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伊丹憲一とは、テレビドラマ「相棒」のキャラクター。

演:川原和久


警部殿!勝手に概要を編集しないでくださいよ!

警視庁刑事部捜査一課員。階級は巡査部長。『トリオ・ザ・捜一』の最年長刑事でリーダー格である。(三浦の在籍時は中堅刑事)

通称「イタミン」。これはファン・スタッフからの通称だったが、2008年5月に放送されたスピンオフ「裏相棒」でタイトルに採用され公式化されたもので、スピンオフ作品である「鑑識・米沢の事件簿」では女子職員が影で「イタミン」と呼んでいたり、(酔っ払っていた)芹沢の言葉を借りるなら「先輩の知らないところじゃみーんなそう呼んでますよ」との事。しかし、伊丹本人はそう呼ばれることを快く思っていない事を芹沢に吐露した事もある(裏相棒3第1話)。


特命係との関係

特命係に対しては好印象は抱いておらず、寧ろ「勝手に」動くことを疎ましく思っている。

亀山薫とは捜一時代からのライバルで、お互い、会う度電話する度鉢合わせる度に憎まれ口を叩き合い、いがみ合っている。

亀山が捜査一課時代、ある強盗殺人事件で共に捜査していた際に亀山に腰を踏まれ、それ以来腰痛気味らしい。

正義感が強いあまりに暴走しがちな亀山と比べるといささか冷静で、組織人として枠をはみ出すような行動はしないが、己のエゴのために事件を捻じ曲げようと強引な捜査命令を下す上司の内村に対し、「勝手にやりゃあいいだろ!」と啖呵を切ってみせたり、「俺達も圧力って奴が嫌いでね」と言って止められた捜査を行う特命係に協力したり、天下りが事件に関連していると聞いて不快感を浮かべたりなど、「筋の通らない事」を嫌う彼なりの正義感を持っている。

こうしたこともあり、事件によっては亀山と協力して捜査することもあり、いつも通り憎まれ口を叩き合いつつも、亀山のサポート役に回ったりするなど決して不仲であるとは言い切れない。

実際、亀山が辞職する際には、憎まれ口を叩きながらも、しっかりと見送った他、Season21ではサルウィンから追放された亀山に再び警視庁特命係に復職するよう持ちかけ、自らも甲斐峯秋に土下座してまで頼み込み、彼の復職を後押ししている。本人曰く「親切でやったわけではない」らしいが…。

どう見てもツンデレ。言い換えれば、亀山とは『同族嫌悪』と言うことであろう。


右京のことは「警部さん」と呼んでいたが、後に「警部殿」「杉下警部」と呼ぶようになった。

シーズン初期は特命係に何かとつっかかり対抗意識を燃やしていたが、最近では特命係になんだかんだ言いながらも協力する場面も増えており、中でも第二の相棒・神戸尊の登場からは特に増えてきている。

また、右京のことを「意味のない捜査は絶対にしない人だ」と岩月に話したこともあり、内心では右京や特命係に対して一定の信頼を置いていることが窺える。

さらに、割と言動において影響を受けているようで、Season12第18話では明らかに意識した喋り方をしていた。

Season15第2話にて所轄時代から捜査関連における調書を事細かに書く事が判明し、

「アイツは真面目にやり過ぎるから出世出来ない」と角田に言われるも、

「執念深い刑事が一人居ましてね」と右京は話し、その調書が事件解決の糸口に繋がった。

相棒世界における最古参者同士の信頼が垣間見えた瞬間でもあった。


神戸に対しては階級が上のためか右京と同じく敬語で接しているが、一方で陰険な行動も目立ち、影では神戸のことは「ソン」と呼んでいる。


第三の相棒・甲斐享に対しては、警察庁次長の息子とあって当初は「お坊ちゃま」と呼んでいたが、ほどなく「カイト」呼ばわりになる。


法務省から出向していた冠城亘に対しては(特命係に赴いたはいいが、肝心の部屋の主が不在であり暇を持て余した現状に対する)皮肉を込めて「お客様」と呼び慇懃無礼に接していたが、冠城が巡査階級で警視庁入庁を果たした際には呼び名が「冠城」に代わり、「(警察官としての階級は)どうせ追い抜かれるだろうからそれまでは徹底的にいびってやる」と粗暴な言動を取るようになった(Season15第2話)。


Season15から登場した益子桑栄とは(亀山、大木・小松コンビと同じく)同期であり、彼とは懇意にしているため大々的に動けない場面でも鑑識課を動かす事も出来る。


また、誰かに噂をされると背中が痒くなったり、特命係の存在を「匂い」で探知したりと不思議な癖・体質をいくつも持っている。

ちなみに、特命係の存在はマジックミラー越しでもわかるらしく、特命係に対してマジックミラー越しに凄みを利かせたこともある(亀山には「バカだなコイツ」と呆れられている)。


