツヨシ演じる「小池刑事」が登場。メガネにチリチリ頭と容姿もそのままであり、張り込みしながらラーメンを食う場面まである。
- 『ラーメン大好き小泉さん』…先ほど述べた女体化までされる事になろうとは?
- 『小池さん~壁際お荷物社員 会社乗っ取り物語~』 - 高井研一郎&林律雄コンビによる同名タイトル
- シャ乱Q - 1stアルバムのトップを飾った曲が、その名も「ラーメン大好き小池さんの唄」(後にリメイク版がシングルとして発売)。サビ部分のメロディーは赤塚不二夫原作の『ひみつのアッコちゃん』第1シリーズED曲「すきすきソング」をモチーフとしており、奇しくも漫画界の二大「フジオ」の接点となった。
- ラ王 - 2015年からCMに出演している滝藤賢一のルックスが、髪型と眼鏡のせいで小池さんに激似との声も。…しかしCM中、滝藤だけでなく誰も実際に食べるシーンが無い。
- 21エモン - コイケラス星人というセルフパロディの宇宙人が登場する。