演:鈴木杏樹
概要
Season4-19「ついてない女」にて初登場した”ついてない女”。
この回だけのゲストキャラかと思われたが、その後何度かゲスト登場をした後、レギュラーキャストとなる(ゲストキャラが不定期に再登場し「実質的な準レギュラー」に近い立ち位置になっている事例も多いが、明確にゲストキャラから準レギュラーを経てレギュラーに昇格したのは彼女が最初である)。このため、亀山以降から冠城までの歴代「相棒」達とは何らかの形で面識がある。
ことごとくツキに見放された人生を送っていた、自他共に認める「ついてない女」。
夫を亡くし、暴力団幹部の愛人として身を寄せていたが、夫を死に追い込んだのがその暴力団幹部だと知って復讐を決行し、海外逃亡を図る。しかし、空港へ向かうバスの中でよりにもよって右京と出くわしてしまい、挙動や服装から事件を起こしたことを推察され、亀山との連係プレーによって逮捕されてしまった。だが殺したと思っていた幹部が「運良く」生きていたため、殺人未遂容疑で済んだ。
その後、右京や亀山の言葉で前向きな性格になり真面目に服役していたのだが、その最中に刑事の不正が発端の事件に巻き込まれ、経験を生かした大立ち回りを演じるハメになってしまう。
出所後も、外食チェーン社長の自宅で、良い給料をもらって家政婦として働いていたのだが、あまりにも“つきすぎている”自分に違和感を覚え暴走し、さまざまな騒動を引き起こす事に。
家政婦を辞めて次の働き場として、右京が「花の里」を紹介し、「花の里」二代目の女将に就任した。相棒やその恋人が次々と退場していく中、season17までは数少ない女性レギュラーといえる存在であった。
以上のような経緯から右京の事を心底信頼しており、恋慕にも近い憧れを抱いているが、信頼しすぎて若干ヤンデレっぽい発言をした事も。
その様子を見ていた冠城から右京と交際しているのではないかと疑われたが、どうやらフリーの模様。
花の里の女将になった後は、特命の事件に関わることは減ったものの、事件解決の糸口となったり、前科者故の少々怪しい行動で補導されたり、なんだかんだ大活躍することになる。
基本的に真面目な性格だが、お節介で思い込みが激しく、早とちりでおっちょこちょいなのが玉にキズ。女将になってしばらくしてからは鳴りを潜めたが、なりたての頃は注文や食材を間違えるなどのうっかりをしたことも。
その反面、波乱万丈の人生を歩んだからか、いざと言う時は(空回りすることもあるが)度胸のある行動を見せている。
その後、Season17第18~19話において、経済的に恵まれない子どもたちを利用して振り込め詐欺を行っていた詐欺グループの事件に関わったことで、子どもたちを支援する仕事に就きたいと考えるようになり、花の里の女将の仕事を辞めることとなる(これにより、花の里は再び閉店した)。
関連タグ
宮部たまき - 花の里初代女将。ただし、幸子とは直接の面識はない
青木年男 - 最初は事件関係者として登場したレギュラーキャラ同士
小出茉梨 - 小料理屋、「こてまり」の女将。花の里が再び閉店し、特命係が新たに通っている
小宮山志保 - 警視庁捜査一課9係及び特捜9に登場する女性レギュラーの一人。演者である羽田美智子が鈴木杏樹が出演していたラジオの朝の帯番組をパーソナリティを引き継いだ事から、(小出茉梨とは別の意味で)視聴者から「後釜」扱いされる事がある。なお、その番組における杏樹の「前任者」の中には榊マリコ役の沢口靖子もいる。
垣内妙子 - 警視庁捜査一課9係及び特捜9に登場する女性レギュラーの一人。幸子と同じように暴力団の世界で生きていたが、その後に出会った刑事に助けられ、今ではその刑事と同棲する仲まで発展している