CV.三宅健太
概要
大柄な体格をしたブレーダー。
盾神キョウヤにバトルを挑み敗れてから、彼の圧倒的な実力にほれ込み慕う。
口調はやや荒いが、根は優しく、お人よし。
曲がったことが大嫌いで、渡蟹哲也のような卑怯なバトルをするブレーダーには怒りをあらわにする。
ダークブルを手に入れて以降、時折「ブルルル…」といった猛牛のような唸り声を上げるのが特徴。
アニメでは専ら「ベンケイ」と呼ばれており、名字はめったに出てこない。
アニメ版初期では大道寺のベイ「ダークヴォルフ」のスペックや、大道寺が獅子暴風壁の風を利用して回転力を上げているのを見抜くなど、博識的な一面を見せていた。
アニメでの活躍
メタルファイトベイブレード
元々は「首狩団(フェイスハンターズ)」のメンバーで、手ごろなブレーダーを見つけては無理やりバトルを挑み、ポイントをかっぱらっていった。
しかし、リーダーのキョウヤが大道寺に敗れ、暗黒星雲(ダークネビュラ)に連れていかれる。
倉庫で特訓している最中に現れた大道寺に「キョウヤを早く返してほしければ銀河を倒せ」と言われ、「ダークブル」を手に入れる。
その後は鋼銀河に対決を申し込んだりと奮闘するが、渡蟹のあまりにも卑怯なバトルを見た時に「ベイバトルは堂々とやるもの」だと気づき、捕らわれていた天野まどかを助ける。
湯宮ケンタと共に特訓をしていたことを渡蟹に密告され、首狩団を脱退された後は銀河たちと行動を共にする。
暗黒星雲での修業を終え、豹変したキョウヤにケンタ共々完膚なきまでに痛めつけられ、ケンタと共にボロボロの状態でベイブレードショップ「B-pit(ビーピット)」に帰り、銀河たちにキョウヤの状態を報告する。
バトルブレーダーズ編では1回戦で大池トビオことデスカプリを破るが、2回戦のキョウヤとの戦いでは互角の攻防の末、敗れた。
メタルファイトベイブレード爆
ビッグバンブレーダーズ日本代表選抜大会に出場し、5位という成績を残している。
その後ビッグバンブレーダーズ1回戦のガンガンギャラクシーと王虎衆の戦いを見る内に自分を抑えられなくなり、一人何処かへと武者修行の旅に出る。
その後マスクを被って正体を隠し、「マスクド・ブル」に変装。
キョウヤが所属するアフリカ代表チーム・ワイルドファングにサブメンバーとして参加するが、銀河たちには完全にバレている。
第3試合のタッグバトルで翼や遊と戦うが、暗黒の力を暴走させた翼に一蹴されてしまう。
敗れた後は再びキョウヤと共に旅に出る。
エンソとセレンに追い詰められたケンタとチャウシン、チーユンをダムレと共に助け、キョウヤをハデスシティに行かせるためにハデスインクと対決する。
メタルファイトベイブレード4D
銀河たちと共にレジェンドブレーダー探しの旅に出る。
中国で行われたタッグトーナメント「登竜門」でキョウヤとタッグを組み出場する。
ヨハネスとモッティを相手に戦い、勝負を早めに終わらせようとするが、キョウヤの役に立とうした行動が裏目に出てしまいモッティと同時にスタジアムアウトしてしまう。
準決勝ではアグマの必殺転技によってキョウヤと共に一瞬で敗れてしまう。
ミストマウンテンでは銀河たちを進ませるためにバオ、ヨハネスたちと戦い、辛うじて勝利する。
マヤの遺跡に乗り込んだ際はトビー、ゼオと共に遺跡前でヨハネスたちと交戦し銀河たちを先に進ませるが、後から来た竜牙の一撃でヨハネスらごと倒される。
メタルファイトベイブレード ZEROG
ファーストフード店「ブルバーガー」の店長兼ベイパークの指導者を務める。
「銀河を超えるブレーダーになる」という目標を持つゼロのことを気に入り、自らゼロの師匠になる。
漫画版での活躍
最初は学ランを着ており、どこか番長を思わせる容姿をしている。
バトルブレーダーズ編からアニメ同様の服装になった。
バトルブレーダーズ編で銀河たちと再会し、卑怯なバトルをしていたことを謝罪する。
1回戦でいきなり竜牙と当たり、圧倒的な実力差に気付いた時は、銀河とキョウヤに少しでもエルドラゴ攻略のヒントになればと敢えて戦い続ける。
敗れはしたものの、銀河とキョウヤにライトニングエルドラゴのもう一つの形態「レイジングモード」の存在を伝えることが出来た。
使用ベイブレード
おうし座がモチーフ。
- ブル125SF
漫画版のみ登場。牛の角と鼻輪をイメージした造形のウィールが特徴。
ランダムブースターVol.9では初代機をハイブリッド化したコンセプトの「クラッシュ」ウィールが登場したが、アニメ版・漫画版共にベンケイの使うブルには関連性はない。
- ダークブルH145SD
銀河を倒すための特訓の途中に、大道寺から託されたベイ。
ホーン145トラックの巨大な角によるアッパー攻撃を得意としている。
バランスタイプながら、ベンケイの強力なシュートパワーが加わっているおかげでアタックタイプにも引けを取らないほどのパワーを誇る。
第19話ではトラックをC145、ボトムをBやSFに換装した事も。
漫画版ではキョウヤとの3ヶ月間の修業の末に手に入れたと語られている。
なお、玩具版のH145トラックは初期の生産分では曲がったH字だったが、安全性の観点からか肉埋めされたバージョンになっている。
また、クリアウィール「ブル」は4Dクリアウィールが登場して尚、アクアリオやキャンサーと同様にトップクラスの重さを誇るためにバサルトといった重量級メタルウィールをより重くする目的で改造に採用される事がしばしばあった。
必殺転技
ラースフルロック
初代ゲーム版で使用。
複数の岩を発生させて敵に激突する。
ブルアッパー
H145トラックを生かした強力なアッパー攻撃。
強化版のトルネードブルアッパー、さらに強化されたレッドホーンアッパーが存在する。
マキシマムスタンピード
キョウヤ戦の最後に放った、最強の突進攻撃。
黄金の鎧を身にまとったダークブルが突進を仕掛ける。
猛牛16連撃
漫画版で使用。ダークウィールの12枚+H145トラックの4枚=16枚刃で放つ、怒涛の連打攻撃。