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フニクリ・フニクラ

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ふにくりふにくら

ルイージ・デンツァ作曲、ジュゼッペ・トゥルコ作詞のイタリア大衆歌謡。一般には民謡として認知されている。

概要

フニクリ・フニクラ(ナポリ語:Funiculì funiculà)は、イタリアナポリの大衆歌謡曲である。

作曲家のルイージ・デンツァが作曲を、ジャーナリストのジュセッペ・トゥルコが作詞を担当している。

ベスビオ火山の登山用ケーブルカー「ヴェズヴィアナ鋼索線(フニコラーレ・ヴェズヴャーナ)」のPRソングとして19世紀末に作られた、世界初のコマーシャルソングである。

歌詞はナポリ語(ナポリ方言)で書かれている。その内容は、登山鉄道とベスビオ火山を題材としつつ男性が意中の女性への熱い愛と結婚への思いを歌い上げる・・・というものである。

また、リヒャルト・シュトラウスはこの曲を古くから伝わる民謡(著作権フリー)と勘違いしてしまい、1886年にこの曲のメロディを取り入れてしまった曲(交響的幻想曲『イタリアから』(Aus Italien))を作曲してしまった。そののち、この曲を知ったデンツァが訴えて勝訴し、シュトラウスは著作権料を支払うはめになった。

余談だが、題材となったフニコラーレは1944年に起きたベスビオ火山の噴火によって破壊されたため、現在では運行を終了している。

日本におけるフニクリ・フニクラ

その親しみやすい曲構成と旋律から、日本においては原曲のみならずさまざまなアレンジがなされている。

そのもっとも有名なもののひとつである『鬼のパンツ』は、初出不明、作詞者不詳でありながら、『おかあさんといっしょ』をはじめとする子供向け教育番組で取り上げられ、一般に広く認知されている。

歌詞の内容は地域によってさまざまであるものの、どの地域においても鬼が穿(は)いているパンツの頑丈さを全面的にアピールしたものとなっている。

歌によっては、「の毛皮でできている」「鬼のお母さんが編んでくれた」「100年穿いても破れない」などの宣伝文句も盛り込まれている。

なお、『おかあさんといっしょ』と同じく教育テレビでは、ほかにも『音楽ファンタジーゆめ』にて蜘蛛が巣の上で水滴をぶつけ合うPVとともに放送されたこともある。

それ以外では、1984年放送の月曜ドラマランドの『こにくらじいさん』のCMジングルに替え歌が、バラエティ番組『さんまのからくりTV』では「ご長寿早押しクイズ」のオープニングに使われたり、『セインのファニエスト外語学院』の合唱編の課題曲で使われたほか、北大阪急行電鉄では接近放送のチャイムとして現在も使われている。

関連動画

東京フィルハーモニー交響楽団(テノール:福井敬)

ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)

日本語訳版

鬼のパンツ

エバラ「唐あげの素」CM(1999年)

スパリゾート「ハワイアンズ」CM

DARK DECEPTION

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