その他

杉下警部・内村刑事部長・中園参事官と並び「開始当初(特にプレシーズン初回)から一貫して登場し続けている」数少ない登場人物でもある。特に「トリオ・ザ・捜一」の中では唯一「そっくりさん」が登場していないのは特筆に値すると言えよう(そもそも三浦・芹沢・米沢の様に「初期にはその演者が他の人物を演じていた」り、逆に衣笠藤治の様に「劇中では同一人物であるはずがある日を境に全くの別人の如く変化してしまう」ケースが多い。ただし「演者が鬼籍に入ったため代役が立てられた」衣笠副総監のケースは特異なケースでもあり、大木刑事の様に「ある日突然いなくなった」事にされたり、瀬戸内米蔵や風間楓子の様に準レギュラーと言うには頻度が少ないゲストキャラに至っては「その後の処遇が語られないまま消息不明」というケースも少なくない)。


強面でやや短気気味の性格のせいか、女性にモテていない模様。そのため、『トリオ・ザ・捜一』で唯一、妻や彼女がいない(ただし演じる川原自身は既婚者である)。

そればかりか伊丹が惚れ込んでいた英会話講師が検挙された際には「警部殿〜、先生はどのような罰を受けるのでしょうか?」と右京に泣きついた事すらあった(Season2第5話)。

ある事件では右京共々女性に対してデリカシーのない発言や行動を繰り返してしまい、芹沢から「女心わからないブラザーズ」等と呼ばれてしまっている。

そうは言っても、本編の裏では婚活に精を出しているらしく、スピンオフ「裏相棒」では、パートナーを紹介してくれる結婚紹介所とおぼしき場所(実際は電話番号が書かれたメモ用紙を取り違えていたため、所用で特命係が赴いた某中学校)に電話をかけていた(最終夜。ちなみに「伊丹がかけようとした結婚相談所の電話番号が書かれたメモ」は、たまたま寸法が同じだった「本来の用件に必要な電話番号が書かれたメモ」を探していた米沢が拾っている)。

そして、Season18では、紆余曲折を経て遂にお見合いで知り合った女性とデートをするまでの仲に発展することに成功しており、今後の進展が注目されている。

ちなみにタイプは「ちょっと叱ってくれる系」とのことだが、美女にめっぽう弱く、積極的に接するところを亀山にからかわれたりしていた(先述の「裏相棒」でも、件のメモを発見した伊丹に感謝しつつ嬉々としてその場を後にした米沢を見て全てを悟った伊丹は「最初は『どっかで聴いた声』だと訝しがりつつも、電話越しにいたであろう亀山に『自身の女性の好み』を長々と話した挙句、しかも『本来の用件』で来ていた特命係の根回しで通話が録音されてしまった」事にショックを受け、その場でヘロヘロと倒れ込み気を失ってしまった)。

また、女性だけでなく子供の相手も苦手としているようだ。

また、後年伊丹らの班に配属された女性刑事出雲麗音に関しても扱いに困っている節があり、回によって対応が違うことがある。


「催眠術は単純な奴ほどかかりやすい」と事前の振りがあったにもかかわらず、右京が軽度の催眠術を行っていとも簡単に引っ掛かり不思議な踊りをした事がある一方、米沢・芹沢・三浦が餌食となった「匂いを嗅ぐと前後の記憶を失う謎の小瓶」には何の効果も現れなかった。


三浦や芹沢同様、重要な物証になる証拠物件や証言などを見過ごしてしまいがちで、期せずして特命係の捜査の引き立て役になってしまっている(テレビ的な)場面が多い。また、きちんと推理したのにもかかわらず、先に特命係が解いているということもあった。

基本的に捜査や取り調べは強面でかつ強引に行っており、強情な犯人に対して机を叩いたりするのは日常茶飯事。その一方で、聴取中の参考人に暴れられたり、心臓発作を起こされた時にたじろぐなど、臆病で打たれ弱い面もある。

流行の事象や人物に疎く、事件関係者が有名人である場合でも気付かず、よく芹沢や米沢から突っ込まれている。


剣道が得意で、亀山を打ち負かしているが、師匠が殺害された事件に右京が興味本位に首を突っ込んだ時は不快感を露にしていた。


スマホアプリという言葉すら分からない、典型的な機械音痴であった(劇場版4作目では「怪しげなUSBメモリを不用意に差してしまう」という、青木に見つかれば嘲笑もののミスまでやらかしていた)が、Season15ではとうとうスマホデビューを果たした(そしてSeason21で出戻りとなった亀山とも早くも「番号交換」をしている事が示唆された際には古参のファン達から「やっぱりイタミンはイタミンだ」などと安心されていた)。


2013年の春に岩月彬を演じる田中圭とのダブル主演という形で、『相棒シリーズ X DAY』というスピンオフ映画が公開された。ちなみに、演じる川原にとっても映画主演は初めてとのこと。


Season12初回にて、元同僚の三浦信輔が警部補への昇任試験に合格し、捜査一課第7係の係長抜擢後に起こった甲斐峯秋誘拐事件の際、犯行グループの1人に包丁で左足を刺され、その神経が断裂する重傷を負い、一生杖が手放せない体となってしまった。

