概要
初代は2003年に登場。
基本的なコンセプトは軽トールワゴンの発想を推し進めたもので、ムーヴをベースに車高を極力高く取り、ハイゼットカーゴのような軽バンに匹敵する1330mmの室内高を確保しつつ、タイヤを四隅に追いやって室内長も最大限確保している。このコンセプトは市場に歓迎され、「スーパーハイトールワゴン」というカテゴリーを築くこととなりスズキ・パレット→スペーシアや、ホンダ・N-BOX、三菱・ekスペース(日産・デイズルークス→ルークス)といった対抗車種も登場した。
これらの車は車高が極端に高いので、軽乗用車としては燃費も安定性もそれほど良くないが、それでもハイゼットのようなキャブオーバー車よりは格段に乗り心地もよく車内も静かで、法定速度未満で走る分には問題ない水準を確保している。
2007年に2代目にモデルチェンジされた際、助手席側のドアは親会社のトヨタがラウムやアイシスで採用した技術を応用したピラーレススライドドアとなり、乗降性が大幅に向上している。なお、運転席側は剛性確保のためヒンジドア(それでも初代から直角に近い角度まで開けることができた)だったが、こちらも2013年の3代目からスライドドアとなっている。
CMではこれを「ミラクルオープンドア」の名前で大々的に宣伝しており、「親子にピッタント」というキャッチフレーズが耳に残っている人も多いだろう。
工藤静香(標準型) - 「親子にピッタント」
CM曲に工藤がカバーした松田聖子の「SWEET MEMORIES」が起用された。
- 2代目
ユースケ・サンタマリア・小池栄子(標準型) - 「祝子育て満開」(前期)、「祝子育て全開」(後期)、「祝燃費向上」(後期)
伊藤英明・長澤まさみ(カスタム(前期)) - 「アニキのタント。」
伊藤はボクサーで長澤は伊藤の妹という設定だった。
豊川悦司(カスタム(後期)) - 「新しいねぇ」
豊川は後に3代目カスタムのCMにも出演
水嶋ヒロ(カスタム)- 「タントの男。」
オダギリジョー・林家パー子(カスタム(後期)) - 「人生カスタム」
CMでオダギリが林家ぺーに扮していた。
矢吹丈・丹下段平・白木葉子(「あしたのジョー」より)(カスタム(後期))
- 3代目
歴代CMキャラクター・キャッチコピー
初代
工藤静香(標準型) - 「親子にピッタント」
CM曲に工藤がカバーした松田聖子の「SWEET MEMORIES」が起用された。
2代目
ユースケ・サンタマリア・小池栄子(標準型) - 「祝子育て満開」(前期)、「祝子育て全開」(後期)、「祝燃費向上」(後期)
伊藤英明・長澤まさみ(カスタム(前期)) - 「アニキのタント。」
伊藤はボクサーで長澤は伊藤の妹という設定だった。
豊川悦司(カスタム(後期)) - 「新しいねぇ」
豊川は後に3代目カスタムのCMにも出演
水嶋ヒロ(カスタム(後期))- 「タントの男。」
オダギリジョー・林家パー子(カスタム(後期)) - 「人生カスタム」
CMでオダギリが林家ぺーに扮していた。
矢吹丈・丹下段平・白木葉子(「あしたのジョー」より)(カスタム(後期))
3代目
菅野美穂・青木崇高・石倉三郎(標準型(前期)) - 「幸せ満点★スモール」
後述のカスタムのCMのフォトグラファー役の菅野の家族の設定であった。
DAIGO・加藤ローサ(標準型(後期)) - 「育ち盛りの家族へ。」
DAIGOは後述のカスタムのCMにも出演
豊川悦司・綾野剛・菅野美穂(カスタム(前期))- 「KING OF SMALL」
CMは「CAR&More」の編集部スタッフの設定で、豊川がチーフエディター、綾野がエディター、菅野がフォトグラファーという設定であった。また、CMと連動してWEBマガジンが刊行された。
三浦知良(カスタム(後期)) - 「GRAND SMALL」
DAIGO(カスタム(後期))
4代目
大泉洋(MC前) - 「クルマを超えて。新時代のライフパートナー」
2022年10月以降のマイナーチェンジモデルのCMにはCMキャラクターは設定されていない。
尚、MCモデルのキャッチコピーは「OPEN JAPAN」、ファンクロスは「ひらけ、新時代アウトドア」である。
関連車種
2代目の派生車種として2009年から2014年まで販売。
こちらはヒンジドアで、シートの座り心地を重視した上級志向のモデルとなっている。
またスバルにOEM供給されて、ルクラとして2010年から2015年まで販売された。
- スバル・シフォン
2016年にルクラの後継車として登場した、3代目と4代目タントのOEM販売車。
この他にも、初代をベースにパワーソースを燃料電池としたタントFCHVも存在する。