概要
ケルベルス座は、1687年に天文学者ヨハネス・ヘベリウスが作成された星座の一つで、現在は国際天文学連合によってヘルクレス座に併合される形で使用されなくなった。といっても星そのものが無くなっているわけではないので現在でも観測自体は可能。ただし、ヘルクレス座の93、95、96、109号星などの暗い星々を繋いでできている星座の為に、見つけ出すのは非常に困難。
星図では黄金の林檎の枝と共にヘラクレスに鷲掴みにされている蛇の姿で描かれている。(ケルベロスは尻尾が蛇とされるモンスターのため、尻尾を掴まれている様子を描いた星座であると解釈する事もできる。)
と、このようにもう既に失われた星座ではあるものの、モデルがモデルなだけに知名度は他の失われた星座たちに比べて格段に高く、星座を扱った作品では高確率で出てくる事もしばしば。
むしろ元ネタのケルベロスが地獄の番犬である事や、「存在を否定された星座」という現在の設定が、中二病な人々からはケルベルス座が「禁断の星座」と解釈され、より魅力を感じさせる事になっていると言える。
創作作品では
恐らく、日本の創作作品でケルベルス座が初めて扱われたであろう作品。
『地獄の番犬星座』もしくは単に『番犬座』と表記され、無印ではダンテ、聖闘士星矢Ωではドーレの守護星座として登場し、それぞれの作品でケルベロスを彷彿とさせる能力を次々と披露していた。(ダンテ:鎖鉄球、ドーレ:ケルベロスが三首である事から連想してか分身能力を持つ。)
原作ではビッグバンブレーダーズ編、アニメではメタルファイトベイブレード爆にケルベルス座をモチーフとしたベイブレード『ヘルケルベクスBD145DS』が登場。
直径はなんと当時最大級の50mmもある上に、トラック『BD145(ブーストディスク145)』とメタルウィールを合体させてブーストモードにチェンジさせる事により持久力と防御力を格段に上げる事が可能。
その性能と黄金に輝くクールなデザインから当時の子供たちの間ではかなりの人気機体であった。
煉獄転技は『バーストインフェルノ』(漫画版)、アニメでは必殺転技『ヘルズドライブ』、『ヘルズゲート』。
漫画版では倒した相手の心(たましい)を吸収するという恐ろしい特性を持っていた。
ケルベリオスの記事を参照。
- すしペット
Twitterで行われた星座投票の中でまさかの1位を獲得している。
ちなみに他の候補はねこ座、ももんが座、きりん座である(きりん座のみ現在でも使用されている)。