「いい……実にいい!……エキサイティング!」
演/CV:村田充
データ
身長 | 228㎝ |
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体重 | 145㎏ |
特色・力 | 特殊な薙刀『ハルメギド』で相手を切り裂くことでアンダーワールドへの入り口を開ける |
クリーチャーデザイン | 丸山浩氏 |
概要
ゲートを絶望させることに興味を示さず、欲望のままに見境なく人間を襲う凶暴さからワイズマンによって封印(幽閉)されていたファントム。生前の宿主は内藤という名の、病的に顔色が青白い不気味な風貌の青年。
美徳を持つ人間を賞賛しつつ、『美しい心を破壊する事こそこの上ない快楽』という歪んだ嗜好を持つ猟奇的なサイコパスで事あるごとに「エキサイティング!」と呟く口癖がある。
怪人体は鳥や蜥蜴のような外見をしており、表皮は骨のような鱗でおおわれている。
武器は両端に鋭利な刃を持つ双刃の特殊な薙刀(双刃刀に近い)『ハルメギド』で切り裂いた相手のアンダーワールドに侵入する能力を持ち、その能力を用いて「美しい心」の持ち主を狙ってゲート・一般人を問わず無差別に襲いかかった。ゲートの体内で発生するファントム同様にレギオンはアンダーワールド(すなわち人格や心)そのものを破壊することができるため、襲われた人間は深い昏睡状態に陥っていた。
現実世界で使用した場合、振り回すことで空間にヒビを入れ、相手を空間に縫い付けることもできる(ヒビを入れられた空間は時間が経てば修復される)。
また、ハルメギドでの攻撃以外にも、黒い光球を放つ攻撃も得意としている。
ビーストのセイバーストライクを難なく打ち破る、ウィザードのウォーター以外の通常スタイルを圧倒するなど戦闘力は高く、ウィザードラゴン、ビーストキマイラ2体の同時攻撃でも倒しきれない程の耐久力も併せ持つ。
そもそもワイズマンが粛清ではなく幽閉に留めていたことからもレギオンの強大さが窺える(ワイズマンの目的を考えるとレギオンの行動は厄介でしかないため、あえて生かしておいたという線も考えにくい)。
その性格から幹部への忠誠心は皆無で、メデューサの事は「ワイズマンの飼い犬」と称して蔑んでいる。
自らを犠牲にしてでも人を守ろうとする操真晴人の美しい心に興味を示し、アンダーワールドに侵入して崩壊させようと目論む。アンダーワールドで破壊の限りを尽くし、さらにはウィザードラゴンを倒してウィザードライバーを破壊し、晴人の魔力を一時失わせるまでに追い込んだ。
晴人からは「気持ち悪い奴だ」と称された。
逆に仁藤攻介の事は「珍しい存在」と称すも、ファントム目当てにがっつきまくる姿から「下品」として歯牙にもかけなかった。
なお、仁藤はレギオンの嗜好を「まぁこの俺を“美しさは皆無だ”とか言ってスルーしやがるくれぇだから、かなり歪んだ美的センスの持ち主だがなぁ…」と称している(その後奈良瞬平に「それって、ある意味正しい気が…」と言われてしまった)。
その後、晴人が魔力を失ったことで奮起した仁藤を見てますます晴人に興味を示し、再び晴人の前に現れる。
変身能力を失った晴人を一方的に痛めつけるが、希望を捨てなかった晴人がインフィニティースタイルへの変身能力を得た事で形勢が逆転。自慢のハルメギドは砕かれ、何の攻撃も通用しないままウィザードに圧倒され、最後は『ドラゴンシャイニング』を喰らって唐竹割りにされ、「エキ…サイ…ティング……!!」と叫びながら爆死した。
派生作品
ウィザード覚醒という重要な役を担う強敵のため『ロストヒーローズ2』にも登場。
ウルトラ少年やモビルスーツなどのアンダーワールドを手当たり次第に破壊しまくったが、最期は原典同様『ドラゴンシャイニング』で倒された。
その後もデストロイ・キューブで強力な復活エネミーの一角として再び現れる。
余談
第29話はラストで人間態のみの登場で本格的な登場は第30話から。
演じた村田充氏は過去作『仮面ライダー響鬼』で童子役、『仮面ライダーキバ』でもチェックメイトフォーの一人・ビショップ/スワローテイルファンガイア役で出演している。
裏モチーフとして下半身に変身忍者嵐の意匠がある。また、武器の『ハルメギド』という名称はハルマゲドンの意味に同じである。
人間態の外見が実写映画版『DEATHNOTE』に登場したL(演:松山ケンイチ)に似ていると評する人も多い。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーウィザード ファントム(仮面ライダーウィザード) 滅びの美学