そして、彼はそのまま刑事を辞職する事に大きなショックを受け、一人病室を飛び出し、廊下の手すりに掴まって静かに泣き崩れた。


Season14第11話に登場した女優、桜庭かなえの大ファンであり、事件関係者として彼女に直接会える事が決まった際、終始締まりのない表情をしていたり、一張羅のスーツに着替えたりするなど、

普段の彼からは全く想像出来ない程のコミカルな一面を見せた。


親戚に「柔道の60kg級の金メダリスト」がいるらしく、伊丹本人の「母方の伯父さんの、いとこのいとこのはとこの甥っ子のいとこ」との事だが、後に角田課長が指摘していた通り「法的には他人」である。


Season19第13話では登場時に「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」と何の脈絡もなく口走ってしまったために、リアルタイムで観ていた視聴者達から「ハクション大魔王」とツッコまれてしまった。


口癖

「特命係の亀山~!」

「相棒」を代表する掛け合いの一つとして「イタミンと言えばこの台詞」という方も多いであろう。これに亀山が「特命係は余計だっつってんだろ!」や「いちいち特命係って付けんじゃねえ」と返すのが定番だったが、浅倉禄郎が火葬された際に亀山が浅倉の件で落ち込んでいるにもかかわらず場の空気や状況を考えずにいつも通りこの台詞で呼びかけてしまい、亀山から殴られたこともある。


ちなみにシリーズ後期からは亀山もこの台詞に対して余裕を持って構えるようになっており、

逆に「捜査一課の伊丹~!」「特命係でない伊丹」、ひどい時には「畳」、さらに話の流れからSeason2第5話では亀山から「地方公務員の伊丹くん」などと返された(これは婚活パーティーにいた伊丹が自身を「地方公務員」と名乗った事によるもの。実際、警視庁の警察官は国家公務員ではなく地方公務員なので嘘は言ってない)り、Season21第8話では窮地に追い込まれた伊丹に亀山が助け舟を出そうと「査問委員会にかけられる崖っぷちの伊丹〜!」と煽る(さらにいつもなら伊丹の方が亀山に向かって言いそうな「おうおう、いつも通りそうやって辛気くさい面してろバカ野郎!」という檄を亀山の方から飛ばすなど、いつものパワーバランスがすっかり逆転していた)。


「運転免許試験場の亀山〜!」

「特命係の"島根県の県庁所在地は"松山さんよぉ!」(ちなみに「島根県の〜」の部分は早口で言っている

「健康ランド会員の亀山~!」

「かめや~まぬけ!」

「コラ!亀!」

など、そのバリエーションは多岐に渡る。


変則パターンとしては美和子に対して、結婚前は「特命係の亀山〜…の同棲相手の記者さん」

、結婚後は「特命係の亀山〜…の嫁」だの「亀山夫人」だの「亀子」だの、あるいは旦那とひと括りで「特命係の亀山〜…夫婦」と呼んだ事すらあり、彼女からは「いやみさん」と呼ばれた。


ちなみに携帯には亀山の電話番号を「特亀」と登録している(この時はガラケー時代だが、恐らくスマホに機種変→亀山が帰国した今でもその様に反映されている可能性がある)。

Season7で亀山が退職する時には、「元特命係の亀山!」と言っていたり、Season21で亀山が復職した際も「出戻り亀」だの「バ亀」だの(Season21第7話では逆に亀呼ばわりにした亀山から「カミツキガメ」と呼ばれ返された)「カメバチ」だの(Season22第3話。これについては事件現場の成り行き上、蜂の駆除業者が必要だったがあいにく大方出払っていて「2時間待ち」だと聞かされキレていた最中に右京達がやって来た事もある)と、さらにバリエーションが増えている。


他にもSeason16最終回で青木年男が特命係に左遷させられた際には芹沢と共に「特命係の青木ぃ〜!」と呼んでいた。


「(相手の肩書き)の(相手の名前)!」

亀山以外の人にも、手前に相手の肩書きを付けて呼び、次いでに名前を呼ぶのが一種の癖のようなものらしい。

「鑑識の米沢~!」「常勤顧問の宇田川さんッ!!」「特命係の青木~!」など。


「困ります、警部殿!」

右京の相棒が神戸に交代してからは舌打ちとともに右京にこのセリフを吐くことが多くなった。


関連タグの亀山~!

相棒 トリオ・ザ・捜一 女心わからないブラザーズ

亀山薫:切っても切れない仲。宿敵であり腐れ縁。

三浦信輔:元捜一の同僚

米沢守:スピンオフやCMではよく絡んでいる。

岩月彬:『相棒シリーズ X DAY』における伊丹の相棒。

益子桑栄:鑑識課所属の同期。

映す価値なし:2016元旦の芸能人格付けチェックで見事こうなった。

アポロガイスト:「仮面ライダーディケイド」に登場した際の人間体が彼のそっくりさん。

BARレモン・ハート:彼のそっくりさんが舞台となるバーの常連客の1人として連城のそっくりさんと共に登場。

岩城清次:中の人繋がり。短気で喧嘩っ早い性格などが似ている。

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