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ソーラン節

そーらんぶし

ソーラン節は、北海道の日本海沿岸の民謡。ニシン漁の歌として始まり、最近ではYOSAKOIソーラン祭りや南中ソーランなどでも有名。
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発祥編集

江戸時代から昭和の初期にかけて、産卵のため群がるを目当てにした漁で日本海沿岸は大いに賑わっていた。ソーラン節は、北海道日本海沿岸、春のニシン漁の際に唄われた「鰊場作業唄」の一節、「沖揚げ音頭」が分化し、独自に変化したもの。「ソーラン、ソーラン」の囃し言葉にちなんで「ソーラン節」と呼ばれるようになった。


YOSAKOIソーラン祭りについて編集

北海道大学の学生だった長谷川岳が高知県へ家族の看病のために訪れた際、本場のよさこい祭りに接しその躍動感に感動し、「こうした光景を北海道でも見られたら…」と、1991年12月、学生仲間を募り5名で「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会」を発足させ、高知県の「よさこい祭り」と北海道の「ソーラン節」を融合させた「YOSAKOIソーラン祭り」として企画・立案し、誕生。

1992年6月、道内16大学の実行委員会150名で第1回YOSAKOIソーラン祭りを開催。当初は参加10チーム、参加者1,000人、3会場という規模だった。1998年には祭りの大規模化に伴い運営主体はYOSAKOIソーラン祭り組織委員会に移行したが、メインステージである大通西8丁目会場、飛び入り参加型ステージのワオドリスクエアおよび大通公園のパレード広場については現在も企画・運営が北海道大学はじめ道内の大学生による学生実行委員会によって行われている。


全国の学校などで踊られているソーラン節編集

よさこいもソーランも関係ない地域でも、なぜか今や全国的にソーラン節を使った踊りが各種発表会やイベントにて踊られている。これの原因は、3年B組金八先生1999年放送分にてソーラン節が使われ始めたため、全国区で有名になったからと言われている。そこで使われているのは、通称南中ソーランと呼ばれる、民謡歌手の伊藤多喜雄がソーラン節をアップテンポにアレンジしたもの。稚内市立稚内南中学校の教員と生徒が考案した事が名前の由来。90年代初頭~前半に発表され、様々な大会に出たり、賞を獲得したりするに至る。その後、1998年にこの様子は映画化されるに至ったが、このソーラン節で学校が改善されていくという、事実とは異なる話の流れ(同中学校はホームページで「南中ソーランは荒れの中で生まれた」「ソーランで学校が良くなった」という説に対し、「書籍や映像で南中ソーラン誕生の歴史がドラマチックに脚色されているが、大変に厳しかった学校再生を経て、さらに学校が落ちついた時『南中ソーラン』を誕生させた」として否定している)となっていた。金八先生採用はこの脚色部分に乗っかってしまったのであろうか。


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