曖昧さ回避
- 大勢で歌う時、先導となる一人が歌い出して調子をとること。また、それをする人を指す。音頭取り。6.に由来。
- 1.が転じて、人の先に立って物事をすること。また、それをする人を指す。
- 万歳や乾杯をする時に、率先して発声すること。2.に由来。
- 日本民謡の形式の一つ。本項にて解説。
- 4.が転じて、大勢が歌につれて踊ること。またその歌や踊りを指す。
- 雅楽での合奏の際の各管楽器の首席奏者。中でも、三管(笙・篳篥・龍笛)のうちの主管を指す。音頭(おんどう)と呼ばれる。
民謡の音頭
音頭の変遷
日本古来から歌い継がれてきた俗謡の中で、音頭取りをする独唱者に複数の唱和者が加わり、交互に歌う形式の唄を『音頭』と称した。
始めはこの独唱者、または独唱部分は、雅楽の音頭(おんどう)から転じて『音頭』と呼ばれていたが、次第に曲そのものを指す名称へと変わる。
その後に盆踊りに取り入れられ、独唱者が歌詞を歌い、踊り手がそれと掛け合いをするように囃子詞(はやしことば)を入れるのみとなった。
現在ではこの形式の曲や踊りが音頭と呼ばれるが、大正以後の新民謡の中には、上述の音頭一同形式ではないものにも『音頭』の名が付けられている。
なお『民謡』という名称は、元々明治以降に作られたドイツ語の『Volkslied』(英語のフォークソングに相当)の訳語である。
また、平安時代の田楽から派生したとされる富山県の『こきりこ節』が日本最古の民謡と言われており、それが本当ならば最古の『音頭』でもあることになる。
大正末期から昭和にかけて新民謡運動が起こり、これ以降繰り返される民謡ブームとともに盆踊りの定番となる様々な音頭が生まれる。
1966年には、当時の大ヒットアニメ『オバケのQ太郎』の主題歌から『オバQ音頭』が誕生。この曲がアニメ発の最初の音頭となる。
1979年には追随して、やはり人気アニメの『ドラえもん』から『ドラえもん音頭』が生まれ、ヒットを飛ばす。
それ以来、アニソンにも音頭形式の曲が次々と作られるようになっていく。
全国各地のご当地音頭
※記事があるもののみ記載(50音順)
アニメ・ゲーム関連の音頭
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その他の音頭
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