「家族は俺が守るんだ!」
演:川口真五
概要
『仮面ライダーウィザード』第46話より登場。
劇中で登場する最後の一般怪人であるアラクネが付け狙っていたゲート。
既婚者で、亜矢という名の妻(演:沢井美優)がおり、彼女との間に設けた新しい命の誕生と父親になる事を心待ちにするごく普通の青年であったが、ワイズマンの命を受けたメデューサに最後のゲートとして目を付けられ、その命を狙われる事となってしまう。
当初は自身が狙われていたが、その道中で肌身離さず持ち歩いていた「妊娠した妻の写真」を見られたことで、彼を絶望させるため妻と彼女が宿している子供を狙われる事となってしまう。
一時はメデューサの攻撃によって2人が死んでしまったと思い込み絶望しかけるが、ウィザードに変身した晴人によって2人が助かった事や凛子や瞬平の説得によって「家族を守る」という使命感から絶望を乗り越え4人目の魔法使いとしての素質に目覚めた。
だが、それは全て娘の暦をこの世に呼び戻すための儀式“サバト”を行う為に必要な生贄である魔法使いを生み出そうとした白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)=笛木奏の目論見通りの結果であり、その後、突如として現れた笛木の「魔法使いになれ!!」という要求を断るも、譲と同様に強引に連れ去られた後に洗脳されてしまい、晴人の前に現れ彼の前に立ちはだかる。
その後、晴人や仁藤の活躍によりサバトが阻止され人柱から解放された後は、笛木の死によって彼の支配から解放された事で正気に戻る。
しかし魔法使いとしての素質があるが為に厄介事に巻き込まれたと憤慨。「コヨミを生き返らせる為の道具にされた」と、笛木だけでなくコヨミを疫病神扱いし、嫌悪感を抱いている様である。その為、彼女の事を心配する瞬平達に苛立って助けてくれた仁藤に礼を言わなかった。
「これ以上魔法使いに関わることはない」と宣言するが、己の欲望の為に無差別に人々に襲いかかるグレムリンを目撃した事で、"自分の後ろに家族がいるから、守りたい"という思いを抱き、そんな夫の背中を押してくれる妻の言葉もあって、グレムリンの凶行を止めるべく再び戦いへと赴く事となる。
グレムリンとの決戦の後は、無事に生まれた娘と共に幸せな家庭を築いて平穏に暮らしているようだ。
また、上記の出来事以降、自身が持つ力を役立てたいという思いも抱き始めたようで、『戦国MOVIE大合戦』の様子を見る限り、0課からの要請を受けて笛木の事件の事後処理やファントム絡みの事件解決の為に他の魔法使いたちと奔走する事もある模様。
余談
演じた川口真五氏は過去に脚本家が同じ作品『仮面ライダー響鬼』でトドロキ/仮面ライダー轟鬼を演じており、仮面ライダーに変身するのは二度目となる(ディケイドの響鬼の世界のトドロキを含めれば三度目)。
偶然なのか意識されてのことなのか、轟鬼と同じ雷属性で緑の3号ライダーである。
ゲーム『ライダーレボリューション』ではこれを意識して、白い魔法使いが轟鬼にデジャブを感じるシーンがある。